Absolute ZERO

オールウェイズ低空飛行(墜落寸前)な精神状態で綴る雑多オタク(主に舞台。あとラノベとアニメと漫画とゲーム)な雑記ブログ。

「翡翠の雫 緋色の欠片2」

2007-08-15 00:28:08 | ゲーム
特典目当てで予約してまで定価で買いました。
偉いぞ自分。ゲーム業界への立派な投資だ。
あとは会社がその投資分をゲームのクオリティとして還元してくれれば文句はな(以下略)


えーと、方々で色々言われております、ある意味話題作。
先日発売されたばかりです。
盆休みなのを言いことに、ざっと2ルートクリアしてみました。
うん。このブランド、同時期に乙女ゲー3本連続発売って、そりゃ確かに凄いと思うよ。
あまつさえその3本すべて、ゲーム販売店別に9種類のドラマCD特典付きとかもう前代未問だよ。
しかしだな。できればそんなアホかとつっこみたくなるような特典数付けるより、本編に力を入れてくれというのは一ファンとしては本音です。

<システム>
・バックログからの巻き戻し機能、クイックセーブ&ロードは
 前作に引き続き快適。
・欲を言えばもう少しセーブスロットが欲しいかも。
 クイックセーブと巻き戻しあるから、まぁ今のまま12個でも良いが。
 攻略キャラの人数を考えれば妥当?
・新たにできた玉依姫定着度システムは、選択肢のみのノベルゲーだけに
 飽きられやすいことを考えるなら着想としては面白い。
 目の付け所はいいがまったく活かしきれていないというところか。
 元々意味わからん選択肢が多いので、
 その選択で定着度が変化するのがイマイチ。
 誰かも言っていたが、どうせなら定着度によってもっと
 ストーリーに変化が付けられば面白かったと思う。
・今回何より最悪だったのは、音声の出だしが遅くて
 オートモードにしても台詞がぶつ切れ。
 更にスキップ機能のスピードが遅いこと。
 特に前者は改善してもらいたい。
 せっかくフルボイスなのだから音声はもう少し気を使うべきかと。
・前作はおみくじ機能でスチル集めができるのが面白かった。
 今回なくて残念。
・画像鑑賞のお気に入りモードが意味不明。
 音楽鑑賞機能付けてお気に入り画像をスライドショー再生できる
 (水の旋律みたいに)なら兎も角、今のこれはどう使えば良いのか…。

<ボイス>
・音声遅い以外は特に文句なし。
・あえて言うならボリュームバランスが微妙。
 キャラによってボイスの音量に差がある。(特にイトケンが聞き取れない。)
・前作主人公珠紀の声に違和感抱く人もいるみたいだが、私は問題なし。
・戦闘シーンで主人公も叫ぶシーンがあるので、
 音声機能ON/OFF可で声ありにした方が良かった気はする。
 地の文はともかく台詞部分だけでも。
 ボス戦の攻略キャラとの掛け合いが多少盛り下がってしまったので。

<シナリオ>
・………微妙。
 現時点で攻略対象2人分のED+悲恋EDで4つしか見ていない。
 が、既に微妙。
 うーんなんだろな…。
 盛り上がりに欠ける理由はなんだろう。起承転結のバランスが悪いのか?
・テキストは相変わらずこのブランド特有のクオリティ。
 誤字脱字だけなら見逃すが、時々理解に苦しむ日本語が出現する。
 ただ日本語のレベルとしては前回よりはマシになったような…。
・その分シナリオの質が落ちたのは残念。
 前作は日本語崩壊気味でも感動できる盛り上がりのある展開だった。

<CG>
・この原画家が他社に移籍してくれないかと前作で切に願ったが、
 今回は前作以上にそう思った。
 ただ前回の方がスチルは全体的に綺麗だった気がする。
 ついでに前作の方が枚数も多かった気がする。
 原画家さんのタイトスケジュールも一因かも?
 正直この絵でなければこのブランドのソフト買っていなかっただろう。


相変わらず色々と惜しまれる出来のブランドです。
設定やキャラ、声、原画家etc…
よくなりそうな要素はそこここに見受けられるのに、
それすら台無しにする出来栄えなのはやはりシナリオのせいなのか…。
いつか文句なしの良作に化けてくれるんじゃないかという淡い期待はまだ捨てられません。
まぁゲームは発売元(ブランド)より開発会社の方が大事だったりするしね。
…だから買いますよ。9月発売の「ウィル・オ・ウィスプ」と「悠久の桜」。
特に後者はある程度期待のもてる開発元だし。
最近忙しいから、ちょろっとやって即積みゲーの仲間入りしそうですが…。
過剰な期待は抱かずに待つこととします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。