■Wii:「オプーナ」
「マリオギャラクシー」との同日発売という
この上ない十字架を背負って発売される「オプーナ」。
開発はPS「ドラゴンクエスト7」などで知られるアルテピアッツァ、
音楽は、「グリムグリモア」「オーディンスフィア」「ASH」など
精力的に活動中の崎元仁氏という豪華スタッフが送り出す
Wiiではまだまだ数少ない完全新作のSF・RPGである。
プロモムービーでは丸っこいキャラクターが活き活きと動き回り、
Amazonにて公開中のスクリーンショットでは、「ウェーブレース」や
「フォーエバーブルー」を彷彿させるものもあった。
操作方法も、Wiiリモコンではなくヌンチャクのみで全ての操作が可能という
「アスキースティックL5」も真っ青の斬新さ。
冗談でも何でもなく、見どころは本当に多いのである。
発売初日に購入された「かみけもチャンネル」では
早くもレビューが掲載されており、好印象を持たれている様子。
【紹介記事】「オプーナ」を遊んでみた(かみけもチャンネル)
水中にはイルカが泳いでいるはずのワンシーン
BGMにはヘイリーが使用されているはずのワンシーン
公開されている情報から「MOTHER」や「moon」のような香りを感じ取ったファンも多く
実は良作なのではと期待している方も一定数はいるようだが
「かみけもチャンネル」を始め、(当BLOGでもいじっておいて何だが)
世間の反応は何故か「半笑い」が多い。
クオリティアップのためと延期した先が
よりにもよって「マリオギャラクシー」と同日であったことから、
今や完全なオチ扱いである。
Amazonランキングも、30日午前0時現在195位。
いよいよ明後日に発売を控えた「まずは50万本」を目指すタイトルにしては低い。
何故こうなってしまったのか。
発表会での襟川菲菲会長の服装に問題があったのか、いや違う。
絵描き歌のようなキャラクターか、それとも「オプーナ」というタイトル。。。
いや、やはり最大の原因は発表会での「まずは50万本」発言であろう。
あれさえなければ、ここまでのオチ扱いにはならなかったはずである。
PS2「一年戦争」の発表会における「ミリオン!ミリオン!ミリオン!」の大合唱と
発売後の惨劇は、多くのメーカーに教訓を与えたと思っていたのだが、
やはり歴史は繰り返すものなのであろうか。
魅力を探ると言いながら、反省会のようなまとめ方になってしまった。
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タイトル:オプーナ
メーカー:コーエー
発売日:2007年11月1日
価格:7,140円(税込み)
公式サイト:http://www.opoona.com/index2.htm
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