石野真琴のなんでもあり?

多趣味な石野真琴が、普段感じている事、将棋、祭り、甲冑等々、趣味の内容を描きます

小惑星の砂粒と確認

2010-11-22 22:23:38 | 趣味
 本日の東京地方の天候は曇一時雨でした。都心部では雨量として観測出来るほどの雨は、21時現在で観測されていません、そうなると天候は曇となるのですが・・・、多少は降ったのではないかと思います。府中のアメダスでは11時に2.5ミリ、12時は1.5ミリ。19時、20時は0.5ミリ、21時は1ミリの雨量が観測されています。天気予報では本格的な雨が降るのはこれから明日の早朝までとなっています。都心部の最高気温は15℃、最低気温は13℃。三多摩地域の最高気温は14℃、最低気温は11℃でした。今日は寒いと言った感じはほとんど無かったようです。週間天気予報によると東京地方の明日は雨後曇、明後日以降29日の月曜日まで晴れマークが並んでいます。気温は少しずつ下がり、来週の月曜日の予想最高気温は13℃、予想最低気温は6℃と、いよいよ冬の到来を予想させる数値となっています。

 宇宙航空研究開発機構は15日、小惑星探査機「はやぶさ」が回収した微粒子約1500個を調べた結果、小惑星「イトカワ」の砂粒と確認したと発表した。小惑星の砂粒回収は世界初の快挙。
 小惑星の砂粒は地球に飛来する隕石(いんせき)と違い、大気圏突入時の熱や空気に触れておらず、変質が一切ない。太陽系が誕生した約46億年前の状態を保つと考えられ、太陽系や地球の起源、形成過程の解明が期待される。
 開発責任者の川口淳一郎教授は文部科学省で記者会見し、「7年間の飛行が本当に完結して良かった。長い苦労が報われた」と話した。
 微粒子はカンラン石や輝石などの粒で、含まれる鉄とマグネシウムの比率を調べた結果、地球のものに比べ鉄が数倍多いことが分かった。
 この成分データを、イトカワを望遠鏡で観測したデータと照合。外部の有識者を交えた検討会を開き、10日にイトカワの砂粒と断定した。
 カプセルには、まだ一つ未開封の部分があり、宇宙機構は今月末にも内部を調べる。イトカワの砂粒と判明した微粒子は来年1月をめどに、高強度のX線照射が可能な大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)などで詳しく分析する。

 出ましたね「スプリング8」。この解説は後回しとして、例の「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」に無事に到着し、鉄球を発射して地面から大きなかけらを採集する事は出来ませんでしたが、はやぶさの着陸の勢いで舞い上がった砂粒を回収できた確率は高いとされていました。
 微粒子は鉄の組成が多いと言う事で、イトカワの物と判断されたようですが、その理由はよく判りません。思うにはやぶさを組み立てた時に付着した微粒子と比較してと言う事でしょう。
 一般的に言えば太陽の核融合で最終的に出来るのが鉄とされ、この宇宙でもっとも多い元素の一つ、もっともありふれた元素の一つであると言えます。

 さて「スプリング8」ですが、この名前が一般に知られるようになったのは、和歌山毒物カレー事件での毒物分析では無いかと思います。警察庁長官狙撃事件の巡査長のコートやメガネの付着物分析にも使用されています。
 犯罪捜査における微粒子分析では、この私設が最高峰であると言えます。
 スプリング8は、兵庫県の播磨科学公園都市内に位置する大型放射光施設で、電子を加速・貯蔵するための加速器群と発生した放射光を利用するための実験施設で8は電子の最大加速エネルギーである8GeVに因んでつけられたようです。
 詳細は避けますが、こう言った微粒子の成分解析における国内最高峰であり、結晶構造等まで解析出来る超大型装置です。 

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