43鞍騎乗 騎乗馬はエイプリルウインドー
この乗馬クラブの中でも、良く居眠りをする馬で有名だ。
鞍を乗せて準備している間にも、実際居眠りをしてずっこけて倒れそうになっていた。
普通野生馬は、本能として居眠りはしない。
外敵に襲われた時に、馬としての一番の武器は逃げ足の速い脚力だからだ。
人間社会で、長い間育てられてきて、その本能が欠如してしまったのだろう。
この馬は、2003年に生まれ、中央競馬では8戦3勝、獲得賞金:3661万円の成績を挙げている。
勝率は優秀で、短期でこれだけの獲得賞金はなかなかのものだが、早期に引退したのは
何かそれ以上の問題が有ったのでしょうね。
しかし、この乗馬クラブでは、初心者の体験乗馬に良く活躍している。
体験乗馬で多用されているという事は、落ち着いていてふいに突発的な動きをしないという特徴を持っているようですね。
この乗馬クラブでは、最初の頃はよく乗っていた馬だ。
何も判らない頃は乗りやすい馬だと思っていたが
しかし43鞍目の課題騎乗としては乗りこなせなかった。
騎手の扶助については、何とか反応してくれたが、速足のタイミングが合わない。
軽速歩の動作が段々ズレてくる。
特に壊滅的な事は、長い時間軽速歩を続けていると徐々に重心が外側にズレて来て
落馬の危険性まで発展する事。
43鞍まで乗ってきて、初めての経験だった。
なぜこうなるのか? 現状では理解できない。
騎乗者の技術が未熟なのか? 乗馬は奥が深い。
話替わって、現在パリオリンピックでスポーツ競技が行われている。
種目として、陸上競技、水泳(競泳、飛込、水球、アーティステックスイミング)、体操(体操競技、新体操、トランポリン)、フェンシング、レスリング、ボクシング、柔道、テコンドー、空手、ウエイトリフティング、射撃、アーチェリー、テニス、サッカー、ホッケー、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、卓球、バドミントン、ゴルフ、ラグビー、自転車(トラック、ロード、マウンテンバイク、BMX)、ボート。セーリング、カヌー(フラットウオーター、スラローム)、サーフィン、近代五種、トライアスロン、ローラースポーツ、スポーツクライミング、ブレイキン、クリケット、ラクロス。
と、全ての種目を挙げてみたが、もう一つのスポーツ種目「馬術」とは決定的な違いが有る。
前者のスポーツは、人間個人や団体の技量で他人と勝負するものだが
後者のスポーツ馬術のみは、人間とは違う生き物の「馬」を操らなくてはならない。
実際パリオリンピックでの団体総合馬術でも、馬場馬術、クロスカントリーと順調に戦っていた、北島 隆三騎手が
最後の障害飛越競技では、馬の負傷により出場不可となり、田中 利幸騎手のリカバリーにより銅メダルの獲得となった。
“人馬一体”と言う言葉がまさに現実となったものだ。
そう考えると、スポーツというものは何だろう? とつい考えてしまう。
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