►花唐草シリーズ ►シルバーカラビナ ►延べ煙管 ►シルバーアクセサリーケア用品
►メンズリング レディースリング ペアリング ►ネックレス ペンダント ►ブレスレット バングル
もう6年前の話になるがブログでも書いた、彫金道具一式を譲ってくれたおばあちゃん、岩佐寿美さんが来店してくれた。
おばあちゃんの彫金道具
おばあちゃんの彫金道具 PART2
おばあちゃんの彫金道具 PART3 岩佐嘉親さんの本
お話を聞くと、ご主人であり、ソロモン諸島研究の先駆者、太平洋文化研究所所長である岩佐嘉親さんがご高齢の為逝去されたと知りました。
以前より、彫金道具や材料をはじめ、ご主人の研究されていた島々の写真や本等を沢山の資料を頂き感謝していましたが、
今回もまた身辺整理をしていたらこんなものが出てきたのでお見せしたいとご来店されたのでした。
お持ちになられた野豚の牙。チョロッと調べてみますとタスカーとも言うらしい。バヌアツの国旗の中に豚の牙が描かれている。
現地の風習では非常に高価なもので富の象徴らしい。とくに綺麗な輪になっているほど価値が高いようです。
村長や酋長など位の高い人が身に付けているみたい。
これらの牙でペンダントを作ってもらいたいと言うご相談でした。
亡くなられたご主人の法事の時に参列された方にお渡ししたいと言っていました。
寿美さんのお話を伺っているとなんだか益々こういう出会いや縁もあるんだなあとしみじみ思えてきて、ここでこうしてお店やっていてよかったなあと思えます。
岩佐さんご夫婦はお子さんがなく自分達のこれまで積み重ねてきたものを全て、世間に惜しみなく還元される姿を見ると何というか特別な運命に生まれた方々かもしれないと・・・
ご主人がこれまで研究してきた60余年の4000点を超える島々の歴史資料を台湾の「国立台湾史前文化博物館」に寄贈されたりとか、
こんな見ず知らずの立川で店をやっている銀細工職人に彫金道具や銀材料、面白そうな資料などを譲ってくれたりと・・・もう恐縮と言うか学ばされる限りです。
寿美さんが「私たちには子供もいないしあの世に持っていってもしょうがないからお金も家もぜ～んぶ世間にあげてしまおう」みたいな事を言われていた時に、自分達の晩年のあり方も深く考えさせられました。（この時のお話で知りましたが亡くなられたご主人は献体希望もされていたと聞いてどこまでも「潔い」と言うか「清い」と言うか本当に己の全てを世間に少しでも役に立てたらという気概をお持ちの方なんだなあと感慨深いものがありました）
若き日の岩佐嘉親氏
奥様の寿美さんから見たご主人は変わり者とか、好きなことに没頭した人、島に行ったきり帰ってこないとそれはまあ若干旦那へダメ出しする夫婦のよくある光景の一面もあると思いますが、やはり60年を超える研究は偉業と言って過言は無いと思います。下に紹介しますがサモア語、フィジー語、タヒチ語等々を1ドル360円の時代で現地へ赴き彼らと密接に生活を共にしながら「話す言葉」をメモしながら独自に訳していったなんて凄い忍耐と高い志がないと出来ない事です。単に海外観光しに遊びに行ってるレベルとは明らかに違うわけです。現地首相を日本の総理に仲介人兼通訳として会わせてたりしたとも言っていたので現地の発展には相当貢献した事は間違いないでしょう。
今でこそ普通に観光できるソロモン諸島はじめサモア島やフィジー島、バヌアツやトンガを訪れる事ができるのも岩佐氏のような先駆者が架け橋となってくれたおかげであると思います。
偉人である岩佐嘉親氏にご冥福をお祈りいたします。
そして今回この様なご注文と貴重品を頂きました岩佐寿美夫人に感謝です。
・台湾の史前文化博物館で2014/9/30まで展示されている。
国立台湾史前文化博物館ホームページ
・岩佐嘉親氏がこれまで研究し執筆された書籍
・最新版 タヒチ語会話集
※日本語対訳では唯一のタヒチ語辞典。現地の人とフランス語ではなくタヒチ語でコミュニケートできます。
・サモア語入門
・フィジー語入門
・南太平洋の楽園 (泰流選書)
・サモア史〈上〉 (1970年)
・ビスラマ(ヴァヌアツ)語会話集―日本語・英語対照
・タヒチ語会話集
・ニューギニア語入門
・フィジー語実用会話集―日本語(ローマ字)・英語対照
・ヌクヒヴァ語会話集―日本語・英語対照
・南海の楽園―タヒチからサモアへの旅 (1967年)
４０００点余の南島文物を岩佐嘉親氏が「国立台湾史前文化博物館」に寄贈
【催事出店のお知らせ】
場所：（株）京王アートマン聖蹟桜ヶ丘3F
日時：2014年8月27日（水）～31日（日）
※詳細は・出店情報をご覧下さい。
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もう6年前の話になるがブログでも書いた、彫金道具一式を譲ってくれたおばあちゃん、岩佐寿美さんが来店してくれた。
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おばあちゃんの彫金道具 PART2
おばあちゃんの彫金道具 PART3 岩佐嘉親さんの本
お話を聞くと、ご主人であり、ソロモン諸島研究の先駆者、太平洋文化研究所所長である岩佐嘉親さんがご高齢の為逝去されたと知りました。
以前より、彫金道具や材料をはじめ、ご主人の研究されていた島々の写真や本等を沢山の資料を頂き感謝していましたが、
今回もまた身辺整理をしていたらこんなものが出てきたのでお見せしたいとご来店されたのでした。
お持ちになられた野豚の牙。チョロッと調べてみますとタスカーとも言うらしい。バヌアツの国旗の中に豚の牙が描かれている。
現地の風習では非常に高価なもので富の象徴らしい。とくに綺麗な輪になっているほど価値が高いようです。
村長や酋長など位の高い人が身に付けているみたい。
これらの牙でペンダントを作ってもらいたいと言うご相談でした。
亡くなられたご主人の法事の時に参列された方にお渡ししたいと言っていました。
寿美さんのお話を伺っているとなんだか益々こういう出会いや縁もあるんだなあとしみじみ思えてきて、ここでこうしてお店やっていてよかったなあと思えます。
岩佐さんご夫婦はお子さんがなく自分達のこれまで積み重ねてきたものを全て、世間に惜しみなく還元される姿を見ると何というか特別な運命に生まれた方々かもしれないと・・・
ご主人がこれまで研究してきた60余年の4000点を超える島々の歴史資料を台湾の「国立台湾史前文化博物館」に寄贈されたりとか、
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寿美さんが「私たちには子供もいないしあの世に持っていってもしょうがないからお金も家もぜ～んぶ世間にあげてしまおう」みたいな事を言われていた時に、自分達の晩年のあり方も深く考えさせられました。（この時のお話で知りましたが亡くなられたご主人は献体希望もされていたと聞いてどこまでも「潔い」と言うか「清い」と言うか本当に己の全てを世間に少しでも役に立てたらという気概をお持ちの方なんだなあと感慨深いものがありました）
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奥様の寿美さんから見たご主人は変わり者とか、好きなことに没頭した人、島に行ったきり帰ってこないとそれはまあ若干旦那へダメ出しする夫婦のよくある光景の一面もあると思いますが、やはり60年を超える研究は偉業と言って過言は無いと思います。下に紹介しますがサモア語、フィジー語、タヒチ語等々を1ドル360円の時代で現地へ赴き彼らと密接に生活を共にしながら「話す言葉」をメモしながら独自に訳していったなんて凄い忍耐と高い志がないと出来ない事です。単に海外観光しに遊びに行ってるレベルとは明らかに違うわけです。現地首相を日本の総理に仲介人兼通訳として会わせてたりしたとも言っていたので現地の発展には相当貢献した事は間違いないでしょう。
今でこそ普通に観光できるソロモン諸島はじめサモア島やフィジー島、バヌアツやトンガを訪れる事ができるのも岩佐氏のような先駆者が架け橋となってくれたおかげであると思います。
偉人である岩佐嘉親氏にご冥福をお祈りいたします。
そして今回この様なご注文と貴重品を頂きました岩佐寿美夫人に感謝です。
・台湾の史前文化博物館で2014/9/30まで展示されている。
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４０００点余の南島文物を岩佐嘉親氏が「国立台湾史前文化博物館」に寄贈
【催事出店のお知らせ】
場所：（株）京王アートマン聖蹟桜ヶ丘3F
日時：2014年8月27日（水）～31日（日）
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