私が住んでいる所でも写真が趣味の方が沢山おられます。最初は2,3人が発起人になって写真クラブを作ったのですが現在ではクラブ員も増えて皆さん驚くほど上達されています。
上達の秘訣は何といっても作品を掲示する場所が広く提供され、入居者の皆さんの目に触れる機会が1年中あるせいではないかと思います。
私のカメラ歴はここに入居をしてから。自分の写真に短歌なり俳句を添えたら下手な作品も幾分かは救われるのではないかと考えました(?)。
そこで素敵な俳句を創られるMさんに撮ってきた写真をポンと渡し、「お願い。俳句を創って!」と毎回お願いをしていました。
彼は入居者の中でも存在の目立つ方(実力者)、快く引き受けてくださったのですが「自分の名前を出さないで」とおっしゃいます。
買いかぶって俳句も私が作ったなどと美しき誤解をされても困ります。お名前を書かせてと、ずいぶん主張をしたのですが許して頂けませんでした。2,3年前に亡くなられましたが、今でも「詠み人知らず」のままでは心残りです。
顔撫でて 闇に出てゆく 猫の恋
当時に撮った写真は廃棄をしてしまいました。
昨日の日本写真家協会の展覧会を見てもグシャグシャになったほど自己嫌悪感の強い私です。
古い写真を取っておく気持ちにはなれず、すぐ削除をしてしまうので写真のモデルはリンゴちゃんです。
俳句の作者を披露することは奥様に許可をもらいました。作者の名前や経緯を書いた文も添えて里内に掲示をさせて頂いています。
性格、人格、表情、お話をした内容、口調・・・・全部好感を抱き信頼をしていた方だったのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます