Absolute ZERO

オールウェイズ低空飛行(墜落寸前)な精神状態で綴る雑多オタク(主に舞台。あとラノベとアニメと漫画とゲーム)な雑記ブログ。

人材派遣業界の明日

2007-08-23 23:43:47 | 雑記
日雇い労働のフリーター人口が増加し、その低所得の生活実態が
ニュース番組などで特集を組んでまで報道されるようになった近頃。
人材派遣業自体を問題視する番組の狙いが目に付くようになったなーと、
少し前から思ってはいたのですが…。

フルキャストとグッドウィルの人材派遣二大巨頭の摘発。
まぁ訴えられるようなことをしていたのが馬鹿だったと言えばそれまでですが。
給与天引きとか、日雇い労働者にとっては死活問題だし。
ただ時期的に近いのが…どうにも…
人材派遣業界に規制を加えるべきという意図が見える気がしてなりません。
営業停止とか、それで生活してる人どうすんだろうね。
ご飯食べられないよ?本気で。
生活実態に問題提起してる割にその辺わかってんのかな政府も。

私は実は前述の会社(あえてどっちかは言いませんが)で
ごく短期間内部スタッフとして働いていたことがありますが、
それまで接したことのなかった業界だけに衝撃は大きかったです。
下は高校生から上は60過ぎまでの登録者。
その人数は一店舗に限っても凄まじい数。
そしてその中に、日雇い派遣のみで生活している人が決して少なくないということです。
…や、まぁ、若干それでメシ食えんのかと訝ったことも事実ですが。
(日雇い派遣にも昇給制度はありますが、決して高給とは言い難い。)

就業中の事故等による保険はありますが、病休なんてものは当然ありませんから
身体壊したら即干上がる商売。
社員として働いている人からすれば眉を顰められる生活かもしれません。
しかしそれで生活している人がいるのも事実。
私自身あの会社で働いてて、
“フリーター・NEETの社会支援”を謳う社長の言葉を聞き、
思わず鼻で笑い飛ばしたくなったものではありますが…
人材派遣業叩きがフリーター等低所得者の生活改善には繋がるってものでもない気がするんですがねぇ…。
規制は必要かもしれませんが、需要が少なくない以上人材派遣業自体が廃れることは当分ないでしょう。
人材派遣会社から正社員への登用が制度化されればいいんですが…
人材派遣業の内情を多少なりとも知ってると、
ちょっと難しいと言わざるをえませんね。
個人的には割合と好きな職場で(正社員の誘いは断ったけど)、
色んな人に出会い色んな経験ができた場所だったので、
業界擁護の立場に寄り気味だとわかってはいますが、
やはりこの事態は残念でなりません。
人材派遣業の明日はどこへ……?


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