中国本土での新型コロナウイルス感染者が、ほぼ9割に達すると報じられる中
その他各国での、中国からの入国者に対しての警戒が強まっている。
日本では、厚生労働省が2022年12月30日から、中国からの入国者に対して
規制の強化を打ち出しており、その2022年12月30日から2023年1月5日までの
一週間の中国からの入国者に対して、日本の空港での新型コロナ陽性者判定者数の
数値を発表しています。
それによると、その期間に中国から入国した人数は、4,895人で、その内の
陽性判定者数は、およそ8％に当たる408人という事です。
↓参考ニュース
日本が第8波の最大となった2023年1月5日の全国新規感染者数が231,044人で
日本の総人口が2022年12月20日の総務省の統計で、1億2226万3千人として
感染者数/全人口で割ってみると、0.2045%という数字になる。
日本の全国的な感染割合からすると、中国からの入国者に対する感染率は
約40倍となり、非常に高い数値になる。
日本が1月8日から、中国からの渡航者に対して更に水際対策を強め
中国からの直行便での入国者には出国前72時間以内の陰性証明の提出などを求める措置は
至極当然な結果だと思う。
なお、中国当局は日本が執った、この科学的な対策に対して非科学的だとか
非公平な措置だと反論しているようだが、この数字を見てどう反論するつもりだろうか。
なお、中国当局がその水際対策についての報復措置として
日本から入国の為のビザを発行しないという対抗措置を取ったという
件については、日本のビジネス業界が大混乱を起こしているとされるが
実際は、ビジネス目的に限り限定的に認めているという、中国当局の
回答が1月16日有ったようだ。
↓ビザの発行停止は全面的ではない
ちなみに、ビザの停止処分を受けている、もう一国の韓国でも中国からの入国者数の
新型コロナウイルス陽性者数は高い数字を示しているらしい。
韓国では、90日を超えて滞在する長期滞在者と90日以下の短期滞在者で
検査については、別の対策を取っており、長期滞在者については空港当日ではなく
居住地の保健所等でPCR検査の実施、短期滞在者のみ空港に設置された
検査センターで、当日検査を行う。
その短期滞在者の陽性率は、1月4日だけで327人の検査で130人の陽性、39.76%
1月4~6日の三日間でも、917人の内、239人の陽性者、26.06%となった。
