おもしろ医療解説

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杖の話 2 視覚障害編

2012-05-20 11:34:18 | 医療と社会
杖の話第2弾!

昨日は足が不自由な方の杖についてお話しました。

でも実はもう一つ全く異なる用途で使われる杖があります。

それが、目の不自由な人が使う「白杖(はくじょう)」と呼ばれる杖です。

この杖の大きな特徴は、黄門様の杖のように長いことと、細くて白いことです。

杖自体が非常に細いため、T字杖などと違い、体重を支える力はなく、ちょっとしたことでも簡単に折れてしまいます。

この白杖は、体の前に置いて床面を滑らせたり叩いたりして障害物や、歩いている場所を確認します。

また杖を持ち歩くことによって、周りの人たちに警告することもできます。

白杖には杖の先についているチップ(石突)を、好きなものに取り替えることができます。

チップには様々な種類があり、一般的なものは棒状をしています。また床面を転がすのに適したものとしてボール型チップや、ローラー付きもあります。

白杖も使う人に合わせて長さを変えたり、チップを変えたりして対応します。