時の観察者 no つぶやき

世の中嘘ばかり。何が真実なのか?

断食繰り返すと長生きに?

2008-12-15 17:08:07 | 科学
一時的に栄養を与えない“断食状態”を繰り返すと・・・
線虫の寿命が延びる!!!というメカニズムを、
京都大の西田教授らのチームが遺伝子レベルで解明し、
12/15のイギリス科学誌「ネイチャー」に発表したらしい。

Rhebというタンパク質がインスリンに似た物質を活性化して代謝を変化させ、寿命を制御していたようだ。

線虫だけでなく、ラットなど哺乳類も
食事を制限すると老化が遅れるようだが・・・
詳しい仕組みは謎のままのらしい。

教授は
「人の寿命が決まる仕組みや動物の冬眠などにも、同じタンパク質が関係しているかもしれない」
と話しているようだ。

線虫が食べる大腸菌を2日間隔で与えると、
毎日食べる線虫と比べ、
平均24日だった寿命が、
36日~40日へ延びるのを確認したというらしい。

詳しく調べてみたところ、
Rhebが働いて老化抑制や代謝調節にかかわる複数の遺伝子のスイッチを入れていたようだ。

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以前テレビで・・・、
サルの実験で、
より少ない量を食べている方が若々しく見えるというのを見たことがある。

肥満の人と痩せ細った人とで、どのくらい寿命が違うのか??!!なんていう統計もしてみると何か面白い結果が得られるかもしれない。ということだろうか?
93/50

太陽風、ここ50年間で最弱

2008-09-28 11:12:43 | 科学
アメリカ航空宇宙局(NASA)が9/23、
太陽風が、ここ50年間で最も弱いレベルに低下したと発表したらしい。

---太陽風(たいようふう)---
太陽から吹き出す極めて高温で電離した粒子(プラズマ)。
毎秒100万トンもの質量が太陽から放射されている。
太陽風が地球の公転軌道に達するときの速さは約300~900km/s、平均約450km/s。
温度は106Kに達する。
地球磁場に影響を与え、オーロラの発生の原因の一つ。
高速の太陽風は、コロナホールや太陽フレアに伴って放出されていると考えられている。

太陽風は、現在探査機『ユリシーズ』の太陽風検出器『SWOOPS』によって観測されている。

ユリシーズ (Ulysses) とは太陽の全緯度領域を調査する為に設計された無人探査機。
1990年10/6にスペースシャトル・ディスカバリーで打ち上げられ、
1994年~1995年、太陽の北極圏を観測。
2000年~2001年、太陽の南極圏を観測。
2007年~2008年、3度目の太陽極圏観測を行うために2009年3月までミッション延長。

太陽風の弱まりは1990年代中ごろに始まったようだ。
太陽風が弱くなると太陽系外からの銀河宇宙放射線の流入量が多くなるらしい。
銀河宇宙線のエネルギーは強大で、直接生命の細胞に当たれば、細胞はひとたまりもなく破壊されてしまうようだ。
だから太陽風は、地球を守っているとも・・・。

科学者たちは、原因や結果について正確には分からないようだ。

ユリシーズ計画の科学者、Arik Posner氏は、記者会見で・・・
「太陽風の観測は、宇宙時代の初期-60年代初めから現在までしか行なわれていないのだが、この期間においてはこれは特異な現象だ。だが、百年や千年単位で見て、この現象がどの程度珍しいことなのかは、誰にもわからない。それほど昔までさかのぼれるデータはない」

2008年8月はこの100年間で初めて、黒点が1つも生成されずに終わった月になったらしい。

通常、太陽活動は11年ごとに減少し、ゼロに近くなるが、新しいサイクルが始まると黒点は多くなる。
今年1月からサイクル24に入ったが、黒点が少ない時期が異例なほど長く続いていたようだ。
「1カ月にわたって黒点がゼロ」という同じ現象が最後に確認されているのは1913年6月だけらしい。
過去1000年間においては、このような時期はマウンダー極小期など3回あったとされている。
どれも小氷期と呼ばれる寒冷期だったようだ。

2005年に「太陽活動が今後急速に低下する」と予測した研究者がいたが、批判が多く論文は掲載されなかったという話もあるらしい。

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基本的に宇宙に関しては、分からないことばかりのようだ。
もっと手軽に宇宙に出かけられる乗り物を開発でもしない限り、
仮定の理論しか出てこないだろう。

地球温暖化、気候変動などと騒がれていて地球全体が温暖化しないように検討しているが・・・

もし太陽からのエネルギーが格段に低くなってしまったら、温暖化どころではなく、地球全体が氷河期になってしまいそうだ。
もし大寒冷期になってしまったら、食料生産はどうなってしまうのだろう。
温暖化よりも厳しい世界になっていまうのではないだろうか。

対策は?
人工太陽でも作らなければならない時がやってくるのだろうか。
107/47

携帯電話で精子の「質」が低下

2008-09-21 13:39:17 | 科学
CNN発

通話モードの携帯電話をズボンのポケットに入れておくと、
精液中のフリーラジカルが増加し、
精子の運動量などが落ちて
精子の「質」が低下する!!!
という研究結果を、アメリカの研究者が9/18に発表したらしい。

クリーブランド・クリニックの研究チームが、
男性32人から提供を受けた精液を
それぞれ、同一人物のものを2グループに分け、
ひとつを携帯電話の近くに置いて実験を行ったというものだ。

携帯電話との距離 ---- 2.5cm
ズボンのポケットに電話機を入れてハンズフリーで通話する状態を想定。
アメリカ国内でもっともよく使われている周波数850MHzの電話機を使い、
通話モードで1時間。

結果、
人間の体内でさまざまな病気に関与するフリーラジカルの量が、
携帯電話の近くにおいた精液内で85%増加。
精子の運動性や活動力も低下。

研究者は、
「今回の実験では実際の人体とは異なり、携帯電話の電波にさらされた精液は皮膚や骨、組織などに覆われていないため、さらなる研究が必要だ」と述べているようだ。

しかし、これまでの研究で、
1日に4時間以上にわたって携帯電話を使う男性は、
この時間以下しか使わない男性に比べて、
精子の質が著しく低下することは分かっているらしい・・・・

携帯電話の電波が・・・
人体に・・・
何らかの影響を与えている・・・
可能性がある・・・・ようだ。

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携帯電話、様々な電波、電磁波など
人体にどう影響するのか、
まだよく分かっていないというのが現状のようだ。

さらに科学が進歩して、様々な観点からの研究が進めば進むほど
かなりの影響がありそうだということが解明されるのかもしれない。

とにかく、必要以上は使わない。
それに尽きるように思う。
また、エコ!?の観点においても・・・
65/44

ETは実在する?!

2008-07-25 18:36:58 | 科学
'Aliens have visited Earth' says ex-NASA astronaut Dr Edgar Mitchell
という題名のニュースが出ていた。

アメリカ航空宇宙局(NASA)の元宇宙飛行士がイギリスの音楽専門ラジオ局のインタビューで、
アメリカ政府は宇宙人の存在を隠ぺいしていると発言したらしい。

1971年に打ち上げられたアポロ14号の元乗組員Dr Edgar Mitchell、現在77歳。理学士で博士号も持っている。(Bachelor of Science and doctorate)
れっきとした科学者であるから信用度は高いと思う。

7/23の放送で、「アメリカ政府は過去60年近くにわたり宇宙人の存在を隠してきた」、
「我々飛行士のうちの何人かは一部情報について説明を受ける幸運に浴した」と説明。
宇宙人は「奇妙で小さな人々」と呼ばれているなどと語ったようだ。

"It's been well covered up by all our governments for the last 60 years or so," 
"But slowly it's leaked out,"
"Some of us have been privileged to have been briefed on some of it."
"little people who look strange to us".
"they come in peace". In fact these aliens quite resemble ET with their large eyes and heads -

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情報についての説明を受けたということのようだが・・・
実際に会ったようではなさそうである。

宇宙人、UFO、
存在する、しないは、実物を実際に見るまでは証明にならないと思うのだが・・・
少しづつでもアメリカが持っている情報をリークする人間が現れてほしいものである。

宇宙人のテクノロジーで恒星間飛行が可能ということであれば、是非その技術を授かりたいものである。
そうすれば、石油がどうのこうのでもめることもなくなるであろう。
169/52

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7/28
追記
アメリカで有名なラリー・キング・ショウ・8/2・・・UFOが題材らしい
そこにDr. Edgar Mitchellが呼ばれているようだ。
Larry King has been doing shows about UFOs, mainly, of course, focused on Roswell, various inconclusive UFO cases...
Larry King will have Dr. Edgar Mitchell on his show on August 2...
Dr. Mitchell has come out full force in favor of the truth about UFO and extraterrestrial existence...


ドイツの13歳,,天才少年!?

2008-04-19 17:39:05 | 科学
将来、地球に最接近する小惑星「アポフィス」
米航空宇宙局(NASA)が出した衝突予測は4万5000分の1

しかし、ドイツの13歳の少年が450分の1であると・・・・
NASAの計算ミスを指摘したらしい。

この少年はニコ・マルクワルト君。
ポツダム天体物理学研究所のデータを用い、実際にはNASAの計算より衝突確率がはるかに高いことを突き止めたというものだ。

欧州宇宙機関(ESA)はマルクワルト君の計算が正しいことを認めたらしい。

マルクワルト君は、
アポフィスが
2029年4月13日に地球に最接近する際、
そのころ地球を周回していると予想される40000もの人工衛星のうち1つかそれ以上とぶつかる可能性を指摘。

衝突することにより軌道変化が起き、
次に最接近する2036年に地球に直接衝突する恐れがあるという計算のようだ。

衝突時、
鉄とイリジウムでできた直径320m、重さ2000億トンもの塊が大西洋に落下すると予想。

衝突の衝撃波により巨大な津波が発生し、
大西洋沿岸地域だけでなく内陸部も破壊されるほか、巻き上げられたちりが厚い雲をつくり、空を暗くするとみている。

衝突による影響についての予想はNASAもマルクワルト君も同じらしい。

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アポフィス (99942 Apophis)
アテン群に属する地球近傍小惑星の一つ。
2004年6月に発見された。
地球軌道のすぐ外側から金星軌道付近までの楕円軌道を323日かけて公転。

アポフィスという名は古代エジプトの悪神アペプ(ギリシア語でアポピス、ラテン語でアポフィス)に由来。

アテン群またはアテン型小惑星(Aten asteroid)
地球近傍小惑星の分類の一つで、1976年にこのグループで最初に発見された小惑星(2062)アテンから名づけられた。
軌道長半径が1天文単位より小さいもの

天文単位(Astronomical unit, 記号:AUまたはau、a.u.、ua)
太陽から地球までの平均的距離が1天文単位。
1AU = 1.4959 ×10*11乗 m

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NASAの計算ミスを指摘できるとは・・・
マルクワルト君は天才だろうか!!

彼の功績により、もしかしたら多くの人の命を救うことができたといっていいのかもしれない。
衝突するかどうかは、さらに時が経たなければはっきりしないが、
可能性があると分かったということは、今から対策の準備ができようというものである。

彼の天才ぶりにさらに期待したいものである。
56/37

カーボンナノチューブは毒か?!

2008-03-10 17:22:34 | 科学
「カーボンナノチューブ」:電気製品など様々な分野への応用が期待される筒状の炭素ナノ材料(ナノは10億分の1)

しかし、人体へは影響がないのだろうか!???
カーボンナノチューブは、発がん物質のアスベストと形状が似ていると指摘されているため、アスベストの二の舞にならないよう製造、使用に関しての人体への影響を事前に調べているようだ。

ただ、実験でアスベストをマウスに吸入させても中皮腫が発生しにくいらしい。
そのため、研究チームは腹腔内に注射する方法を採用したようだ。

結果・・・「カーボンナノチューブ」を投与したマウスに中皮腫ができた・・・ようだ。
国立医薬品食品衛生研究所などが確認。
厚生労働省はナノ材料の安全対策や製造現場での予防策について報告書をまとめる方針らしい。

実験では
発がん性をより早く調べるため、がん抑制遺伝子「p53」を欠失させたマウス(生後9~11週)で
1.粒径が平均約100nm(ナノメートル)で長さの異なるカーボンナノチューブ(5nm以上のもの)、
2.アスベスト(青石綿)、
3.炭素ナノ材料で球形の「フラーレン」、
4.何も含まない溶液
の4つのグループで行った。

結果は
1.カーボンナノチューブ群 --- 84日目に初めて腹腔内に中皮腫が見つかり、その後の180日間で16匹中14匹で見つかる。
2.青石綿 --- 18匹中14匹で中皮腫、
3.フラーレン --- 中皮腫見つからず
4.溶液 --- 中皮腫見つからず

腫瘍の近くにはカーボンナノチューブや青石綿が沈着していたようだ。

研究チームはカーボンナノチューブの細長い形状やマウス体内での分解しにくさなどが影響したと分析。
東京都健康安全研究センターも正常ラットで実験し、同様の結果を得たようだ。

研究所の毒性部長(毒性学・病理学)は
「今後の製品開発では、労働者が工場内で吸い込むことなどがないよう、大量生産前の現在の段階から予防策をとることが重要だ」と述べているようだ。

名古屋市立大教授(発がん毒性)の話では・・・
「腹腔内投与という現実に起こりえない方法で評価した。そのまま人に当てはめることはできないため、製造過程でどの程度吸入する可能性があるのかを調べて、人へのリスクを評価する必要がある。」と・・・。

世に出回る前に、このような実験をするのは珍しいように思うのだが・・・
非常に大切でもある。
人類は今まで、様々な物質を作り出してきたが、
かなりの頻度で失敗も犯してきた。

これから発展進化していく中で、有望な物質だけに慎重に研究してほしいものである。
62/40

あなたのハゲ率は?

2008-01-21 16:48:09 | 科学
アメリカバイオ企業「ヘアDX」が、
将来はげるリスクを遺伝子で診断するという、
世界初の個人向け診断サービスの提供を始めたらしい。

ネットで申し込み、口内をこすっためん棒を送ると、
分析結果をサイト上で確認できるというもののようだ。

X染色体に特定の変異体があると
95%以上の確率で40歳までに壮年性脱毛症となるという理論。

この遺伝子を分析して高精度ではげるリスクを予測できるらしい。
診断料は149ドル(約1万6000円)

安いのか、高いのか分からないが、
ハゲになるのが怖い40歳以下で勇気がある人は、どうぞ!!

しかし、
もし自分が遺伝的にハゲになりやすいと分かったら…
防ぐ手段は用意されているのだろうか。
もし人に知られてしまったら…
何か問題にはならないのだろうか。

自分の子孫にはハゲで悩まないようにしたい未婚の人は、
結婚する前にこの検査を相手に受けるよう迫るのかもしれない。

ちなみに40歳を超えてハゲになっていない人は
この遺伝子の変異体はないということになるのだろうか。
69/42

グーグルが新エネルギー開発へ

2007-11-28 19:54:15 | 科学
11/27インターネット検索最大手グーグル(カリフォルニア州)が、
現存する各種発電形式のうちもっとも安価とされる石炭発電よりも
さらに安価で再生可能な代替エネルギーの開発計画を発表したようだ。

来年度だけで数千万ドル(数十億円)を投じ、
太陽熱、風力、地熱などを利用した発電でコストの劇的な削減をめざすらしい。

それと同時に、現在予想されていないような新技術!!の研究にも取り組むようだ。

石炭発電は多量の温室効果ガスを排出するものの、安価なため、世界の発電量の約4割をまかなっているということだが・・・。
新技術が開発され、既存の石炭発電が置き換えられていけば、地球温暖化防止に向けた大きな前進となる!!?。

畑違いのエネルギー分野にグーグルが進出する動機について、
グーグル自体が巨大なデータセンターの運営などで多量の電力を消費する立場にあることをあげ、
「全社的に省エネに取り組んできたものの、それだけでよしとするのは偽善だと思った」と語ったらしい。

インターネットの分野で数々の革命を起こしてきたグーグルが、エネルギー分野でも旋風を起こせるかどうか??、注目が集まっているようだ。


とうとう巨大資本が、エネルギー業界に投入されることになった!!! 
これで、石油業界がなくなる日がやってくるかもしれない!!ということに・・・なるかどうか。
また、電力会社も最終的にいらなくなるのか??!!!!
個人で安価にエネルギーを作り出せるようになれば、
地球温暖化だけでなく、宇宙にも手軽に進出できる可能性も出てくるはずだ。
是非、優秀な人材を集めてフリーエネルギーを開発していだだきたいものである。

結局、グーグルの一人勝ちの世界になってしまうのだろうか。
50/24

レアメタル

2007-07-03 09:51:15 | 科学
昨夜、NHKの番組で
レアメタルの特集をやっていた。

レアメタル(希少金属)とは?
鉄以外の非鉄金属のうち、産業上様々な理由から利用できる量が少なく、希少な金属。
利用量が少なくても高価な貴金属を除いて、産業に利用されている非鉄金属の総称。

(メジャーメタルは
鉄、銅、亜鉛、アルミニウムなど)

例えば、
リチウム ベリリウム ホウ素 チタン バナジウム クロム マンガン コバルト ニッケル ガリウム ゲルマニウム セレン ルビジウム ストロンチウム ジルコニウム ニオブ モリブデン パラジウム インジウム アンチモン テルル セシウム バリウム タンタル タングステン レニウム 白金 タリウム ビスマス

日本では、1983年より経済安全保障の理由から供給停止等の障害に備え、
国家と民間により60日分の消費量を目安に備蓄が行われているらしい。
品目対象は
ニッケル、クロム、タングステン、モリブデン、コバルト、マンガン、バナジウム。

昨夜の番組では、特にゲルマニウムについて取り上げていた。
ゲルマニウム (Germanium)・・・
読み名からすると、ドイツっぽい。
ドイツ人がドイツにある銀鉱山から発見した物質だからだそうだ。

最近では、ゲルマニウム温浴 なんてものも流行っている・・・
しかし、ゲルマニウムは、今流行りの
液晶テレビなどの画面に使われている大切なものだ。
Geにより赤色を鮮明に出せるらしい。

しかしGeもほとんど輸入に頼っている。
しかも中国。
その中国が、レアメタルの国外流出を規制し始めた。
輸出量の規制と高い輸出税をかけてきているようだ。
価格も投機の対象になり、
品物も自国の需要が出てきて・・・
と様々な要因が重なり、
日本では手に入りづらくなってきているらしい。

今まであまり価値のなかったようなものを
日本の技術力で、
高価値に変えて、
それを売りにしてきた。

手に入らなければ、今の製品の製造はストップしてしまう。
製品に価格を添加するか、代替のものにするのか。
またさらなる技術革新を迫られているということかもしれない。
145/60 115/64

女王か?働きバチか?

2007-06-26 11:30:45 | 科学
ミツバチの雌の幼虫は、
ロイヤルゼリーで育つと女王バチとなり、
はちみつや花粉で育つと働きバチになる

しかしある酵素を働かなくすると
ロイヤルゼリーでも女王バチになれない??

この違いをつかさどる酵素をアメリカのアリゾナ州立大とパーデュー大の研究チームが発見したらしい。

この酵素は「TORキナーゼ」

人間の手術に使われる免疫抑制剤「ラパマイシン」
この薬剤は、栄養状態に応じて細胞の増殖・成長を制御する機能がある。

研究チームは、
働きバチが分泌するロイヤルゼリーを与えられ、
いずれ女王バチになるはずのセイヨウミツバチの幼虫にラパマイシンを投与し、TORキナーゼの働きを抑える実験を行ったところ。

幼虫は通常の女王バチより成長が遅くなり、
成虫になった際の体重も少なく、
働きバチに特徴的な、花粉を集めるための器官「花粉かご」が後ろ脚に形成されていたようだ。

「RNA干渉」という、TORキナーゼを作る遺伝子の働きを抑える実験では、
ロイヤルゼリーで女王バチになるはずの幼虫が、完全に働きバチに成長したらしい。 

TORキナーゼを持たないハチ、酵素の働きが少ないハチは、
いくらロイヤルゼリーを食べても、
永遠に女王にはなれないということだろうか??
それとも皆同じように、持っているものなのだろうか。

突然変異で、遺伝子が変化し酵素が出来なくなったりすると
女王不在となり、
ミツバチの全滅!
なんてことになりはしないだろうか。

産むのが仕事か、蜜を集めるのが仕事かの違いで
結局は働きづめのミツバチの雌
そして出来た蜜は人間に取られ・・・・

常に感謝してハチミツをいただきたいものである。
76/44 46/34