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▼【訃報】藤子不二雄A、88歳
『まんが道』『忍者ハットリくん』『怪物くん』『プロゴルファー猿』
『魔太郎がくる!!』『笑ゥせぇるすまん』など
漫画史に残る傑作をいくつも生み出してきた藤子不二雄A（安孫子素雄）の訃報が入ってきた。
午前8時40分ごろ、川崎市の自宅から通報があり
警察官が駆けつけた際には既に亡くなっていたとのこと。
88歳だった。
当BLOGでは何度か書いてきたと思うが、藤子不二雄Aは大好きな作家で
ファミリー層に訴求し、普遍性を追求していたF派か
ダークテイストを含んだ作品を生み出し続けたA派かでいえば、私は断然A派であった。
（もちろん、お二人とも大好きな作家ではある）
2018年11月、小坂忠の周年ライブに参加するため上京した際には
ちょうと開催期間中だった『藤子不二雄(A)展 －(A)の変コレクション』に出かけ
関連グッズを買いまくって帰ってきたのも懐かしい想い出だ。
親切なことに会場内はほぼ全て撮影可だったこともあり
少年のようなテンションで写真を撮りまくった。
追悼の気持ちを込めて、何枚かここで紹介しておきたい。
＊2018年11月『藤子不二雄(A)展 －(A)の変コレクション』にて
＊2018年11月『藤子不二雄(A)展 －(A)の変コレクション』にて
＊2018年11月『藤子不二雄(A)展 －(A)の変コレクション』にて
＊2018年11月『藤子不二雄(A)展 －(A)の変コレクション』にて
＊2018年11月『藤子不二雄(A)展 －(A)の変コレクション』にて
＊2018年11月『藤子不二雄(A)展 －(A)の変コレクション』にて
喪黒福造の横に座って乾杯のポーズを取っていたり
ハットリくんがビルを登る様子をビルの中から眺めていたり
『プロゴルファー猿』の猿くんをバックにゴルフクラブを持って微笑んでいたり
『笑ゥせぇるすまん』のドーン！写真を再現したトリックアートを撮っていたり
自分で自分に「お前本当に●●歳なのか」とツッコミを入れるほどの
ハイテンションで撮影しまくったことを今も鮮明に覚えている。
藤子不二雄Aの作品は、SF（すこし・ふしぎ）ならぬSK（すこし・こわい）が多く
それが私の幼少期に大きな影響を与えている。
ホラー映画が大好きなのは、楳図かずお、古賀新一、つのだじろう、藤子不二雄Aらが
同時期にヒット作を出した「ホラー漫画の黄金期」と人格形成期がばっちり重なっていたことと
決して無関係ではないと思う。
当然のように体罰がまかり通っていた当時の子供にとって、
傍若に振る舞う人間に鉄槌が下される様子は、鬱憤を晴らす効果も大いにあった。
私も、両耳を掴んで体ごと持ち上げる、今考えれば完全アウトの体育教師に
『コノウラミハラサデオクベキカ』と何度も唱えたものだった。（効かなかった）
当BLOGを開設してから今年で18年になる。
その間にも、歌手、漫画家、作家、映画監督、クリエーター。
憧れの対象だった人々が亡くなってきた。
今敏、スティーブ・ジョブズ、大瀧詠一、樹木希林、三浦春馬、竹内結子、神田沙也加など
今でも時々思い出しては「寂しいな」と感じる人もたくさんいる。
長く生きるほど、著名人の訃報に触れ、身近な人の死を見送る機会が増えていく。
何度も見送っているうちに、自分にもその順番が巡ってきていることを実感せずにいられないが
足音が少しずつ大きくなっていることが、不思議なことに最近あまり怖くない。
老いることで体は弱るが、その一方で色んな運命を受け入れる精神的な強さが身につくのだろう。
たくさんの名作を思い出しながら、今日も大切に生きたい。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
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子供の頃はよくファンレターを書いて、
お返しに届く印刷の年賀状に一喜一憂したものでした。
コンビ解消の際は悲しくて、どうか２人で続けてくださいと
手紙を書いた記憶があります。
あの頃はインターネットもなく、詳細も知らないから
「もう藤子不二雄の漫画が読めなくなってしまう」と
思っていました。
もちろん子供の心配など杞憂に終わりましたが。
お２人の書きたかった沢山の物語を読ませて頂きました。
藤子不二雄作品と出会っていなかったら、
自分の人生も違ったものになっていたと思います。
ご冥福をお祈りします。
>コンビ解消の際は悲しくて、どうか２人で続けてくださいと
>手紙を書いた記憶があります。
これ、全く同じことを知り合いもやったらしいです。
長年二人三脚でやってきた二人を応援してきた側からすると
特に「まんが道」を読んだ世代は悲しくなりますよね。
私も今、また「まんが道」を少しずつ読み返しています。
こういった作品はもう出てこないんだろうなあと思ってしまいますね。
やはりどれだけぺンタブが進化しても手書きにはならないですし。