時の観察者 no つぶやき

世の中嘘ばかり。何が真実なのか?

慢性疲労症候群 診断可能に?!

2010-01-07 12:56:15 | 
原因不明の激しい疲労が半年以上も続くと・・・
「慢性疲労症候群(CFS : Chronic Fatigue Syndrome)」と診断されるようだが。
CFSを症状以外で診断できる血液中のたんぱく質が、
大阪市立大の木山博資教授(解剖学)らによって発見されたようだ。
今回の発見は健康診断などに活用できそう?!

CFSには自覚症状を中心に判定するしか診断基準はなく、
血液の検査値など客観的な指標(マーカー)は今までなかったらしい。

教授らは、
5日連続の運動で極度に疲労させたラットの脳下垂体の中葉を分析。
「α‐MSH」というたんぱく質が異常に分泌されていることを突き止めた。
このとき血液中のα‐MSHの量も上昇していくようだ。
α‐MSHの分泌は通常、神経伝達物質ドーパミンが抑制しているが、
ラットでは疲労がたまるにつれ
ドーパミン産生能力が低下していたということらしい。

*** MSH (メラニン細胞刺激ホルモン,melanocyte-stimulating hormone)

CFSと診断された患者57人、
健康な30人の
血液を使い、α‐MSHの量を測定。

結果、
発症後5年未満の37人の平均値は
健康な人に比べ、約50%高かった。

一晩徹夜した人の血液を調べてもα‐MSHの量に変化はないことから、
短期間の疲労とは関係がないこともわかったようだ。

CFS患者は潜在する人も含め、国内に200万人以上いるらしい。

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しっかりした診断基準になってくれればいいのだが、
これから多くの人を調べてさらにいいものにしてもらいたいものである。
もうナマケ病とか精神的なものだとかとは言われなくなるのだろうか。