ほがらか”いわて”散歩道

時間や季節の流れをじっくり味わってみたい、ふと、思いはじめた私の日めくり。

鬼の手形、岩手の由来。

2009年02月28日 |  いわて”あちこち”

この間から、石川啄木の「不来方のお城の草に寝ころびて・・・」にある”不来方(こずかた)”の意味が気になって、「あまりに遠方の地で、人も来ないってことかな?」などと考えていたのですが、まったく違っておりました。

「答え」は、”いわて”の名前の由来である「鬼の形が押された」が残っている、ここ”三ツ石神社 ”にありました。

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悪さをする鬼が「もう村に来てはいけない」と言われ、その約束の証しに手形を押した岩が残っている神社であり、この「もうここに来てはいけない」が”不来方(こずかた)”の意味のようであります。

ちなみに、鬼との約束を喜んで村人が踊ったのが、盛岡市内で8月初旬に行われる「さんさ踊り」の起源であり、そのことは、数年前の子どもの小学校の発表会の時に知ったのでありました。

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ところで、この岩、もともと三つなのか、割れて三つになったのか、今度はそっちの方が気になりだしてしまいましたが、いずれ、どれが鬼の手形なのかは、結局、私の目にわからず、岩の割れ目に1円玉が差し込まれていることだけを確認したのでありました。

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盛岡城、石垣と雪。

2009年02月24日 |  いわて”あちこち”

盛岡城の石垣がライトアップされているので写真にチャレンジしてみました。

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石川啄木の歌に「不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」というのがありますが、さすがに、今の季節は「寝ころぶ」は、かなり無茶です。

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暖冬とはいえ、冬はやっぱり冬であって寒いのです。

だから、普段は石垣の前で足を止めようとは思わないのですが、あらためて眺めると、石垣への雪の”へばりつき”具合が何とも絶妙かなと思ったりしました。

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好きな本、上杉鷹山。

2009年02月22日 | 日々の雑感

スキーに行きたいのだけれど、休みと天気の相性が何とも悪すぎます。

若い頃のような元気は既になく、朝に目覚めて、スカッ!と晴れていたら、「スキーにも行ってみようか。」って、ここ数年は、そんな感じだからシーズンに1、2回しかスキー場に足を運ばなくなっています。

話題は全く変わるのですが、大河ドラマって戦国時代と幕末の話がとても多いように感じます。

「天地人」の上杉景勝と直江兼継もとても魅力的な話ですが、自分的には、上杉家の流れであれば「上杉鷹山」の話が好きなのです。

中でも、藤沢周平の「漆の実のみのる国」が面白かったです。

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関ヶ原の後、上杉家が米沢に追いやられ時、多くの家臣をリストラせずに引き連れて行き、そうした影響で、江戸時代に火の車になった藩を立て直そうとした話です。

「藩の経営は資金を貸す金主なしには成り立たない。出費を切り詰めて借金を返していくことだけでは国家は立ち行かない。国家には産業のにぎわいが必要である。そのにぎわいで庶民の懐と国の財源を太らせ・・・・、多年の馴染みの金主から借金をすることは恥ずかしいことではない・・・・。」

江戸時代も今も同じだなぁって、もちろん「鎖国」って環境は全く違うけど。

直接の関係はないのですが、「浄法寺塗」の漆製品が好きです。特に「片口」が欲しいのですが高価過ぎて、当分は買えそうにありません。

http://www.tekiseisha.com/index.html


手づくり味噌、体験工房。

2009年02月21日 | 日々の雑感

仕込んでから3ヶ月後の「手作りみそ」を覗いて見ました。

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昨年の11月1日、八幡平市の荒屋新町(安比高原から秋田方面に進んだところ)の「ぶらっと一日体験工房」で仕込んだものです。

http://www.hachimantaishi.com/taiken/

この日は、1人500円(普段は3,000円)で体験できたので得々で楽しかったです。

10カ月で食べられると言われているで、もう少ししたらひっくり返して、夏過ぎからは、自家製味噌の生活、結構、楽しみです。

仕込んだ時はこんな様子でした。

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鞍掛山

2009年02月18日 | 岩手山

何事も「遅すぎるということはない。」ということで、ブログにも今日からのチャレンジ!

まずは、自己紹介がわりに「岩手山」から

(ちょっと古い2008年11月29日撮影)

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こっちは、今年の2月11日(水)の鞍掛山の山頂からの岩手山です。

鞍掛山は、小岩井農場から網張温泉の方に少し進んだ右手にある相の沢キャンプ場が登り口です。

山やキャンプに興味がなければ、気がつかないで素通りしがちなのかもしれませんが、実は結構多くの人が一年を通して訪れているようです。

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初めての冬の山登りでしたが、天気も良かったせいか大勢の人が入山していました。

装備も、スノーシュー、和かんじき、テレマーク、クロカン、アイゼンなど、さまざまでしたが、主流は何といっても長靴でした。(当然、私も長靴しか持っていない。)

登山道は、シッカリと踏み固められていて、夏場よりも歩きやすいように感じ、実際の所要時間も2時間半程度でした。

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