甘木歴史資料館にて開催されている 企画展をご紹介します。
『筑紫の宝庫』 ―朝倉高校考古名品展―
近年、昭和30~40年代を中心に、各地で活動していた高等学校の史学部などが調査研究した文化財に焦点をあて、その活動の意義を見直す展覧会が開かれています。
すでに埋もれつつあるものも多い中、地域の歴史を再発見する契機になっています。
朝倉市では県立朝倉高等学校史学部の活動が古くから知られています。校内に展示室が併設されるほど、調査研究によって発見された文化財が多くあります。史学部が刊行した『埋もれていた朝倉文化』は朝倉の原始・古代を考える上で重要な著作物となっています。これらの成果は、まさに地域の歴史を文字通り「掘り起こした」と言え、現在の朝倉を考える上で大きな財産となっています。
本展覧会では、朝倉高校史学部が発掘した遺物の中から選りすぐりの名品をご紹介いたします。
11月3日(木)には、朝倉高校史学部の生徒による 「幻のキリシタン橋」というテーマの研究発表がありました。
平成27年度 國學院大学、高校生新聞社主催 第11回「地域の伝承文化に学ぶ」コンテスト
学校活動部門で優秀賞を受賞しています。
聞けば、現在 部員2名で頑張っているとのこと。
その歴史を絶やさないよう、続いていってほしいですね。
また、12月3日(土)14:00~15:30には、講演会があります。
『朝倉の原始・古代を考える -朝倉高校所蔵品から-』
講師:柳田康雄 氏(元國學院大学教授) 高14回
会場:朝倉市中央図書館2F視聴覚室
聴講料:無料(先着60名・要申込)
申込先:甘木歴史資料館 0946-22-7515
ご興味のある方は、ぜひ足をお運びください