ほがらか”いわて”散歩道

時間や季節の流れをじっくり味わってみたい、ふと、思いはじめた私の日めくり。

岩手山、網張温泉から鬼ヶ城(2009.9.26)

2009年09月26日 | 岩手山

今回の岩手山登山は、網張温泉から山頂を目指し、御神坂に下るコースを選択しました。

網張温泉からは、リフト3基を乗り継いで標高を稼げるため、登りは楽になりますが、歩く距離は相当に長くなり、日没までに下山できるかが不安です。

3基目のリフトを8時近くに降り、少し登ると、いきなり犬倉山一帯の紅葉が目に飛び込んできました。

リフトを降りてから犬倉山の山頂までは、たぶん片道30分強くらいだと思うので、紅葉シーズンの散策にはもってこいだと思います。

今日は時間がないので、残念ですが犬倉山には登らずに先を急ぐこととしました。

犬倉山の横側を30分くらい進むと視界がひらけ、再び、美しい紅葉の景色が見えてきました。

そして、さらに30分くらい進むと姥倉山の分岐にでます。

昨年も同じ時期に、このルートを歩きましたが、散策目的で時間も遅かったため、この辺りで引き返していたため、これから先は、はじめのくルートなので、どんな景色を見ることができるのか心も躍ります。

リフトを降りて2時間弱で、鬼ヶ城コースとお花畑コースの分岐になる「切り通し」に辿りつき、さらに少し進んだところで黒倉山を振り返ってみました。

ここからが、まさに絶景の連続でした。

目指す岩手山の山頂は、まだはるか遠くにありますが、鬼ヶ城のルートがとても美しく、尾根伝いを景色を存分に楽しみながら進みます。

鬼ヶ城から見下ろせば、御苗代湖と大地獄谷、そして、その一帯の紅葉は、言葉に出来ないくらい美しく、皆で何度も足を止めることとなり、なかなか前に進まなくなりました。

これまで歩いてきたルートを振り返ると、これまた美しいとしか云いようがない光景が雄大に広がっていました。

屏風尾根に続く紅葉も見事です。

今日は時間を気にしないで、この鬼ヶ城の一帯を1日中、ウロウロと歩きまわりたいと思う衝動にかられ、また、はじめて見る風景に感動をいっぱい味あわせて頂きました。

また、鬼ヶ城の辺りに来ると、戻ってくる人たちと多く出会うようになりましたが、皆、帰りのリフトが5時までなので、岩手山の山頂までは行かずに引き返しているようでした。

確かに、リフトは朝7時から夕方5時までなので、山頂までの往復は厳しいものがあり、車を2台利用して、御神坂に下りることにしたのが正解だったようです。