犬のとこやさん過去日記

犬のとこやさんの旧ブログです

暑くなってきました~!! [2012年06月30日]

2012-06-30 12:53:37 | トリミング
とうとう、わんちゃんの苦手な暑い季節になってきました

寒い冬より、断然暑い夏の方が犬には大敵です。
おまけに湿度が上がってきたら・・・・
これからの季節は熱中症に気を付けないといけませんね。

暑い時間帯のお散歩を避けるのは当たり前として、室温の管理(節電のこの時期、辛いですが・・・)、その他冷却グッズの応用、体の熱をとる食材を与える、などなど・・・。これから来る季節に備えたいですね。

また、わんちゃんは全身を被毛で覆われています。
人間の皮膚よりも薄くて弱い皮膚をもつ犬達は被毛で皮膚をガードしています。
が、日本の高温多湿の夏はその被毛も熱中症の原因になってしまうこともありえます。

トリミングをしていて、毛玉が出来ていたと飼い主さんにお伝えしても、分からなかったということは多くあります。
表面の毛だけをブラッシングしていて、見た目には毛玉があるように見えないケース。
でも手で触ってみると、毛布の上から体を触っている感触です。そして、息を吹きかけてみても、手で毛をかき分けても、地肌が見えない。下の写真がそういう場合のちょっとひどいケースです



これは全身が毛玉に覆われてしまっていて、バリカンをかけても毛がつながっているから下に落ちないんです
一番短い刃のバリカンでも毛玉が邪魔してなかなか入らない。おまけに皮膚と、毛玉の間に隙間がないので皮膚が柔らかいところだと、毛玉に皮膚が引っ張られてバリカンの刃で皮膚を傷つけてしまうこともあります。
怪我をさせないようにするにはブラッシングで毛玉をある程度とかしてあげるとよいのですが、皮膚の柔らかい場所は犬が嫌がるところが多いです。(痛みを感じやすい場所)
ブラッシングで時間をかけて、痛い思いをさせるのもかわいそうだし、バリカンの方が痛みも少なく時間も短縮できる けど・・・、どちらにしても我慢するのは、わんちゃん達ということになりますね
日ごろから毛玉を作らないように飼い主さんが頑張ってもらえれば、わんちゃん達も楽になります。
特にこれからの季節はこんな状態にしていたら、わんちゃん達は苦しくてたまりません。
また、短くしすぎるのも紫外線や、クーラーの冷気、散歩時の地熱の影響、をうけやすくなります。

ライフスタイルや、わんちゃんの年齢なんかも考えなければなりませんが、どんなカットがご自身のわんちゃんに適しているかを見極めていけるといいですね
暑い夏を少しでも快適に過ごせるお手伝いが出来れば嬉しいです
お店をご利用の時には是非ご相談くださいね

愛情! [2012年06月26日]

2012-06-26 12:56:11 | お客様


カワイイ ケースにオヤツのジャーキー
これが「なに?」って感じですよね

これは先日来店下さった、リオンちゃんのママがトリミング後にリオンちゃんにあげてたものです。
私、個人的にはお店で売ってる犬用のオヤツはちょっと嫌いで リオンちゃんママがジャーキーをあげてるのを見た時、正直ちょっと残念でした。(リオンちゃんママはワンコライフが長くてとても良くワンコの知識を知っていらっしゃいます)その場はそれとなくやり過ごそうかと思っていると・・・。
「お友達のワンちゃんのお母さんがコレの作り方を教えてくれたの!自分で作ると安心だよね!」と。

な~んだ そうか~
その言葉を聞いて安心しました そして、リオンちゃんったら幸せねっ

手作りのジャーキー、意外と簡単に作れるんですよ
ささみを半分に切って、薄くのばして、オーブンで焦げないように焼くだけ
私も以前お店で「犬のごはんについて」の講座をした時に実際に作ってみましたが、本当に簡単です。
おまけに匂いもすごく、良い
ワンコの食いつきも全然違います

飼い主さんが人間の口に入れても安全な原料で作る過程も全て管理出来れば安心してワンコにあげることが出来ますね 皆さんも、一度トライしてみてはいかがですか

やっと!!! [2012年06月25日]

2012-06-25 12:58:18 | お客様

ワンコギャラリーで少し触れましたが、とっても嬉しい事がありました

今から六年くらい前に初めてキキちゃんに会いました。

最初のトリミングから噛みつきがあり、本気噛みで、おまけに中型犬のコーギー(牛の踵に噛みついてお仕事する牧羊犬です )だから、正直出来ないかと思いました
飼い主さんに状況を説明して、月に一度の来店をお願いしましたが、その時は連絡を頂けず・・・。
「どうしたかな~?」と心配する気持ちも薄らいできた頃、飼い主さんから連絡がありました。獣医さんで麻酔をしないとシャンプーが出来ないと言われたと。
確か一年は経過していたと思うのですが、最初のトリミングの時にどんな感じだったか・・・忘れていました

麻酔をかけないとシャンプー出来ないなんて、これからの犬生、どれだけのリスクを負わなければならないかをか考えたら

月に一度必ず の来店をお願いして(何故なら私とキキちゃんのお互いが慣れるためと、忘れないため)私はキキちゃんと関わる決心をしました

それからというもの、怖くて仕方ないキキにどうやってシャンプーは怖くないもの。と教えるか?初めてのことやも物が極端に苦手で神経質なキキにどうやって慣れてもらうか?試行錯誤でした。
キキは食べ物にはすごく興味を示す子でしたが、食べ物に頼ることはしませんでした。でも、あまり進歩がなく、噛もうとする行為もある程度まではうまくいくのに、その先へ進めない。。。

いろいろ考えて、エリザベスカラーを使うことを決めました。
が、 キキちゃんはすでにエリザベスカラーにトラウマがあるとのこと
飼い主さんの「出来ません」は結構強かったなぁ~
それでも、やっぱりカラーが出来ればいろんな場面で(今後の病院通いにも)使えるから!と飼い主さんを説得しました。この時ばかりは食べ物が大好き というキキちゃんに、フードを使ってしつけてもらいました。
これが意外とうまく進んで、次のトリミングの時にカラーを持参するようにお伝えしたのが去年の夏。
ところが、飼い主さんの体調が優れずにトリミングがキャンセルになり、おまけに心配していたキキちゃんの皮膚炎が悪化してしまったようで獣医さんに往診してもらったそうです。その場でカラーを使用したそうですが、警戒心の強いキキちゃんはパニックになってしまったとのこと。その後からカラーを見るだけで震えて脅えるようになってしまったのです
あともう一歩のところまできていたのに。。。

でも、私はあきらめませんでした。

前回が順調にうまく運んだので今回のキキの様子はもどかしく、かといって無理強いすれば逆効果
あきらめないと思ったけど、キキの様子を聞くと「やっぱり無理かも」と思ったりしました。

そんな時にバッチフラワーレメディーを知って、薬ではなく安心して使える物であることから、飼い主さんにとりあえずレスキューレメディーを試してみてほしいとお願いしました。
すると、あれほど震えて脅えていたカラーが気にならなくなったようだ と。効果がありそうなので、今度はキキの感情に合わせたレメディーを。
すると、どんどん行動が変わってきて、カラーも飼い主さんの地道な努力のおかげで、家でつけられるようになったとご報告頂きました

一度は諦めたカラーをしてのトリミング
飼い主の強さを教えるにもちょうどいい!!
カラーをして、その上から首輪を飼い主さんに持ってもらって「いけない事」をしたら叱る。「いい事」をしたら誉める。(これはこの六年間飼い主さんと一緒にキキに教えてきた事)
初めてだったから飼い主さんも緊張していたからあんまり丁寧に洗わなかったけど、やっと首輪の下の胸の部分と前足が洗えました~
最初は怒っていたキキちゃんも、状況を理解した様子で、最後は落ち着いてシャンプーを終えることが出来ました~

本当に本当に嬉しい瞬間でした
まだまだこれからキキに教えなければいけない事はあるけれど、まずはここまでこれた事を、飼い主さんと二人で喜びました (これまでの経緯はこちらから→☆)

写真はキキちゃんのシャンプーの様子。
隣にいるのが一緒に諦めずに頑張ってくれた飼い主さんです

諦めずに頑張れば答えは出るんですね~



ヨガに行きました [2012年06月22日]

2012-06-22 13:00:41 | その他

ヨガを始めてもうどれくらいになるだろう・・・。

体の固い私が数年前から始めたヨガもすっかりライフワークになりました。
最初は固い体でついていけるか心配でした 難しいポーズが出来なかったら恥ずかしいな とか思っていましたが、出会った先生にも恵まれて、「ヨガは自分自身に向き合う事」ということを知りました。

自分自身に向き合う事・・・。

簡単そうでなかなか出来ないです。
ヨガではリンパの流れや血液の流れを感じる事、坐骨を立てる、坐骨を重たく感じる、お腹をしめて内臓を感じる・・・。
当初は全く分からない 体の声に耳を傾けるなんて今までしたことが無かったから。
それまでは病気になって初めて体を感じていた自分に気が付きました。
(正直、風邪もあまりひかない健康体なもので、体の声を聞く機会もかなり少なかったんですが )
でも続けるうちに目に見えるわけではないリンパや血液の流れを感じることが出来るようになるんですね
今ではすっかりはまってしまいました

トリマーとしてのお仕事にもかなり影響を与えました。

犬って本当に人間の気持ちを読むのがうまい
いつもと同じようにトリミングしているつもりでも、気の強い子に噛みつかれる時もあればおとなしい時もある・・・。何が違うのか?考えると私自身の気持ちが犬に集中しているか?していないか?なんです。
もちろん経験や技術も関係ありますが、最後はやっぱり気持ちです。

で、ヨガがどう係るのか?というと
犬を叱る時にヨガでいう丹田をしっかり締めます。犬が止めたら丹田をほどいて100%気持ちを切り替えて誉めてあげるんです。そうすると犬は理解してくれました(あくまでも私個人の感覚ですが)
ヨガで体と気持ちのコントロールが出来るようになったことから「犬に分かりやすい」方法で伝えることが出来るようになったと思っています。

今日も体の声を聞き、呼吸と一緒にネガティブな感情を吐き出してきました~。固かった体も今では人並位までは柔らかくなったかな~ これからもず~っと続けていけたらと思っています

悲しいお知らせ [2012年06月20日]

2012-06-20 13:01:44 | お客様

長い間犬のお仕事をしてきても、未だ慣れない事があります。

今日も先ほど飼い主さんからお知らせいただきました
一歳違いの兄弟のマルチーズを飼っていらっしゃり、残念ながら先月の終わりに弟の、りき丸くんが虹の橋を渡りました 飼い主さんの懸命な看護の末、りき丸くんは旅立ったそうです
それでもお姉さんのエミちゃんは(三年前から心臓が悪かったのですが)元気にしています。と、つい先日連絡をもらったところだったのに、お電話を頂いた翌日に発作をおこしたそうです。。。

立て続けに。。。飼い主さんの気持ちを思うと、本当にやりきれない思いです。

何度も何度も、そういう場面に立ち会わせていただきますが、こればかりはいつまでも慣れることが出来ません。

長い間、トリミングの時間だけしかそのワンコに関わることが出来ないけど、みんなそれぞれに個性豊かで性格も違うから自己満足ではあるけれど、ワンコに合わせてトリミングするのが好きなんです。だからついつい気持ちが入ってしまいます。

お別れの挨拶をさせてもらえるときには、お宅に伺っていつもなら元気な声が聞こえるのが「しーん」と静まりかえっている。。。一番嫌いな瞬間です。

りき丸くんとエミちゃんの飼い主さんは言います。
今回立ち直れないかもしれないけれど、やっぱり犬を飼っていて良かった。この子たちに教えてもらうことがたくさんあった。感謝しています。と。
本当に犬から教えてもらうことがたくさんあります。ここまでトリマーをしてきても、きっとまだまだ分かってない事があるんだと思います。

りき丸くん、エミちゃんからもたくさん教えてもらったね!
そして、飼い主様であるK様からもたくさんの事を教えていただきました。いつも気にかけて頂いてありがとうございました。