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神の王国とは何ですか Ⅱ 聖書

2022年09月14日 | 日記

神の王国とは何ですか Ⅱ

 

4. 神の王国の支配者は神によって選ばれます。メシアは,自分で自分をメシアとしたわけではなく,不完全な人間たちによって選出されたのでもありません。神がじきじきにお選びになったのです。
メシアまたキリストという称号そのものが,そのことを示しています。いずれの語も「油そそがれた者」という意味です。この王は,神(エホバ,ヤハウェ)によって油そそがれた,つまり特別な職に任じられたのです。
その王について神はこう述べておられます。「見よ,わたしがしっかりととらえているわたしの僕を! わたしの魂が是認したわたしの選んだ者を! わたしは彼のうちにわたしの霊を置いた。彼は諸国の民への公正をもたらすであろう」。

「見なさい,私が支えている奉仕者,私が選び,喜んでいる者である。私は彼の内に聖なる力を宿らせた。彼は国々に公正をもたらす」。
(イザヤ 42:1)

『これは,預言者イザヤを通して言われたことが実現するためであった。「見よ,私の選んだ僕,私の心が喜びとする,私の愛する者を。この僕に私の霊を授け,彼は異邦人に公正を告げる」』。
(マタイ 12:17,18)

わたしたちにどんな支配者が必要かは,創造者である神が一番よくご存じなのではないでしょうか。


5. そのメシアは全人類に対して,ご自分が神の王国の支配者にふさわしい者であることを実証してきました。ナザレのイエスこそ,予告されていたメシアでした。イエスは,神が特定していた家系に生まれました。

「あなたの子孫によって地上の全ての国民が祝福を受ける。あなたが私の言ったことに従ったからである」。
(創世記 22:18)

「そして,あなたの日が満ちてあなたがあなたの父祖たちと共になるために行くときには,わたしは必ず,あなたの息子の一人となるあなたの胤(子孫)をあなたの後に起こし,わたしは本当にその王権を堅く立てるであろう」。
(歴代第一 17:11)

「アブラハムの子,ダビデの子,イエス・キリストについての歴史の書」。
(マタイ 1:1)


地上で,メシアに関する数々の預言を成就しました。幾世紀も前に記されていた預言です。メシアであることの裏付けが天からも与えられました。どのようにでしょうか。神が天から語り,イエスがご自分の子であることを確証なさいました。
天使も,イエスこそ予告されていたメシアであることを明言しました。そしてイエスは,神の力によるとしか思えない奇跡を,しばしば数百人の目の前で,時には幾千人もの目の前で行なったのです。
またイエスは,自分がどんな支配者になるかを幾度も示しました。人々を助ける力だけでなく,助けたいという強い願いも持っていました。

『イエスが山から下りて来られたのち,大群衆がそのあとに従った。すると,見よ,らい病の人が寄って来て,彼に敬意をささげながらこう言った。「主よ,あなたは,ただそうお望みになるだけで,私を清くすることがおできになります」。そこでイエスは手を伸ばして彼に触り,こう言われた。「わたしはそう望みます。清くなりなさい」。すると,彼のらい病はすぐに清められたのである』。
(マタイ 8:1~3)

利他的で,同情心にあふれ,勇敢で,謙遜でした。イエスの地上での生涯に関する記録は,だれもが読めるように聖書に収められています。

6. 神の王国には,キリストの共同支配者が14万4,000人います。イエスは,使徒たちを含む人々が自分とともに天で支配するということを述べました。そして,その一団を「小さな群れ」と呼びました。

「恐れることはありません,小さな群れよ。天の父は,あなたたちに王国を与えることを喜んでいます」。
(ルカ 12:32)


後に使徒ヨハネは,その小さな群れの人数が14万4,000人になることを告げられました。その人たちには,キリストとともに天で王として支配し,祭司として仕えるという胸の躍るような仕事が割り当てられます。

『そして長老たちは次のような新しい歌を歌っている。「あなたは巻物を受け取ってその封印を解くのにふさわしい方です。あなたはほふられ,自分の血で,あらゆる民族や言語や種族や国の人々の中から,神に仕える人たちを買い取ったからです。そして彼らを,私たちの神に仕える王および祭司とし,彼らは王として地上を治めるのです」』。
(黙示録・啓示 5:9,10)

「またわたしが見ると,見よ,子羊がシオンの山に立っており,彼と共に,十四万四千人の者が,彼の名と彼の父の名をその額に書かれて立っていた」。
(黙示録・啓示 14:1)

「彼らは,王座の前および4つの生き物と長老たちの前で,新しい歌のような歌を歌っている。地から買い取られた14万4000人以外,誰もその歌を習得できなかった」。
(黙示録・啓示 14:3)

7. 神の王国は,いま天で支配しており,地球全体の支配を開始する用意ができています。この最後の点は,わたしたちが知り得る最も胸の躍る事柄の一つです。
聖書は,王としての権威が天でイエスに授けられたことを示す十分の証拠を挙げています。イエスは,今この時代に天で支配しており,間もなくその支配を地球全体に行き渡らせ,この記事に出てきた数々の壮大な預言を成就するのです。
とはいえ,神の王国がいま支配していることをどうして確信できますか。また,その王国が地を支配し始めるのはいつでしょうか。

 

[脚注]

こうした預言から分かるとおり,神の王国は,多くの人が教えられてきたような,心の中にあるものではありません。

マタイ 3章17節,
『見よ,さらに天からの声があって,こう言った。「これはわたしの子,わたしの愛する者である。この者をわたしは是認した」』。

ルカ 2章10~14節,
『しかし天使は言った。「恐れることはありません。聞きなさい。私は民の全てにとって大きな喜びとなる良い知らせを告げます。今日,ダビデの町で,皆さんの救い主,主であるキリストが生まれました。 その子は布の帯にくるまって飼い葉おけに寝ているので,すぐに分かります」。突然,天の大軍がその天使に加わり,神を賛美して,言った。 「この上なく高い所では神に栄光が,地上では神に喜ばれる人々の間に平和がありますように」』。

ヨハネ 6章5~14節
『イエスは目を上げて大勢の人がやって来るのを見,「この人々が食べるパンをどこで買いましょうか」とフィリポに言った。彼を試すためにそう言ったのであり,どうするかは考えてあった。フィリポは答えた。「200デナリ分のパンでも足りません。一人一人にほんの少しずつ配ることもできないでしょう」。弟子の1人でシモン・ペテロの兄弟であるアンデレが言った。 「ここに大麦のパン5つと小さな魚2匹を持っている少年がいます。でも,これほど大勢では何になるでしょうか」。イエスは,「人々を座らせなさい」と言った。その場所には草がたくさん生えていて,人々はそこに座った。約5000人の男性がいた。イエスはパンを取り,感謝の祈りをしてから,座っている人たちに配った。小さな魚についても同じようにし,人々は好きなだけ食べた。 人々が満腹になった時,イエスは弟子たちに言った。「余ったかけらを集め,何も無駄にならないようにしなさい」。弟子たちがかけらを集めると,12個の籠がいっぱいになった。もともと5つだった大麦のパンを食べた人たちが残したものだった。人々はイエスが行った奇跡を見て,「これこそ,世に来ることになっていた預言者だ」と言いだした』。