話を元に戻しますが、後藤氏の殺害はもしかしたら回避出来るかも知れないと考えていました、その最大の理由は最初に述べたように、3人を比較した場合に直接戦闘には関わっていないと言う点でした。
しかし、ISILの理屈では重罪となってしまったようです。
もっとも彼らの理屈から言えば、ISILの意に染まないと言う事だけで重罪となるので、それには意味はないと言えます。
では、ヨルダンが自国のパイロットの . . . 本文を読む
日本人はイスラム教を良く知らず、イスラム教徒についてもほとんど知りません。
自分も世界三大宗教とか世界的宗教と言えば、キリスト教、イスラム教、仏教であると言う事ぐらいです。
またこれは完全な誤解ですが、イスラム教は「ハンムラビ法典」にある「目には目で、歯には歯で」と言った厳しい部分があると思っていた事もあります。
宗教、日本人や中国人など、極東のアジア人は無神教徒的な、あるいは複数の宗教を . . . 本文を読む
ヨルダンは国内事情から人質となったパイロットの開放を、外国人である後藤氏の開放より優先させ、後にパイロットの開放は断念してその安否情報と後藤氏との交換に切り替えました。
これはヨルダンの国内事情が大きく関係しているので、日本では日本のマスコミが流した情報しかありません。
しかし、ヨルダン軍パイロットは、後藤氏や湯川氏より遙かに許し難い存在であり、生かして返す事は許せない存在であると言えます。 . . . 本文を読む
湯川氏は残念ながら殺されたわけですが、ISILは日本から来て捕らえたこの人質について、どう処理するか悩んでいた節があります。それが、実際に囚われたから3ヶ月以上が経過するまで、具体的な要求を出さなかった事でしょう。
本来なら、日本に知らせる事はなく、殺されていたはずの湯川氏を殺害予告と同時に、要求を出してきた切っ掛けは、日本国政府、首相の人道的支援として拠出する2億ドルであった事は間違いありま . . . 本文を読む
今回のISILの日本人人質事件について考えてみます。なお、この記事は石野真琴が感じた事や考えた事なので、礼を失している場合や、無礼な事もあるかと思いますが、許して頂きたいと思います。
今回、ISILが確保した人質は、当初の日本人2名に加えてヨルダンのパイロットの合計3名です。
この3名についてISIL側から見た、その価値やその意味を想像してみます。最初に書きましたが、これは石野真琴が想像して . . . 本文を読む