犬のとこやさん過去日記

犬のとこやさんの旧ブログです

今日は防災の日 [2012年09月01日]

2012-09-01 11:58:43 | 命を守る

ここの所の暑さも少しおさまって今日は幾分過ごしやすかったですね

今日は防災の日です。
昨夜もテレビで防災関連の番組がありました

いつか来るかもしれない災害を考える良い機会です。

以前にもブログに書きましたが、3.11の震災後から被災犬たちのお世話に行っていますが、未だ変わらない状況が続いている犬達がたくさんいます。
未曾有の大震災。

今回はお世話に行き始めた当初の様子を思い出しながら書いてみたいと思います。

私が最初に行った時はすでにかなりの犬達が保護されてきていました。 緊急で作った簡単な施設。
犬達は一匹づつケージに入っていました。
ボランティアも数は多いものの、慣れない人が多く、おまけに支援物資は次から次へと送られてくる。
犬の仕事をしているとはいえ、何をどうすればいいのか?
トリマーだと伝える気も無かったですが、とにかく犬達の世話をするだけで手一杯な状態でした。
私がまずやった仕事は犬達のお散歩でした。保護されてきている犬の多くは中型犬以上の子が多く、やたらとセッターが多いと感じました。後は中型のMIX犬。
どの子もかなりの力で引っ張るのです。きっと、住んでいた場所では自由気ままに一人お散歩をしていたんじゃないかと想像してしまう位でした。もちろん中にはゆっくり歩く事ができる犬もいました。
殆ど一日、散歩に出て初日は疲れきったのを覚えています。

しばらく(二か月位)すると、あちこちで子犬が産まれました。
被災犬だけでも大変なのに、子犬の出産ラッシュ。一回に5匹位は産まれます。
産まれてきた命に罪はないけれど、避妊、去勢率がもう少し高かったら・・・と思ってしまう事も多かったです。


私が被災したら・・・。
このような状況になった時、どうするだろう。
私も16歳で他界した愛犬ちょびが闘病しているとき、もし、地震がきて避難生活を送らなければならなくなったとしても避難所には入れないだろうと覚悟していました。でも、それは私が生きていれば!の話です。
今回の震災では津波が襲い、被害が多くでました。
未だに飼い主が不明の犬も多くいます。

飼い主と離れないのが一番の理想だけど、絶対に離れないと言えるわけではない。
ならば、その時の為の準備を今からしておく事が飼い主としての責任なのではないかと思います。
ケージに入ること、人に噛みつかないこと、どんなご飯でも食べられること、避妊・去勢をしておくこと、お散歩に出れること、首輪に鑑札をつけておくこと・・・・・。考えればきりがないかもしれませんが、少しだけ考えてみて下さい。

今日はそんな一日です