石野真琴のなんでもあり?

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「風立ちぬ」喫煙場面多すぎ

2013-08-22 23:59:59 | 趣味
 7月20日から全国で公開されている宮崎駿監督のアニメ映画「風立ちぬ」について、NPO法人日本禁煙学会(作田学理事長)は14日までに、喫煙場面が多いとして配慮を求める要望書をスタジオジブリ側に送った。
 要望書は、映画では教室や職場、ホテルのレストラン内での喫煙場面などが「枚挙にいとまがない」とし、「肺結核で伏している妻の手を握りながらの喫煙描写は問題」「学生が『タバコくれ』と友人にタバコをもらう場面などは未成年者の喫煙を助長」と指摘している。
 日本でヒット中の「風立ちぬ」は、28日からイタリアで開幕する第70回ベネチア国際映画祭の長編コンペティション部門にも選ばれている。

 ジブリ映画としては珍しく、変な事で話題となっているようです。
 喫煙問題は業界としては当然のようで、最近のドラマや映画では喫煙シーンはほとんど無いようで、それが常識化しているようです。
 しかし、自分が子供の頃、月光仮面と言った子供向けのテレビドラマでさえ、喫煙シーンは当たり前で、その後の青春ドラマ、刑事物のでもそうでした。
 この「風立ちぬ」と言うアニメは、戦前から戦中に掛けての物語であろうから(まだ見てませんが)、喫煙シーンは当たり前であって、無ければ不自然と言っても良いでしょう。
 喫煙と言う習慣が何時から始まったのか解りませんが、この習慣は最低でも日本では江戸時代以前からあり、江戸時代の中盤から後半に掛けての時代、文化文政期には「文化」にまで高まったと言って良いでしょう。
 江戸時代の煙草は刻み煙草で、パイプに詰めて火を付けるもので、その為の道具であるパイプ、火付け、たばこ盆、煙草入れ、根付けと言った道具が発達します。
 その中でも特に小道具の1つである「根付け」は芸術的なまでに洗練されたと言って良く、今でも逸品は高額で取引されているようです。
 健康の為に煙草を吸わないのは良い事ですし、煙草の煙が煙草を吸わない人にも悪影響を与える事は大きな問題です。
 しかし、日本人が数100年も掛けて築いた煙草と言う文化が、完全に消えるのは寂しいかぎりです。

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