►花唐草シリーズ ►シルバーカラビナ ►シルバーチェーン ►シルバーアクセサリーケア用品
今月のご注文中いちばんやりがいと難しさを感じた日本橋獅子モチーフのペンダントです。
リピーターのお客様で前回ムシュフシュ（少し変わった西洋の龍みたいで初耳でした）のご注文の時も「打ち出し」という金工文化においては伝統的な製法で作りまして今回の獅子もまた同じ方法で製作することになりました。
1.一度目の裏出しした所。
打ち出しとは一枚の地金板をタガネ（鉄の棒）で打ち、出っ張らせて立体的に形を作っていく原始的技法である。
身近な例としては建築板金屋さんが作る銅の鬼瓦や雨どい等。
じつは新幹線のボディも職人の打ち出し技法によって作られているのだ！
2.顔キメ
人によって作り方は様々あると思うが、小生の場合まず表情の重要部分であるカオから攻めることが多い。
なぜならそのモチーフの全体の印象が掴みやすくなるのと、カオ＝表情が決まらないと体の姿勢や手足の筋肉の緊張度が表しづらくなるからだ。
でも不思議なことに目（瞳）だけは最後。コレも今までやってきた経験の中で自然とそうなっていった。
3.裏だし2回目以降～繰り返し
表から見て出っ張りが足りない所なんかを、裏から叩き出します。
この表打ちと裏だしはある程度、輪郭や表情が納得いくまで数度と繰り返す。
ここの工程に一番時間が掛かる！早いもので2～3日位、かかるものだと10日以上はかかる。（というか、かけようと思えば一ヶ月とかかけられるんです。打ち出しという技法は特にその性質を持っていて要は納期や予算という制限枠のなかである程度のキリをつける感じでしょうか）
ちなみにこの獅子の場合は一週間ちょい7～8日という所でしょうか。
4.石座
石をセットする枠です。この石枠が入るスペースや寸法も予め考慮しピッタリはまるように全体を形作っておきます。
5.切り出し
打ち出し造型が、ほぼ完成したら輪郭線に沿って糸鋸で切り出していきます。
打ち出し作業が終わればあとの工程は坦々と工業的な作業に入っていきます。作業もトントン拍子で進んでいきます。
使ってる脳みそが違うんでしょうね。打ち出しは右脳でその後の作業は左脳のみたいな。勝手な意見ですが(笑
6.パーツロー付け
これで獅子本体、石座のフクリンと台座のパーツがそろいました。
裏板を用意して全てのパーツをバーナーでロー付け（溶接）していきます。
PART2へ
催事出店のお知らせ：9/14（土）～20（金）まで（株）京王アートマン聖蹟桜が丘店３Fアクセサリーコーナーに出店いたします。是非遊びに来て下さい♪
※詳細は営業日カレンダーをご覧下さい。
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→銀細工職人の店・造屋（いたるや）公式ＰＣサイト
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銀細工職人の店 造屋（いたるや）
SHOP工房：〒190-0022東京都立川市錦町２－２－１９－１F
TEL＆FAX：０４２－５２３－２４８０
OPEN：１０:００～１９:００[日曜定休] ※営業日詳細→http://www.italu-ya.com/s_schedule.html
URL：http://www.italu-ya.com/
mobile：http://m.italu-ya.com/
mail：info@italu-ya.com
今月のご注文中いちばんやりがいと難しさを感じた日本橋獅子モチーフのペンダントです。
リピーターのお客様で前回ムシュフシュ（少し変わった西洋の龍みたいで初耳でした）のご注文の時も「打ち出し」という金工文化においては伝統的な製法で作りまして今回の獅子もまた同じ方法で製作することになりました。
1.一度目の裏出しした所。
打ち出しとは一枚の地金板をタガネ（鉄の棒）で打ち、出っ張らせて立体的に形を作っていく原始的技法である。
身近な例としては建築板金屋さんが作る銅の鬼瓦や雨どい等。
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2.顔キメ
人によって作り方は様々あると思うが、小生の場合まず表情の重要部分であるカオから攻めることが多い。
なぜならそのモチーフの全体の印象が掴みやすくなるのと、カオ＝表情が決まらないと体の姿勢や手足の筋肉の緊張度が表しづらくなるからだ。
でも不思議なことに目（瞳）だけは最後。コレも今までやってきた経験の中で自然とそうなっていった。
3.裏だし2回目以降～繰り返し
表から見て出っ張りが足りない所なんかを、裏から叩き出します。
この表打ちと裏だしはある程度、輪郭や表情が納得いくまで数度と繰り返す。
ここの工程に一番時間が掛かる！早いもので2～3日位、かかるものだと10日以上はかかる。（というか、かけようと思えば一ヶ月とかかけられるんです。打ち出しという技法は特にその性質を持っていて要は納期や予算という制限枠のなかである程度のキリをつける感じでしょうか）
ちなみにこの獅子の場合は一週間ちょい7～8日という所でしょうか。
4.石座
石をセットする枠です。この石枠が入るスペースや寸法も予め考慮しピッタリはまるように全体を形作っておきます。
5.切り出し
打ち出し造型が、ほぼ完成したら輪郭線に沿って糸鋸で切り出していきます。
打ち出し作業が終わればあとの工程は坦々と工業的な作業に入っていきます。作業もトントン拍子で進んでいきます。
使ってる脳みそが違うんでしょうね。打ち出しは右脳でその後の作業は左脳のみたいな。勝手な意見ですが(笑
6.パーツロー付け
これで獅子本体、石座のフクリンと台座のパーツがそろいました。
裏板を用意して全てのパーツをバーナーでロー付け（溶接）していきます。
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