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幕末に蒸気船をつくった藩(2)

2009-04-03 22:58:19 | 日本史:江戸時代
◆蒸気船造りのため、大村益次郎を雇ったのは何藩か。

日本人を駆り立てて明治維新を成立させたのは、江戸湾でペリーの蒸気軍艦を目撃したとき(1853年)の衝撃であったといっても過言ではない。ところで蒸気船を見て「自分もあれをつくろう」と、戦慄とともに決断した三人の藩主がいた。薩摩の島津斉彬、佐賀の鍋島直正、宇和島の伊達宗城(むねなり)である。彼らは、江戸城において「三藩、互いに競って、競争であの黒船をつくろうではないか」と約束したという。そして三年後にに彼らの率いるこの三藩が、相前後して黒船を造ることに成功したのである。そこで問題は、上の三藩のうち、大村益次郎を雇ってその任に当たらせたのは、どの藩か。

ア)薩摩藩の島津斉彬   イ)佐賀藩の鍋島直正  ウ)宇和島藩の伊達宗城

大村益次郎〔1824~1869〕は、幕末の兵学者であり、明治軍制の創設者。旧名は村田蔵六。長州藩の医者の子。大阪の緒方洪庵の門で蘭学と医学を学ぶ。長州藩の兵制改革に力量を発揮。第2次長州征伐,戊辰戦争で軍事指導に才腕をふるう。明治政府の兵部大輔として近代兵制の樹立に尽力したが,反対派士族に襲撃され2ヵ月後に死亡。

☆なお大村益次郎が、蒸気船建造にいたる経緯については司馬遼太郎の『花神〈上〉 (新潮文庫)』に詳しい。

☆正解は、ミラーブログ:コメント欄にあります。


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