時の観察者 no つぶやき

世の中嘘ばかり。何が真実なのか?

ハチいないいない病

2009-09-02 09:53:24 | 自然/環境
8/25【ワシントン共同】-----

アメリカイリノイ大の研究チームは、
ミツバチが突然いなくなる 「蜂群崩壊症候群(CCD:Collony Collaps Disorder)」のミツバチは、
生物が生きるのに不可欠な細胞内のリボソームというタンパク質合成器官に
異常が起きている可能性が高いことを突き止め

8/24、アメリカ科学アカデミー紀要(電子版)に発表したようだ。

研究チームは、
遺伝子がどのように働いているかを調べる「DNAチップ」を用い、
CCDとされたミツバチ群と
健康なミツバチ群の
内臓の遺伝子発現状況を比較。

CCDのミツバチに高い割合でリボソームの遺伝子の働きに異常が起きていることを発見したというものだ。

これらのハチの多くが
イスラエル急性まひウイルスなどの
ウイルスに感染していることも分かった。

研究グループはウイルスだけが原因とは断定していないが、
感染によってリボソームに異常が起こり、
他の病原体や農薬、栄養不足に対する抵抗力が弱くなっている可能性があると・・・・。

9月1日 【AFP】-----

携帯電話の端末や基地局から発生する電磁波が、
ミツバチにとって脅威になる可能性があるとの研究結果を、インドPTI通信が伝えたらしい。

インド南部のケララ(Kerala)州で行われた実験で
ミツバチの個体数が激減したのは、
携帯電話会社が通信網を拡大しようと、同州全域に設置した基地局が原因であることが明らかになった。

基地局から電磁波が発生すると、
巣から出かけて花の蜜を集め、
コロニーに栄養を供給する働きバチの「ナビゲーション能力」が損なわれると、
研究を行ったSainuddin Pattazhy博士は指摘する。

巣箱の近くに携帯電話を置くと、
働きバチは巣箱に戻ることができなくなり、
巣箱には女王バチと卵だけが取り残された。

携帯電話を置いてから10日以内で、ハチのコロニーは崩壊した。

ケララ州では10万人以上が養蜂業に従事しているため、
働きバチの減少は養蜂家の生活を脅かしている。

ハチは植生を支えるのに欠かせない受粉を媒介する役割も担っている。

基地局や携帯電話の数がさらに増えれば、ミツバチは10年ほどで姿を消すかもしれないと、
Pattazhy博士は警告しているようだ。

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ミツバチがいなくなる原因は、まだまだたくさんありそうだ。
ハチがいなくなれば・・・・、人間も生きてはいけないのか???!!!

アメリカの毒…を読んで

2008-11-09 13:01:56 | 自然/環境
先日、ロレッタ・シュワルツ・ノーベル氏の
「アメリカの毒を食らう人たち」(POISONED NATION Pellution, Greed, and the Rise of Deadly Epidemics)という本を読んだ。

いくつか抜粋すると次のような内容であった。
(自分用のまとめのつもりなので、
箇条書きであり何がなんだか分かりづらいかもしれない。)


○死を招く水

塩素化炭化水素
トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン
ジェット燃料(ケロシンとベンゼン)
ジェットエンジン製造・爆弾(タングステン、砒素)

小児白血病、偏頭痛、アレルギー、喘息
骨髄異型性、再生不良性貧血
甲状腺癌、バセドウ病、神経疾患、先天異常
2004年で35州の飲料水で検出

水だけでなく、牛乳に野菜に果物にも・・・

さらに農薬の臭化メチル汚染も食物に・・・

○食品の水銀汚染

メチル水銀--メカジキ、サメ、アマダイ、オオサワラ、マグロ
胎児の脳に影響---幼児期以降に学習障害、知的障害、注意持続時間の低下

大気中の水銀汚染---石炭火力発電所
喘息

○自閉症の急増

予防接種---チメロサール(有機水銀系の保存剤)
製造コストが削減されるという理由で使用されている。
2004年 インフルエンザワクチン1億本のうち600-800万本がチメロサール不使用でしかない。
現在、自閉症とチメロサールの因果関係は科学的に立証できるに至っていない・・・が・・・被害者は大勢いる

2006年---髄膜炎、ジフテリア、破傷風のワクチンにチメロサールは使われている。

○乳がん産業

ジオキサン---シャンプー、洗顔料、化粧水、クリーム
人工タール系色素---青色2号、緑色3号など
ヘアカラー製品
パラベン---防腐剤(エストロゲン様作用)
フタル酸エステル---プラスチックの可塑剤(柔軟になる)---マニキュアや香水に・・・・

マンモグラフィーのがん発見率----実は70%
がんなのに異常なしと誤診される率----40%
陽性と診断された70-80%は誤診
マンモグラフィーの放射線照射自体ががんを引き起こすと考えている専門家も多く存在する。

この章の最後の方に書かれている何人かの専門家の言葉が印象的であった。
抜粋ではあるが記しておこうと思う。

「勝ち目のないがん戦争に勝つには」の著者---サミュエル・エプスタイン博士によれば
「30年間約束されてきたこととは逆に、私たちは、本来勝算のあった癌との闘いに負けつつあり、国立癌研究所とアメリカ癌学会は私たちを裏切ってきた」・・・・「国立癌研究所の予算は30倍に増え・・・」
「癌に金をかければかけるほど、癌に罹る。」
「全体的な癌の死亡率は、30年以上本質的に変化はない。」と語っている。

内科学と毒物学が専門の医師、ジャネット・シャーマン博士は
「癌との闘いに勝つことは、医師、科学者、製薬会社、疫学者、遺伝学者には達成できない。政府機関や大学で働いている人にも達成できない。それは疑う余地はない。ただ勝つことができる人がいるとすれば、有害化学物質や放射線、内分泌かく乱物質などによる世界規模の環境汚染によって生物の健康が損なわれているという因果関係を理解出来る者であろう。」と述べている。

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50年ほど前に書かれたレイチェル・カーソン氏の「沈黙の春」に似た衝撃的な内容の本であった。
アメリカで起きていることは、10-20年後には日本でも起こる。とよく言われているが・・・・
起こるというより、気づくと言った方が正しいかもしれないのだが・・・。

一部の人が、そのことを知っている、気づいているにも関わらず、黙っている? というより、主張しても無視されているのだろう。
そして結局問題が表面化するまで待つことになる。
ほとんどの人が気づくまで・・・。
というよりマスメディアが騒ぎ出すまで、と言った方が正しいかもしれない。
そのときは、多くの被害者が出ていて隠せない状態ということであろう。

これまで人間は、地球上の自然を次から次へと破壊してきた。
そしてその反動が現在の様々な問題へと連なっている。
地球が自己回復できない状態になる前になんとかしなければ、
地球という惑星が病気で死んでしまうかもしれない。
今はその瀬戸際なのかもしれない。
まさに地球にとって、人間こそが発癌因子といえるのではないだろうか。

多くの人の心が変わらないかぎり、
永遠に環境を汚染し続ける状態は変わることはないだろう。
1人でも多くの人が長く生きるには、
心、思考のチェンジが必要だと思うのだが・・・・
Yes we can といって心ではもしかして No we can't!
今の生活を変えられるか、
それとも言葉だけか、
果たして、実行に移すことができる人は
どのくらいいるのだろう・・・
120/51

バクテリアは女性を好む?!

2008-11-04 13:22:48 | 自然/環境
アメリカ科学アカデミーのオンライン版11/3より
新しい調査で、女性は男性に比べてより多くの種類のバクテリアを持っていることが明らかになったらしい。

「本当に驚いたのは、個々人による違いもさることながら、同じ人の手でも左右異なることです」 ・・・
とコロラド大・生化学准教授は述べているようだ。

研究は、
51人の大学生の手掌----102本
バクテリアDNAを検出する新しい非常に詳細なシステムを使用してテスト。

結果
4,742種のバクテリアを確認。
それのうちの5種類はどの人の手掌にも存在。
平均は、150種。
左右で同じバクテリアを持つ率は---17%

女性の方が男性より多くの種のバクテリアを検出。

研究者は、女性がなぜ男性よりバクテリアの多様性があるのか、詳細についてはよく分からないとしているが・・・

皮膚の酸性度の違い・・・。
男性は一般に、女性より酸性であることが関係しているのでは?? と・・・
汗腺による違いや脂腺が男女で異なるとか・・・
化粧品を使用する頻度・・・
皮膚の厚さやホルモン生産の違いなどが考えられるようだ。

左右差については
脂の生産の違い、塩分や湿気の違いからくるものであろう・・・と

研究者は
「大多数のバクテリアは、無害であるか有益で、病原体は少数派である」と・・・。
また、普通に手を洗う重要性を強調してはいるようだが・・・
洗ってもすぐバクテリアはコロニーを再構築し、そう簡単には取り除くことはできないということらしい。

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非常に面白い研究だが・・・・
51人だけでは、なんとも言えないような感じもする。

より多くの、そしてあやゆる年齢層や人種も調査すると、
かなり面白い結果が出そうである。

バクテリアを厄介な存在と見るのではなく、
もっとしっかり役割も調べてもらえると面白いはずだ。

完全に滅菌し退治することはせず、
共栄共存を目指し、お互い有益な状態を保てば、
いい存在に思えるのだが・・・。
131/49

気候変動により病気が蔓延?!

2008-10-08 10:32:41 | 自然/環境
スペイン,バルセロナ,ロイター発

野生生物保護協会(Wildlife Conservation Society)が10/7、
気候変動により致死的な病気が蔓延するのではないかと・・・
発表したらしい。

アメリカのブロンクス動物園を中心として世界60の国で、
野生生物の健康をモニターすることで
地球温暖化により、どれほどの病原体が広まっているのか・・・
早期警戒のために活動しているようだ。

そして、「致命的な12」をあげている。
鳥インフルエンザ --- avian flu
ダニ媒介のバベシア症 --- tick-borne babesia
コレラ --- cholera
エボラ --- Ebola
寄生虫 --- parasites
伝染病 --- plague
ライム病 --- Lyme disease
藻類の赤潮 --- red tides of algal blooms
リフトバレー熱 --- Rift Valley fever
眠り病 --- sleeping sickness
結核 --- tuberculosis
黄熱 --- yellow fever

「マイナーな障害にさえ、気候変動によって野生動物を病気にしたり伝染させているかもしれない。」
「通常『気候変動』といえば、温暖化することで極や高山の氷が溶け、海面が上昇し、沿岸の都市と国を脅かすというイメージがある・・・
しかし降水量の変動などにより、危険な病原体の分布を変えていることにもなっている。」
「野生生物のモニタリングは、どこでそれが起こっているのか・・・、それらについて早めに予測し対策計画を準備したりするのを助けるだろう。」と・・・・と関係者は述べているようだ。

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気候変動の影響を受けているのは人間だけでなく、様々な生物に及んでいる。
そのほとんどの生物には、まったく責任はないだずだ。
悪いのは人間種だけである。
先進諸国が特に・・・・責任があるように思う。

自然としっかりと共存している野生動物でさえ、
様々な病気に遭遇し、
その命を落として、
人間に対して警告を発しているというのに・・・
人間は、何をしているのだろうか。

CO2削減と言っているが・・・
削減というよりも、増加する速度をほんの少し下げようというくらいのもの・・・・
しかも、それでさえも実効できずにいる。

エコエコと騒いでいはいるが、
実際には、エコになっていない。

生物が健康を保つには、
水、空気、食物がしっかりとしていなくてはならない。

現在、そのどれをとっても
汚染だらけである。

病原体は、どんどん進化し、手ごわくなってきているのに対し、
人間の免疫力は、どんどん低下してきている。

戦う前から、負けが見えているように感じるのだが・・・・

宇宙から見た植物プランクトン

2008-08-14 10:03:43 | 自然/環境
National Geographic News
August 12, 2008
植物プランクトンは非常に小さな海洋生物である.
しかし、一団となって集まると、その渦は宇宙から観測できるようだ。

8/7、テラ衛星から、北海道の東方沖で異常発生した植物プランクトンの様子を撮影。

単細胞生物の植物プランクトンは、日光を利用して二酸化炭素と栄養素を変換し、新しい有機化合物を生成。

異常発生が起きた水域は、光合成で使用される葉緑素などの色素により緑色へと染まるようだ。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2008081302

プランクトンの大量発生といえば。赤潮を連想するが・・・
プランクトン・・・といっても、様々な種類があるようだ。
そもそもプランクトンは、浮遊生物、水中を漂って生活する生物のこと。 ケイソウ、小型甲殻類、クラゲ、魚類の幼生など、様々な分類群に属する生物を含むようだ。 一般に光合成を行なうものを植物プランクトン、摂食によるものを動物プランクトンというらしい。
プランクトンの種類によって色が違うということだ。
色の違いから赤潮、白潮、緑潮、青粉なるのものがあるようだ。
また赤といっても、オレンジ色、赤色、赤褐色、茶褐色と様々らしい。

赤潮に対して青潮なるものもある。
これは、海水に含まれる硫黄がコロイド化し、海水が白濁する現象。
赤潮とはメカニズムが違うようである。

植物プランクトンもCO2を削減する大きな要素であるようだが・・・
何事も適度がいいのであって、異常やら大量といったものはあまり歓迎されるものではないように思う。
144/79

大阪・寝屋川で謎の健康被害

2008-08-01 11:45:01 | 自然/環境
大阪府寝屋川市の太秦地区周辺で、のどの痛みや湿疹、頭痛といった健康被害を訴える住民が相次いでいるらしい。
廃プラスチックのリサイクル施設から排出される化学物質が原因ではないかと・・・。
住民は操業停止などを求めて平成17年に提訴したが、このうち1カ所を運営する市側は健康被害との因果関係を否定しているようだ。
訴訟は6/12に結審したが、判決は9/18に言い渡される・・・

問題となっている施設の一つは、
寝屋川市と周辺の枚方、四條畷、交野の4市でつくる「北河内4市リサイクル施設組合」が運営
「リサイクルプラザかざぐるま」(2008年2月操業)--- 廃プラの異物を取り除き圧縮、梱包している。
もう一つは民間会社「リサイクル・アンド・イコール」の工場(2005年5月操業)、
 --- 自治体から受け入れた廃プラを溶解しリサイクル製品の原料に加工している。

健康被害はリ社工場の操業後から生じるようになり、住民らは2005年8月に大阪地裁に提訴。
「工場周辺から多種多様な有害化学物質が検出されており、住民の健康に危害を及ぼす可能性がある」と主張、
両施設の操業停止を求めた。

訴訟では、
東京大大学院の環境システム学教授が、2006年6月に行った調査-
太秦地区の大気中から発がん性のあるベンゼンが国の環境基準値の2.6倍。
岡山大の環境医学教授も、
2006年に住民600人を対象に行った調査の結果、
工場から700m以内の住民は
「目がかゆい」と訴える人--- 40%、
「のどに痛みがある」という人--- 35%、
工場に近い住民ほど健康被害を訴える率が高くなっていることを明らかにしたようだ。

環境NGO代表は
「住民がこれだけ苦しんでいる現状を行政はどうして直視してくれないのか」

原告側代理人の弁護士は
「水俣病など後になって公害と判明した環境汚染を、日本人はいくつも経験してきた。原因を見極め、住民の健康や幸せを守るのが本来の行政の役割ではないのか」
と訴えているらしい。

一方、被告の寝屋川市側も独自に大気調査を実施。
ベンゼンなど11の化学物質がいずれも国の基準値や指針値を下回ったとして、施設と健康被害との因果関係をあらためて否定したようだ。

市環境部の部長は
「住民の不安を払拭するため、できる限りのことはやった。これ以上何をしたらいいというのか」
と話しているらしい。

過去に廃棄物処理工場と健康被害との因果関係が認められたは、東京都杉並区の「杉並病」がある。
1996年の不燃ごみ処理施設の操業以降、周辺で健康被害を訴える住民が続出。
都は当初、硫化水素による一過性の被害としたが、国の公害等調整委員会が2002年、原因は施設から排出された化学物質との裁定を下し、都は損害賠償を行っている。

しかし市環境部の部長は
「杉並では不燃物やガスボンベなど、混ぜたら危険とされるものも一緒に圧縮していたが、寝屋川では廃プラしか扱っていない。杉並と同じ健康被害は起こりえない」と述べているようだ。


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またしても、お役人 対 住民 の熾烈な争いようだ。
訴えられた行政側の人間は、廃プラ工場の隣に移り住んだらどうだろうか。
そして、自分自身が実験台となり、問題があるのかないのかを把握すべきであると思う。

いくら国の定めている基準以下であったとしても、
住民が被害を訴えている以上、
その基準が間違っている!!! というくらいの力量のある人物は現れないのだろうか・・・

今の程度の低い医学では、因果関係など分かるはずもない。
水俣病やイタイイタイ病などのときもそうであったように・・・

人間の作った法律、規則、基準ほど、不自然なものはない。
人間の感覚の方こそ、自然の法則に従っているように感じるのだが・・・・
163/86 150/47

光化学オキシダント

2008-07-31 10:46:39 | 自然/環境
そらまめ君--- 環境省が管理している 大気汚染物質広域監視システム である。

ここ数日、わが町の市役所に設置されているそらまめ君が注意報寸前の値までになってきているようだ。
毎日、30度以上の猛暑。
うだるような暑さに加えて、空気中には光化学オキシダントも漂っているようだ。
今のところ、午後の発生が多い。
夕方には雷に雨で、なんとか空気を浄化できているように思うのだが・・・
用心した方がよさそうである。

光化学スモッグ、人体に対する影響----
目がチカチカする、異物感、流涙、痛み。
喉の痛み、咳など。
皮膚の発赤。
特にひどいと・・・
呼吸が苦しい。
手足のしびれ。
めまい・頭痛・発熱。
などが起こり、さらに意識障害や嘔吐する場合もある。

有害なガス成分は市販のマスクなどでは除去しにくいため、光化学スモッグ注意報や警報が発令されたならば、窓を閉め外出を控えることがいいようだ。
有害物質を含むエアロゾルが洗濯物などに付着する可能性があるため、注意報などが発令された場合は、外に洗濯物を干さない方が良いらしい。

しかし、外にでないわけにはいかない人は、帰宅したら、洗眼やうがいをし、シャワーを浴びる。
もし、何かしらの症状が出た場合は、洗浄した後清浄な空気の室内で安静にしていれば症状は消失するようだが・・・
症状が重そうな人はやはり病院での処置が必要とのこと。

外にいて少しでも、調子が悪くなるようだったら、早めの対策が必要である。
自分の体の具合を日ごろからよく観察すること・・・
自身の体力を過信しない・・・
適切な情報を得るように心がける・・・
ということが予防になるだろうか。
102/51

鳥インフル--実は強毒性

2008-04-29 17:15:01 | 自然/環境
昨日、ハクチョウの鳥インフルエンザの報道があった。

鳥インフルエンザでも、それほど強くない亜型の低病原性だと・・・

しかし、1日経ってみると・・・
動物衛生研究所の検査で、このウイルスが鳥などが感染すると死ぬ可能性が高い高病原性の「H5N1型」だと発表したようだ。

ハクチョウから検出したウイルスを培養して鶏に接種する実験で、
8羽中7羽が1日以内に死亡したらしい

さらに検査をしてH5N1型と断定したようだ。

いったいどうなっているのだろう・・・
かなりいい加減な検査?!報道!?

としか言いようがない。

これがもし養鶏場で発生となれば、色々な措置をすぐとらなければならないはずだった。
今回は野生の鳥から見つかったということでさらに周辺の調査ということになるくらいか・・・・

もっと簡易な検査方法はないものだろうか。
数時間で分かるような・・・・
74/45

中国大陸からの「越境汚染」 米にまで影響?

2008-03-21 10:37:52 | 自然/環境
中国大陸からの大気によって光化学オキシダントの濃度が上昇する「越境汚染」問題で、
日本海沿岸部のある地点のコメの収量を調べたところ、
内陸部との比較で約1割少なくなっているとする研究結果を、
農業環境技術研究所(茨城県つくば市)が3/20、
山口県で開かれた日本農業気象学会で発表したようだ。

近年、光化学オキシダントが高濃度で観測されているようだが・・・
農作物の収量減少に関連づけた研究は今までに発表されてはいなかった。
実際に濃度と収量の関連が裏付けられたのは初めてということらしい。

研究は、
品種と肥料水準は同一の米において
日本海沿岸部の1地点と
約30km内陸に入った1地点で
1980年からの収量データを比較。

両地点の近くで測定された光化学オキシダントの5~9月の平均濃度、
2001~2005年の平均で
沿岸地点---0.045ppm、
内陸地点---0.031ppm

濃度は沿岸、内陸ともに上昇。
沿岸では1996~2005年にかけて毎年、内陸部の2倍にあたる0.001ppm高くなっていたらしい。

両地点の玄米の1平方メートル当たりの収量は、
沿岸
1980~1996年----平均588g
1997~2005年----平均560g

内陸
1980~1996年----平均577g
1997~2005年----平均609g

1980年代は沿岸の方が内陸よりも多かった収量が、1990年代半ばから逆転し始め、2000年以降は内陸が沿岸を常に上回ったようだ。

沿岸では、内陸と異なり、夜になっても光化学オキシダント濃度が下がらなかった。
夜間に海からオゾンが流れ込み、昼間の高濃度を保ったとみられているようだ。

東大農学部教授によると、
「収量が減るのは、光化学オキシダントの主成分であるオゾンが植物の葉の中に入り、光合成作用を妨げるため。」ということらしい。

農作物への影響について、
中国の研究者らは
「2020年には濃度が0.055ppmを超え、大豆、トウモロコシ、小麦の収量が40~60%減少する」と推定しているようだ。

近年、CO2削減ということでバイオ燃料が注目され始め、穀物全体の価格が高騰してきている上に、
全体の収穫量が減ってきてしまったら・・・
燃料への転化どころではなくなってきてしまう。
地球気温変動の影響は様々なところへ出始めているようだ。

宇宙を航行する「地球号」の未来はいったいどうなるのやら・・・
150/53

赤い川 中国

2008-02-26 16:52:01 | 自然/環境
楚天都市報によると、
長江の支流の漢江の水が赤く濁ったようだ。

この川から水道水を供給している下流の湖北省潜江市、監利県で
取水ができなくなったらしい。

監利県新溝鎮の水道局長によれば・・・
2/24日午後4時ごろ、取水地点の水が赤濁し大量の泡が浮かんでいるのを発見。
水質が基準に適合しないため、取水を中止。

このため、住民6万人が水道を使えなくなり、学校も休校になったようだ。

潜江市でも水道用の取水を停止。
住民20万人に影響が出ているらしい。

最初に汚染が確認されたのは、興隆河、田関河。
水道局が調べたところ、問題の水は漢江から興隆水門を通じて流れ込んでいた。

汚染源はまだ不明。
考えられている原因としては、長期間にわたり寒い日が続き、2/23ごろから気温が上昇したので、漢江中で急速に腐敗が進んだというもののようだ。

漢江からの汚染された水は農業にも影響を及ぼしているようだ。
緊急措置として地下水をくみ上げはじめたが、水質とコストの問題で長期間の使用はできないらしい。

中国では今年の1月にも水汚染が発生している。
浙江省・上虞市では、近くの工業団地の化学工場が汚染された水を下水に排出、そのまま川に流れ込んだことが判明しているようだ。

赤く染まる水といえば、赤潮を思い浮かべる。
赤潮は、プランクトンの異常増殖により海や川、運河、湖沼等が変色する現象。
水が赤く染まることが多いため「赤潮」と呼ばれている。
しかし、水の色は色々ある。
原因となるプランクトンの色素によって、
オレンジ色、赤色、赤褐色、茶褐色等があるらしい。

赤潮の他に、白潮、緑潮なんてものもあるようだ。

日本でも高度成長期に、赤潮がけっこう頻繁に発生していた記憶があるが・・・
その対策をしてきたせいか、最近ではあまりニュースになっていないように思う。

川の汚れは、海の汚れとなり、そのうちまた陸へ汚染がやってくる。
中国の農業の衰退は、日本にもかなり影響しそうなので、
早く対策をとってもらいたいものである。
94/45