西日本新聞朝刊（令和元年5月9日）に、史学部がまたまた紹介されました。
史学部の魅力 ネットラジオで
朝倉高生が自主制作番組 月1回、ユーチューブで公開
朝倉市の朝倉高史学部でたった2人だけの部員が、インターネットで流す自主制作ラジオ番組「史学クロスオーバー１０」の配信を始めた。
「史学部の活動や、歴史を調べる魅力を広く伝えたい」と企画。番組は、現在3年生の2人が部活動を終えるまでの残り約4カ月間、月1回のペースで制作し公開する。（末広浩）
部員2人は、北嶋阿弥部長（１７）と本田詠咲副部長（１７）で、番組は4月20日から動画投稿サイト「ユーチューブ」で始めた。静止画だが、「歴女」の2人が約10分間、ラジオのように楽しく和やかなおしゃべりを繰り広げる。
初回の主な話題は、平安末期の武将・源為朝を取り上げた。「為朝さんが大好き。身長が2メートルあって1本の矢で船1隻を沈めたりして・・・」「17歳で戦いに参戦するんです。(私たちと)同じ年じゃないですか」
史学部は2017年から、為朝伝承が残る史跡を朝倉市郡内で確認。この調査は同年、全国大会「地域の伝承文化に学ぶ」コンテスト学校活動部門で優秀賞に輝き、その成果が会話にも生かされている。
「幕末が好き」と語る北嶋部長と、「調査で現地の植物を見るのも楽しい」という本田副部長。2回目以降の番組には2人の思いをもっと盛り込む予定だ。
顧問の泉信至教諭によると、朝倉高校史学部は1949年には発足していた記録が残っており、今年で70年となる由緒ある部活動。かつては150名を超える部員が在籍し、遺跡発掘調査に携わり、69年に成果をまとめた本も出版している。
とは言え、2人が来春卒業し、新入部員がいなければ部員ゼロとなってしまう。北嶋部長は「新たなチャレンジとして始めたのがネットラジオ。視聴して後輩が入部してくれたらうれしい」と期待している。
https://www.youtube.com/watch?v=QrmCh5QyvrQ
