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カリ・モーラ
トマス・ハリス著 新潮文庫 / 2019.7
マイアミに暮らす美貌のカリ・モーラは25歳。
故国のコロンビアでの凄惨な過去を背負い、移民として働きながら、
獣医になることを夢見ている。
彼女は麻薬王の邸宅管理のバイトがきっかけで、
屋敷に隠された金塊を狙う犯罪集団の作戦に巻き込まれ、
彼らと対立する臓器密売商の猟奇殺人者シュナイダーの妄執の的にもなってしまい。
極彩色の恐怖と波乱の展開に震える傑作サイコ・スリラー。
13年振りの新作!
面白かったというか、テンポがいいので読みやすかった…というのが感想です。
帯にあるような、『ハンニバル』よりも異常な猟奇殺人者ではありませんでした。
レクター博士は猟奇的ではあるけど、その賢さに惹き込まれたと思うのですが、今回の犯人は、ただの変態異常者でしかありません。
ヒロインは確かに魅力的です。
それもやはり、少女時代、兵士だったと経験が異常でありつつ、その景観が犯人たちと戦える要素であり、そこが魅力的なのだろうと思います。
ちなみに、今後、エスカルゴは食べられません…。