犬のとこやさん過去日記

犬のとこやさんの旧ブログです

夏、到来Ⅱ [2012年07月29日]

2012-07-29 12:28:30 | トリミング

ちょっと見づらいかもしれませんが、下の写真は何に見えますか



何を撮ったのか分からない方も多いと思います
これって実は「ノミ糞」なんです
この砂粒みたいなものが、ノミの糞でこれをワンコの体で見かけた時は体に少なくとも三匹程はノミがいると思います。
特徴として、まとまって数粒ある、糞に水をかけると溶けて無くなってしまう、比較的お尻の周辺にある、などです。
実際のノミですが↓↓↓こんな感じです



ちょっと大きめでお尻が茶色いのが多分メスです。小さいのがオス。
メスは潰すと卵が出てしまいます。ですので、家で見つけた時には写真の様に水没させるかセロファンテープに貼って閉じ込めるかのどちらかで対応すると良いと思います。

ノミがつくと痒みがでます
痒みの特徴として、朝よりは夜に痒みが出る、比較的お尻、シッポの付け根辺りを急に掻きむしる(だらだらではない)があげられます。

トリマーになりたての頃はノミダニの特効薬が無くて本当に苦労しました
全身にノミダニの子も多かったですね
ノミの厄介なところはワンコが痒くて口を使って掻いた時にノミがワンコの体内に入ってしまうと、お腹の中でジョウチュウがわいてしまうということ。
過去に酷いケースで、毛玉・ノミ・ダニのワンコをやったことがありますが、飼い主さんは太っていると思っていた子がそれは全て毛玉でその下にはノミ・ダニが・・・
そんな状態でしたから獣医さんに行ってもらうと、腸が食い破られていたとか、いないとか
駆虫と治療の済んだワンコが本当に太ったのは言うまでもありません

次はダニです



私、ノミよりダニが苦手です・・・。
写真のものはとっても小さいです。黒い点(ダニ)の上の部分の皮膚が少し赤くなっているのが見えますか
ダニはあの部分が口になっていてとっても強力な鋸の刃のような口で食いついています。
ダニの場合、痒みが殆どないんです。
というのも、ダニは食らいつく時に麻酔のような物質を出すらしく痒み、痛みが分からないようです。
ダニを取る時にはしっかり食いついているので、胴体だけ引っ張ると頭だけが残ってしまうのです。
お店では鉗子という道具を使ってダニの頭をしっかりはさんで皮膚ごと取ります。
ダニの麻酔がかかっているためか、ワンコはさほど痛がりません。

自宅で駆除を試みる場合には獣医さんで買える駆虫薬(首の辺りにたらすタイプ)が良いと思います。
ただ、このお薬もワンコによっては合わない子もいたりで使えない子もいます。
獣医さんと良く相談をして下さいね

夏のこの時期、避けて通ってもなかなか避けきれないノミ、ダニ
絶対につけたくない 飼い主さんは駆虫薬をお勧めしますが、私個人的にはノミ取りが意外に好きでした
亡くなった愛犬ちょびも、抱っこの時に指先でノミ糞が無いか確認し、糞があった時にはちょびをひっくり返してノミ探ししてました~ 彼はひっくり返されている時には怒って いましたが、終わりの合図で解放された喜びからか顔をペロペロ舐めにきました
懐かしい思い出です。

ちょっと脱線しましたが、この時期気を付けたいノミ・ダニの情報でした


夏、到来!! [2012年07月25日]

2012-07-25 12:31:10 | トリミング

ワンコたちの苦手な季節がやってきました

この時期ワンコにトラブルはつきものです。。。
暑さで吐く、食欲が無くなる、元気が無くなる、息が荒くなる・・・・。
ノミやダニなどの寄生虫がついてしまう・・・・。
皮膚トラブルが出やすくなる・・・・。

ただでさえ暑くて大変なのに、ワンコの調子が悪くなったりしたら心配ですね
おまけに、痒くて掻き毟っているワンコの姿を見るのもつらいですよね

ちらほら、暑さで体調を崩したというお話を聞いています
特に、高齢のワンコたちには夏の暑さは堪えるようです これからが夏、本番です
充分注意して下さいね

今日は皮膚トラブルの事について少し書いてみたいと思います。

夏場は皮膚炎がある子たちには本当に厄介な季節です。見た目も赤みが強くなったり、独特の臭いが出ます。何よりワンコたちが痒くてたまらなくなる・・・

トリマーとしてそういうトラブルを抱える子に、よく接します。
当初、皮膚トラブルは病気なんだから獣医さんに薬を出してもらえば簡単に治ると思っていました。
でも、どんどん悪化していく犬たちを見続けていると、薬が効いているのか疑問を持つようになったんです。
もちろん、薬で緩和されることもありますが、長期間の投薬に違和感を覚えました。
薬に頼らずにどうにかならないものかと、食事やシャンプー法、皮膚の傷が治る過程などを勉強しました。
結果、トリマーとしては、皮膚の上で増えてしまった菌を綺麗に洗い流し(この時、菌の食べ物である皮脂もある程度綺麗に洗い流す)それから、乾燥を防ぐ為に保湿をする というのが一番だと思いました。
理屈は分かっても、それで合っているのか分からない
そんな時、柴犬のココアちゃんが皮膚炎をおこしており、主治医の先生は投薬が意味ないとおっしゃったとの事。
薬を使わずに という自分の考えが一致しました。
飼い主様とお話をさせて頂き、今まで自分の勉強したことをお伝えして、家で出来る事は実践して頂きました。私はトリマーとしてココアちゃんの皮膚のケアをお任せ頂きました。
全てが順調に進んだわけではありませんが、現在、ココアちゃんは夏の皮膚トラブルを感じさせない位に回復しています。ココアちゃんについてはこちらへ


薬のようにすぐに結果は出ません。
ココアちゃんも三年ほど、一進一退を繰り返しました。
それに、今年の夏も確実に乗り切れるかは分かりません。でも、今現在は私の見た目にもかなり調子が良いのは間違いありません

いろんな事を教えてくれたココアちゃんに感謝です
これからも、出来る限りケアーしてあげられたら と思っています。
お任せ頂きました、飼い主様にも感謝いたします

全てのワンちゃんにあてはまるものではないと思っています。
しかし、お薬に頼りすぎる事だけは注意してあげてほしいと思います。

厄介な夏を、無事に乗り切り、元気に秋を迎えられますように(ちょっと気が早いか )


ありがたい言葉・・・。 [2012年07月21日]

2012-07-21 12:33:04 | 犬のとこやさんの想い

トリマーとして働く

犬だけ扱っていれば良いわけじゃないですね・・・。

たぶん、人より心配性で、気になってしまうとついつい深入りしてしまう・・・。
自分でも分かっているけど、聞かずにはいられない。
だから、飼い主さん、迷惑だったかな?と反省することも・・・。

自分で決めた事なのに、気持ちが揺らぐ・・・。

でも、私は何の為にこの仕事をしているんだろう?って考えるとやっぱり飼い主さんと愛犬の為なんだ。

葛藤する日も多いです。


でも、今日は答えをもらえた気がします
とっても温かくて、嬉しくて、ありがたかった
涙が出て止まらなかった

自分の為に用意されていることならどんなに困難でも、自分の覚悟だけあれば大丈夫
本当にそうなんだ って今日の言葉で改めて理解しました。

ちょっぴり、暑苦しくてうっとうしいかもしれませんが 懲りずにお付き合いくださいませ


トールペイント [2012年07月20日]

2012-07-20 12:35:02 | その他

今日はお休みで、習い事のトールペイントに行ってきました
もうかれこれ、10数年続けているんです 絵を描くことが小さいころから好きだったので、仕事以外のリフレッシュに通っています。
今日はそのお稽古の日でした

トールペイントは図案を写してそこに色を付けるのですが、描く物によってマスキングテープを貼って直線的なものを描かなければならないのです 私はちょっと苦手なんです
適当な感じでササッと描けるものが好きで(動物の毛並、もちろんワンコも )そんな話を先生に話していたんです。
すると、私向きのものがある と。
先生ご自身が先日講習会に出られたそうで、自分の気持ち(感情)を絵 色 で表現するものらしく・・・(うまく説明出来なくてゴメンナサイ )絵心が無くても1時間程で小さな額に入れても何となく様になる作品が出来るとか
犬の絵は描けないのかお聞きすると、写真から転写シートに白黒でコピーしてそこにご自身の気持ちに合わせた色をおく事が出来るとか・・・

・・・

ちょっと分かりづらい・・・
今度、実際に体験させて頂くお約束をしました
転写シートが布にアイロンでつけられるものであれば、オリジナルのお散歩バックなんかが作れそうです
まずは、自分で体験してみます
簡単に愛犬のオリジナルグッズが作れるようなら、お店で講習会をお願いしたいな と、思っています

今までに作った作品の中から、一番初めに家族になったMIXのチコの作品を
恥ずかしながらアップさせて頂きます


今日は第3回バッチフラワーレメディーの講座でした~ [2012年07月18日]

2012-07-18 12:37:45 | イベント

リニューアルオープン後から毎月一回開催しているバッチフラワーレメディーの講座 、早くも第三回目を数える事となりました~
毎回講師の小松明子先生をお招きして、ご自身に向き合う時間を作って頂けたら という願いのもと開催しています 講座では、ご参加の方用のボトルが作れます 初回からご参加の方はご自身ではあまり気づかれていないようですが、かなり変化がみられると講師の小松明子さんがおっしゃっていました

今日は私がバッチフラワーレメディーと出合ったきっかけをお話ししたいとおもいます

以前家族として暮らしていた愛犬のちょびが亡くなる前の一年間、西洋医学の薬も使えなくなり、ホメオパシーを使用していたんです。ホメオパシーもレメディーと呼ばれる砂糖粒を与えるのですが、ホメオパシーのレメディーとバッチフラワーのレメディーは何が違うのか とずーっと疑問に思っていました。
そんな時に、小松明子さんの講座に参加する機会がありバッチフラワーレメディーと出合いました。

犬と常に関わる仕事をしていて、彼らに害が無くて安全で使用出来るものを(シャンプーやごはん等)常に探しているんです バッチフラワーレメディーもそんな条件に合うものでした。

バッチフラワーレメディーとは気持ち、感情のネガティブなものに対応するもので、植物性のグリセリンのなかにお花のエッセンスが極少量入っているだけなんです。
それを、毎日少しづつ取り入れる事で気持ちに変化をもたらす

カウンセリングのページに載せているラテちゃん、キキちゃんもそんな変化を私に教えてくれたんです。

私自身がレメディーを3か月摂り続けてみましたが、正直良く分かっていなかったんです。(今でも思いますが、自分自身の変化には本当に気づきにくい )
でもその後、ボランティア先で中型犬にバックリ噛まれる事がありました。
その時の傷の治りの早い事・・・ 病院にも行かずに治療を受けなかったのに、一週間もすると仕事に支障が無いほどに回復したんです
気持ちの上で安定していたから自然治癒力も高かったのかな なんて思っています。

お店では愛犬のカウンセリング時に必要であればボトルを作ってお渡ししています。
既に利用されている飼い主さんには出来れば入門講座を受けて頂き理解してもらえたら と思っています。
最終的にはレメディーを摂らなくても愛犬の気持ちを理解してもらえるようになるといいな って思っています

8月の講座は27日(月)です。(詳しくはこちらから)
お時間の許す方はご参加頂けると嬉しいです