インドのチャンディーガルってこんなところ

ル・コルビュジエの計画都市 Chandigarh
コルビュジエ建築物、街&生活情報
 

ロックダウン中のニュース/コルビジエの構想がくっきりと!

2020-04-13 | ニュース News



*冒頭の写真はSector1のル・コルビジエがデザインしたオープンハンド・モニュメント。
大勢の人がいますのでロックダウン以前の頃に撮られたものですね。随分昔かも??
大気汚染のないくっきりとした山々が写ってますね!


チャンディーガルの様子を気にされておられる方々もおられるようで、更新することにしました。
今春、建築関係や観光で訪問したかったけど行く事が出来なかった方達、コロナが収束し、機会があれば是非行ってみて頂きたいです。

ネガティブなニュースとして、
インド全土は新型コロナ対策として、3月末から21日間のロックダウン中。
そして、このままロックダウンは延長するようで厳しい現状です。


追記 残念ながら、5月4日から2週間、ロックダウンの2度目の延長を行います。
但し、一部の行動制限が解除されています。
チャンディーガルでは一旦横ばいになり回復の早い都市に選ばれていたそうですが、再度また感染者が急増中です。


チャンディーガルでの買い物は、基本的にマーケットは閉鎖。
薬局や食料品店だけが開いており、バスが野菜を積んでセクターを巡回してくれたり、またデリバリーを新たに開始したお店もあるようです。
外出時にはマスク装着が義務付けられました。
ガムや噛みタバコをそのまま外に捨てるのも禁止になったそうです。

チャンディーガルでの感染者ですが、
3月にイギリスからの帰国女性から始まり、続いてドバイからの帰国男性、その後も市中感染者と思われる方達から陽性反応が出ました。
*私がいた頃もイギリスに留学をしている方々がいましたからね。


4月12日の時点で累計21人の感染者。
9人は退院、回復しておられ現在は12人。
追記 19日の時点で累計26人の感染者。
患者の出たセクターの詳細まで公表され、封鎖処置が取られます。

追記 29日は累計56人に増加。→これ以降、急増しています。


隣接するパンジャーブ州のモハリでは同12日の時点で累計54人の感染者。
チャンディーガルは基本、住宅地。
モハリに工業地帯や大病院のFortisもあり衛星都市。モハリとの往来は日本の関東地域と同等で中々食い止めるのも難しいはず。


*隣接するハリヤーナ州のパンチクラでも感染者が複数出ています。
チャンディーガルは、ホットスポットと呼ばれる感染者が多い地域に指定されています。


Sector26卸売りグレイン・マーケットで。
手を触れないで使用できるハンドウオッシュ・マシーンが設置させられた動画。


チャンディーガルのコロナ陽性者、退院後はフレンドリーだった隣人たちから冷たい対応。
これはどの国でも起きている様子😣




*ポジティブなニュース
ロックダウンで大気汚染が改善!
~コルビュジエの構想がくっきりと!~

パンジャーブ州からは30年振りにヒマラヤ山脈が見えるようになったと驚嘆!!
インド全土でロックダウン&産業停止となり、大気汚染が改善されてヒマラヤ山脈が見渡せるようになるなんて!




ヒマラヤ山脈と動物を一体化した新しい都市を構想したル・コルビジエ。

彼が描いたチャンディーガルの構想。(品川での展覧会で)
当時の彼の脳内にはこんな光景が描かれていました。




ヒマラヤをバックに描いた景色がベースで出来たこのチャンディーガルという都市。
けれど、実は今まで彼の構想を正直、飲み込めていませんでした😅 
こういう光景を彼は見ていたんですね!

雨上がりはこんな風に山々がくっきりと見えていて、あ!山が見えるんだ!と驚いていたのを思い出します。
ロックダウン中の現在はこれが常時なんでしょう!


チャンディーガルの今。山がはっきりと見える!!




ロックダウンで動物たちが出てきた!鹿たち。
特にSector1は自然豊かな所で動物が多いそうですからね、、、
その他、孔雀(普段でもいますけど)が住宅街で舞ったり、豹が出て野犬を襲ったり、、、😨 




野犬にミルクをやる警官の動画。
マーケットが閉鎖してしまい、餌に困った野犬が多いのでしょう。

チャンディーガルやパンジャーブ州、お世話になった方々の無事をお祈りします!!