毎日新聞 2020年1月25日 筑豊版に掲載されました!
朝倉高校史学部が研究中
嘉麻に『奇跡の石橋』 調査結果を動画配信へ
県立朝倉高校の史学部は、先の研究発表会でテーマにした嘉麻市のリブアーチ型石橋を紹介する動画を製作した。動画投稿サイト「ユーチューブ」で予告編を発信中で、2月1日に本編をアップする。
ただ一人の部員で1年生の中原透也さんは昨夏、顧問の泉信至教諭とともに嘉麻市の遠賀川に架かる名も無い石橋の調査を始めた。石材を縦方向に組む非常に珍しいリブアーチ型でアーチが5列もあり、貴重な土木遺産といえることなどを2019年12月、朝倉市の甘木歴史資料館で「幻の石橋~奇跡のリブアーチPart1~」と題して発表した。
泉教諭によると予想以上の反響があり「何か情報を発信しておきたいと、予定になかったが発表で使用した資料動画を編集して公開することにした」という。動画は予告編が約40秒、本編が約9分。中原さんは「リブアーチという独特の構造を持った石橋が当時の姿で残っていること自体が奇跡に近いと思う。その美しさや魅力を多くの方々に知ってほしい」と話す。
石橋の調査は今も続いており、泉教諭は「6月ごろにPart2を発表する予定。最近、文献解読と実地調査で新たな事実が分かってきたので、Part1以上に有意義な報告ができると思う」と話している。
また、同部は短文投稿サイト「ツイッター」の公式アカウント(@rib_arch2020)を開設した。
近況は、朝倉高校HPからご覧になれますよ
これからの研究も楽しみです