時の観察者 no つぶやき

世の中嘘ばかり。何が真実なのか?

無線送電

2007-06-09 09:54:57 | 科学
通常、電気製品は、電気が必要であり、
動作させるには電気を供給するためのコードをつながなければならないが・・・

2メートル離れた60Wの電球を電線を使わずに光らせたり、
置くだけで携帯電話の充電ができたり・・・

「WiTricity」と呼ばれている。
これは単純な物理学を利用しているのだという。

音が空間を伝わるように、電気も・・・
音響の響きを使う代わりに、WiTricityは低周波電磁波の響き(resonance)を利用しているようだ。
送電、受電側にコイルがあり、10Mhzで共鳴させるように作られ、
電気を響きによって送るというものだ。
エネルギー効率は、40%ほどだという。

夢のような話ではあるが、
それがようやく実現しそうなところまでやってきた。

しかもこれを応用すれば、石油がいらない世界に生まれ変わるかもしれない。そうすれば、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出も気にしなくて済む。

しかし、これは新しいものでもなんでもない。
現在の送電システムを考え出したニコラ・テスラ氏(1856-1943)によって・・・
当時、長距離送電がまだ行われていなかった時代。
エジソンが直流により送電システムを構築していた時代に・・。

ところが、直流というのは、凄くロスが多い。
遠いところまで行く間に電気がなくなってしまうという感じだろうか。
そこで、長距離を送電するために直流ではなく、
交流を考え出したのがテスラ氏である。
しかも使う時は低周波数の50Hzで、送電するときは高周波数にすることでロスを防いでいる。
送電システムに関しての、「実験のエジソン」と「天才のテスラ」の対決は、
現在残っているシステムを考えれば、誰にでも分るだろう。

しかし、日本ではテスラ氏の名前はあまり知られていないのが残念である。
磁束密度の単位として残っているくらいだろうか。

テスラ氏が、交流送電を考え実現させたが、
そのときに、空気中を無線によって送電するという実験も行っている。
ある程度まで研究されていたようだが、
資金難により研究を断念せざるを得なかったようだ。
無線送電するには、送るための膨大な電気が必要になったようだが、
それを供給できる電力会社はまだ存在していなかったようだ。

もう一度、彼のような天才が現われて、技術革命を起こしてもらいたいものだ。
105/39 58/31

長寿遺伝子-Sir2-

2007-05-01 18:36:45 | 科学
昨夜NHK「未来への提言」第9回目を観た。

世界で初めて「長寿遺伝子」を発見し、
「老化メカニズム」研究の第一人者、
マサチューセッツ工科大学の
レオナルド・ガレンテ教授(54)が出演だった。

けっこう面白かった。
初めて聴く「サーツー」と思ってみていた・・・が、
ブログの4/21赤ワインのレスベラトロールの項で自分で書いていた。
すっかり忘れていた。情けない。

Sir2 遺伝子について、さらに調べようとしたのだが、
本日あまりにもやることが多く、
休みになったら、また書き足すことにして・・・
130/57

バイオガソリン

2007-04-29 18:56:36 | 科学
イソブテン: 分子式:C4H8 示性式:H2C=C(CH3)CH3

バイオ(植物)エタノール:分子式:C2H5OH

これらを混合し、バイオETBE 分子式 C2H5OC(CH3)3を作る。

---ETBT :Ethyl Tertiary-Butyl Ether エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル--

これがバイオガソリンのことらしい。

エタノールはサトウキビなどから生成されたバイオエタノール 約3%
イソブテンは石油の生成過程の副産物として得られたものを使用

地球温暖化の原因とされる大気中の「温室効果ガス」のうち、
量が多いものは
燃料の燃焼
生物の呼吸
これらから排出される二酸化炭素。これを減らせばよいということか。

カーボンニュートラル効果--「京都議定書」
植物を原料とするバイオ燃料を燃焼させた場合には、
次の世代の植物が光合成によってそれを吸収して育つため、
大気中の二酸化炭素の総量を増加させないという考え方

バイオ燃料の燃焼によって排出された二酸化炭素を温室効果ガス排出量として計上しないことなっているようだ。

地球規模で考えれば、そうなるのか?
何か、どうも、腑に落ちないような、誤魔化されたような
納得できないような、理論のように思う。

サトウキビやトウモロコシからのエタノール
ガソリンを作るときにできる余分のようなイソブチルから作ればガソリンより割安にもなるのだろうか。

どうも食べ物を燃料にするのはもったいない気もする。

石油連盟の目論見では次のような感じである

2007年 50箇所 12000KL
2008年 100箇所 16000KL
2009年1000箇所 20000KL
2010年全国展開 840000KL

果たして、本当に環境にやさしい燃料となるのか、
数年先になくなっていないことを祈りつつ・・・
98/30

ロシア恐るべし

2007-04-23 18:15:55 | 科学
科学が劇的に進化してきたこの時代に
天動説を信じている民族が、
まだいたなんて・・・・

調査はロシアの153都市で、1600人を対象

「太陽は地球の周りを回っている」天動説を信じている人---28%
「放射能に汚染された牛乳は煮沸すれば飲んでも安全」-----14%、
「人類は恐竜時代に既に出現していた」-----30%

「科学的な知識だけを信じる」-----20%
「魔法を含む何らかの超自然的な力の存在を信じている」----80%?? ってこと!?

一人いるだけでも、異常だというのに、1600人中、450人もの人が天動説を唱えるとは・・・
いったいロシアという国はどんな教育をしているのだろうか。

と思って日本を調べてみると

2004年国立天文台の研究者のアンケートでは、
小学生の4割が「太陽は地球の周りを回っている」、
3割は太陽の沈む方角を答えられないという結果が出たらしい。

世の中、16世紀まで遡ってしまいそうです!!
92/40

クローン狼も捏造?

2007-04-09 17:36:27 | 科学
韓国ソウル大の李教授らの研究チームが、チョウセンオオカミのクローンづくりに成功したとする論文について
データ捏造などの疑惑が持ち上がったらしい。
まだ調査開始したばかりなので、真偽のほどはそのうち分るであろうが・・・

ソウル大、

以前どこかで聞いたことがある。
2005年だったか。胚性幹細胞(ES細胞)研究で論文捏造が発覚したばかりである。
ES細胞とは生体外にて、理論上すべての組織に分化し無限に増殖させる事ができるため、再生医療への応用に注目されている代物である。

ソウル大、

また信用度が落ちてしまったようだ。
こうなるとソウル大から出てくる論文、全部が怪しく思えてくるから不思議なものである。

捏造をするのは、ほんの一部の人だけだと信じたい。
そうしないと、科学とは一体何だ! ということになる。

科学そのものが、捏造、偽造の上に成り立った学問ということになりかねない。

そういえば、ダーウィンの進化論。
まだ正当なものとして生き続けているのも不思議なものだ。

代理出産

2007-03-24 16:29:29 | 科学
向井さんの代理出産による親子関係に最高裁から判決が出た。

答えは、ノーになってしまった。

向井さんも旦那さんの高田さんもかなりガッカリされていることであろう。私としては、両者のファンなので、イエスの判決が出て欲しかったとも思っている。

子供が出来ない体になってから、
つらい日々が続き、
ようやく授かった子供たちである。

ドラマは2つとも観た。
最新医学により法律にない人間を作ってしまったということも
否めない。

代理出産で出来た子供を
どうするのか。早々に法律を作るべきであると感じる。

しかし、人間として、
そういう子供を世の中に送り出していいものだろうかと。
疑問も感じる。

子供のことを考えたら、
遺伝子に何か作用が起こるかもしれないようなことは
慎むべきであると私は思う。

そうでないと、
子孫に申し訳がたたない状況になってしまうかもしれない。

しかし、子供のことを考えて、
とりあえず、妥協案を考えてみる。

現代医学では、親子関係をDNAで判定できるようになった。
犯罪でも、本人確定に決定的な証拠となっている。
ということは、DNAで親子と判定できれば、
それが親子関係でいいのではないだろうか。
それ以上のことがあるだろうか。
もしかしたら嫡出かどうかよりも重要かもしれない。

代理出産で産まれた子がDNA判定でも
完全に親子が証明できれば、
戸籍でも親子にしてもいいのではないだろうか。

しかし、これは、あくまでも
今、すでに産まれてしまった子だけということにしてほしい。

代理出産、試験管ベビー(人工培養人間)、クローン人間
きついことを言うようだが、
禁止すべきだと思う。
地球人類のために・・・・

さくら

2007-03-15 09:29:14 | 科学
さくらの開花予想 はずれ?

データ投入ミスで再予想。

最初から、おかしいとおもっていたんです。
静岡が、全国トップをきって開花なんて!

早咲きの河津桜なら、全国トップになってもおかしくないんですが、
ソメイヨシノなら、やはり南の方からですよ。

しかし、いくらコンピューターが凄くても
投入するデータが間違っていたんでは、
宝の持ち腐れ。

データの投入は人の仕事。
人間はミスをするんです。

しかし、毎年あまり気にしていないというか、
あまり当てにならないというか、
桜の開花予想ですが、
いざ、ハズレ又は間違ってみると
かなり役に立っているのだと痛感しました。

なんだかんだで皆さん
当てにしているんです。

春の花見は、日本人には大切な行事なんですね。