霊鑑寺は、1654年、後水尾天皇の皇女「多利宮」を開基として創建され、歴代皇女が住職を務めた尼門跡寺院です。(^。^)
別名「谷の御所」や「鹿ヶ谷比丘尼御所」とも呼ばれた格式と清楚な佇まいを今に伝えており、「後西天皇」の院御所から移築した書院は「四季花鳥図」など狩野派による障壁画で飾られ、本堂は将軍「徳川家斉」が寄進したもので、如意輪観音像が安置されています。(^-^)
後水尾天皇が椿を好まれたことから、広い庭内には100種以上の名椿が植えられており、「日光椿」(じっこうつばき)は京都市指定天然記念物となっています。(^_^)
霊鑑寺の庭園は、上下二段に分かれ、主庭は下段の客殿南庭です。
杉苔に覆われた野面石垣の下には枯池があり、立石を用いた大胆な石組の庭に、多種多様な珍しい椿の花が優雅に咲き誇ります。南東隅に滝石組、対岸左には「般若寺形燈籠」も目を引きます。( ^_^)/~~~
「鹿ヶ谷比丘尼御所なる霊鑑寺
日光椿や散る春の音」
by 祖谷馬関