朝倉高校13回生の 古林義弘 氏 の著書が、
「第49回住田正一海事賞三賞」に選ばれたというニュースが届きました。
この三賞は、海事全般に関する専門図書を表彰する「住田正一海事奨励賞」、中でも海事史を対象とする「住田正一海事史奨励賞」、舶用・造船関係および広く海事技術に関わる専門図書または論文から選ばれる「住田正一海事技術奨励賞」の3つから構成されています。
その「海事技術奨励賞」に『LNG・LH2のタンクシステム―物理モデルとCFDによる熱流動解析―』(古林義弘著)が選ばれました。
「住田正一海事奨励賞」は故・住田正一氏の功績を記念して、1969年から始まったものです。住田正一氏は海運や造船事業に従事する傍ら、海事資料の刊行や廻船式目の研究などを通じて、海事文化の発展に広く寄与した人物です。子息の住田正二氏(元運輸事務次官、前JR東日本社長、現JR東日本相談役)が「住田正一海事奨励賞」を創設しました。2002年からは、同賞に加えて「住田正一海事史奨励賞」が、08年からは「住田正一海事技術奨励賞」が併せて設けられました。
☆海事技術奨励賞
古林義弘 著
「LNG・LH2のタンクシステム―物理モデルとCFDによる熱流動解析ー」
体裁:B5版/387ページ 定価:6,800円(税別) 発行:成山堂書店
船舶・陸上共通のタンク内部で生じる液化天然ガス(LNG)と液化水素(LH2)に見られる特有の現象を系統的に論じた専門書である。
環境規制に対応するエネルギーとしてLNGとLH2の重要性が増す中、これらの超低温液体タンク内での挙動を論じた本書は世界的に見ても稀有な専門書と考える。
LNGおよびLH2に取り組む関係者や、新たな装置を開発しようとする研究開発者、最新の船舶海洋工学技術に関心のある人々の参考になる書籍である点を評価し、海事技術奨励賞とした。
~~~~一般社団法人 日本海運集会所 のHPから~~~~
この度の受賞、誠におめでとうございます。