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良くある質問

2008年11月03日 | JEWELRY[ウンチク]


質問:スタッフ募集について教えてください。現在、銀細工の道具や知識など一切持っていません。でも、将来職人さんになりたいと思っています。雇っていただけるのでしょうか?また、給料などを簡単に教えてください。

回答:知識、経験が無いというのも程度問題になりますが、全く触ったことも聞いたことも無いという方はまず、趣味や教室で体験することをお勧めします。プロとして本格的にやるのであればやはりツールは必要不可欠です。この業界は特にツールがありすぎて困るということは無い位、ツールがないと話にならない世界です。「全くの素人が1日2日でナントカできる世界ではない」と言うことは強く言っておきます。「最低10年」と言われる世界でもありますから、ある程度は道具に親しみ、材料に親しみ、知識、道具は持つ必要があります。また本気で将来を考えている人だったら、それくらいは当たり前でしょう。それも無しにいきなり当店に来る人も中には居ますが、逆に「本当に本気なの?」と疑いたくなります。それでも知識、経験一切無くとも雇ってくれ!というのであれば拒みはしません。しかし相当な努力と忍耐、そして情熱が必要であることはご承知と思います。
給料面は単純明快です。「作って、売る」というシンプルな世界ですから、当然作れなければ、売れない。売れなければお金はもらえない。という事です。

次に、造屋の理念を簡単に申し上げます。「一人のクラフトマン(職人)が一人のお客様に最初から最後まで対応する」ということです。これはフルオーダーでも修理でもお買い上げでも同じです。最初からというのはもちろん接客から作りまで、商品をお渡ししてからその後も、という事です。こればかりではなく営業や広告等、事務等やることは沢山あります。このような仕事は単純なマニュアル作業ではありません。ままならないことも多く、とてもマンパワーが必要です。しかし、人としての成長、学びもとても大きいと考えます。「職人」と一言でいっても「ジュエリー作れればそれで良い」という人材は造屋は余り必要としていません。

最後に、造屋は「有機的な商売」をしたいのです。安く大量に売る為でも無く、または高額過ぎるものも求めません。要は銀をgいくらで売るのではなく、「文化」そのものを中心にしたいのです。文化として定着するには時間が必要です。長く続けるには提供する側、される側がどちらも「苦」「惰性」ではなく「喜び」「楽しい」というポジティブな思いでなければ長続きしません。双方のクリエイティブ精神を満たし、かつ実社会、庶民の中で成り立つような価格帯を実現させるのはそう難しいことでは無いのです。

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