あっけらかん日記

とりあえず設置してみました。カテゴリ別にブログを整理しなおそうと思っています。

実在した?!ハン尚宮(チャングム)

2005-04-23 23:51:13 | 韓国ドラマ
「チャングムの心をたずねて」という番組がやるので見てみたのだが、
一番のオドロキは、ハン尚宮には実在のモデルが居た!という事である。

熱心でいろいろ調べているファンだったら、既に知ってる事かもしれないけど、
私にとっては初耳なので、おどろいたのでした~(゜◇゜)おぉ~。

李王朝最後の女官だそうで、そのハン尚宮は、最後の皇后が亡くなる
1965年まで、皇后に仕えていたそうで、1972年に亡くなった
そうである。

そんな最近まで、女官の生き残りが居たのか~~~

さらにオドロキなのである。しかも写真が残っている・・・。

今回の番組では、チャングムのドラマを話のネタにして、
韓国の女流文化を紹介するもので、宮廷料理の事、もの語りの事、
韓国ならではの医女の説明など、なかなか興味深かった。

宮廷料理は、最後の女官ハン尚宮と、両班のうちに伝わる、レシピを
元にして、風前の灯火だったのを、かろうじて再現されたそうである。
(この間見た、プロXの玉鋼の「村下(ムラゲ)」を思い出した)
(あれも、最後の村下にお願いして、やっとこさ教えて貰って復活したらしい)

もの語りは、漢字が男性用、ハングルが女性用(日本の平仮名みたいだな)で、
両班の女性達が代々行ってきたハングルでの歌会や、民衆に伝わってきた
アリランの紹介などをやっていた。

医女については、その昔は女性が男性医師に身体を診られるのを恥とし、
病気になっても受診しないで死んでしまう女性が多い事を1400年頃
(だったかな)の王様が憂いて、作った制度なのだそうな。
宮廷で女性に医学を教えて、各地に派遣したんだそうな。

ん~~、なんか凄いぞ。

それにしても、昔の両班の女達は、ろくに外出もできないでひきこもり生活を
していたらしいが、現代のヒッキーが精神衛生上よろしくないのと同じく、
当時だって、よろしくなかったハズである。
そういうよろしくない状態では、日常生活の上でも支障が出なかったのか?
疑問である。今回は紹介されてなかったけど、韓国伝統のシーソー遊びは、
そういった外に出れない女性達が、外を見るために考え出した方法が
伝統の遊びとなって今に伝わっているそうである。