いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

助かるためのトレーニング

2024-08-14 | 外部セミナー・研修会
昨日は動物福祉市民講座5
~ペットの災害対策~能登半島地震の発生をうけて
アナイス代表 平井潤子先生)
の講座を聴講しました。



ペットと暮らしている人は、
1.飼い主と家族が無事であること
2.1.ができた上で、ペットと一緒に避難できること

そのために平常時の準備がなにより大切になります。
準備というと備蓄に目が行くと思いますが、
発災したときに一番にやることは?
自分の身の安全と、ペットの身の安全ですよね。

ペットの身の安全に必要なものは、バリケン(クレート)のように
簡単に壊れない入れ物です。
Choco.の車載用のバリケン
本宅用の大型バリケン

今まで、防災イベントで飼い主さんたちに聞いたところでは
「サークルならある」か「何もない」が多かったです。
車に乗せるときにもクレートを使わずにだっこという人も多かったし、
それでなにも不便はないというのがその人たちの言い分でした。

もうひとつクレートトレーニングに対して
積極的になれないバイアスがかかっているとしたら
「かわいそう」なんじゃないかと思うんです。
クレートに入れるのはかわいそうとか、
飼い主と離すのはかわいそうとかね。

なぜ「かわいそう」かといえば、
クレートが犬にとって楽しい場所じゃないからですよね。
犬にとって「安全」かどうかなんか関係ないですから
クレートに入れると出せ出せと鳴きますもんね。

だったら、クレートトレーニングをして
クレートに入ることが嫌じゃなくなればいいはずなんですが、
飼い主さん自身がどうすればいいかわからなかったり、
途中で行き詰って頓挫してしまったり、じゃないでしょうか?

クレートトレーニングは一発勝負はムリなので、
日頃からクレートに親しめるように
置く場所、使い方など練習しておくのがいいです。
犬が自ら進んで入ることができて、
中でゆったりしていられることまでが
トレーニングです。

もちろんペット連れで避難所に行ったとき
ほとんどは、ペットは別の場所での管理になりますから
そこではペットと人双方の安全確保のために
係留だけというのは今はないはず。
全てクレートまたはケージで過ごすことになります。
そこでもクレートに入ってできれば落ち着いていられれば
犬にとっても飼い主にとっても安心ですよね。



同じ避難所にはひょっとしたらいつものお散歩仲間が一緒かも。
ペットを飼っている人たちで、日ごろからコミュニティーを作っておく。
⇒避難所では、日中用事があって不在になることが多いので
そんなときのためにも頼める人がいると安心ですね。

普段つながりのない人たちが
ストレスのある状態で集まってくるのが避難所です。
そこではペットをはじめ、子どもに不満が向かいがち。
そういう場所であることを踏まえても
愛犬のクレートトレーニングは大切だと思います。




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