忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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”攻め”のナムコが見れる「DEATH BY DEGREES」

2005年01月04日 | 作品紹介(ゲーム)

■PS2:「デス バイ ディグリーズ 鉄拳:ニーナ・ウイリアムズ」


「太鼓」や「もじぴったん」や「ドリラー」が悪いと言うわけではないが、
久々に攻めの姿勢のナムコを見たようで嬉しくなった1本を紹介しよう。
今月27日に発売予定の「DEATH BY DEGREES」だ。
サブタイトルに”TEKKEN:NINA WILLIAMS”とある通り、
このソフトは「鉄拳」シリーズでお馴染みのキャラクター、
ニーナ・ウィリアムズが主演するアクションアドベンチャーになっている。
これは「鉄拳」シリーズ初のスピンオフ企画なのだ。

このソフトは操作方法が極めて個性的だ。
使用するのはアナログスティック2本、ほとんどこれしか使わない。
移動もアクションも、ニーナの動作全てをアナログスティックだけでこなすのである。
アナログスティックで攻撃と聞くと、ハイパーネオジオ64でリリースされていた
「武力」を思い出す人もいるかも知れないが、プレイ感覚は全く違う。
Lスティックを移動、Rスティックを攻撃に割り振っており、
Rスティックを敵のいる方向に「弾く」ことで360°どこにでも攻撃可能だ。
2本のスティックをどう組み合わせて戦うかによって、
流れるような連続攻撃を繰り出すことも出来る。
この操作感が非常に心地良く、戸惑うのは開始数分で、
慣れていくほどに感覚的に戦うことが出来るようになる。
「避け」や「ガード」を使用するあたりは格闘アクションだが、
無数に湧いてくる敵を次々に蹴散らしていくところは
「ファイナルファイト」や「鉄拳」の中にあった「鉄拳フォースモード」に近い。
独特の操作感覚を把握し、自在に操れるようになっていく快感は
昨年末の「ドンキーコング・ジャングルビート」にも似ている。

また、スキルポイントをためることで、より高度な技の習得も可能。
「鉄拳」でお馴染みの10連コンボももちろん出せる。
使用出来る武器も素手だけでなく刀(二刀流も可能)やポイズンアンプル、
スナイパーライフルまで非常に多彩だ。
「内部破壊」という技を発動すれば、敵の体がレントゲン写真のように透明になり、
透けて見えた弱点を集中攻撃することで敵を瞬殺出来たりもする。

導入部分のみのプレイとはいえストーリーが若干弱い気がすることと、
アクションにもうひとつ爽快感がないこと、
「鉄拳」シリーズに馴染みのないアクションアドベンチャーファンにとっては
「『鉄拳』シリーズのニーナ」という売り方がかえって邪魔になる可能性もあるが、
私がプレイしたのは昨年の10月のことなので、
発売までにアクション部分だけでも改善されていることを切に望む。
現在、全国の試遊台設置店に体験版が配布されているはずなので
見かけたら是非一度体験してみて欲しい。

*なお、開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 数分のプレイによる第一印象であることを断っておく。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:デス・バイ・ディグリーズ
       ~鉄拳:ニーナ・ウィリアムズ
    機種:PS2
  メーカー:ナムコ
   発売日:2005年1月27日
    価格:7140円(税込み)
 公式サイト:http://namco-ch.net/death-by-degrees/index.php
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
コメント (14)
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