哲学・後悔日誌

現代英米圏の分析的政治哲学を研究し、自らもその一翼を担うべく日々研鑽を重ねる研究者による研究日誌

Moral Worth

2010-04-03 12:41:09 | Weblog
雑事に追われてなかなか更新できないでいたが、Arpalyの議論の核心に迫ってゆきたいと思う。前回では行為が合理的であるというために、必ずしも意識的な理由づけを伴う熟慮が必要不可欠というわけではない、という議論について一瞥した。われわれはそこまで意識していなくても、あるいはその時点で下しうる最善の判断と反するとしても、善き理由に適った行為を行うことがたびたびある。Huckleberry Finのケー . . . 本文を読む