「皇室問題INDEX」設立準備室

マスメディアによる皇室の偏向報道、ネットに流れる東宮家への誹謗中傷を検証しています。

■検証:雅子様のオランダご公務決定へのプロセス

2013-04-20 04:59:00 | 日記
検証作業をどう進めるか、いろいろな方法があると思いますが、
パイロットケースと言いますか、一つ試してみようと思います。
気になっていた雅子様のオランダご公務について。

・まず、関連記事(雑誌記事)を収集してみました。
・記事をそのまま載せるわけにはいかないので、これから少しずつ要約してみようかと思っています。
・ネットでこれらの記事がどう語られていたかをヲチします。(記事リンクまたは編集)
・ネットで妨害活動がどう行われていたかをヲチします。(記事リンクまたは編集)
・宮内庁官僚とアンチ東宮婆様たちの一致ぶりを浮き彫りにできるかも?

オランダは東宮ご夫妻の即位式参加を望んでくださり、ご夫妻ももちろん喜んで参加を希望し、
コメントを求められた医師(主治医ではないですが)も、「参加は治療に好影響」と評価しているというのに、
なぜ、こうもゴタゴタもめてしまうのか。
雑誌記事やTV番組では、「雅子様サイドがここまで引っ張った」というオチにしているようですが、
はたしてそう言い切れるのか。
宮内庁官僚が反対していたという取材記事もしっかり書かれており、要注目です。
これまで彼らが雅子様の海外公務を阻止してきた証拠が出てくるかもしれません。

即位式参加に費やすエネルギーよりも、こうした反対勢力のイヤガラセに耐えることのほうが、
はるかに雅子様のエネルギーを消耗させているのではと思えます。

以下の記事タイトルからは、天皇皇后の憂慮(反対)、税金ドロボーのバッシング、
宮内庁、外務省官僚の妨害、「早く決めろ」の大合唱、急転直下の決定、という流れが読み取れます。
決定してからも、ネットでは徹底妨害宣言がなされ、誹謗中傷活動が続いています。
雅子様の海外公務を阻止しなかったという理由で、皇后様バッシングまで始まったようです。
以前、2006年に静養でオランダ渡航したときも、2ch婆様と宮内庁は同じように大騒ぎで反対していましたね。
なぜ彼らはこうも方針が、志が一致するのか、その謎にも迫りたいです。

■週刊新潮(2013/04/25)
喜劇は終わった/園遊会は欠席でオランダには外遊という雅子さまの大義名分
:雅子妃、宮内庁・山本信一郎次長、風岡典之長官、園遊会

■週刊文春(2013/04/25)
<徹底取材>「雅子妃の精神状態は深刻だ」-オランダ新国王の憂慮
:雅子妃、皇太子、愛子内親王、オランダ・ウィレム皇太子

■女性セブン(2013/05/02)
雅子さま「茨の決断」直前、皇太子さまが両陛下に告げた「懊悩」
:雅子妃、学習院創立百周年記念会館、愛子内親王、皇太子

■女性自身(2013/04/30)
雅子さま涙の闘い!オランダご訪問へ奮起の決意を阻んでいた宮内庁の姑息
:雅子妃、宮内庁、東宮大夫・小町恭士、美智子皇后

■週刊文春(2013/04/18)
雅子さまオランダご訪問「葛藤」と「決断」-「早く!」と苛立つ宮内庁
:オランダ・アムステルダム、ベアトリックス女王、国立美術館

■ 女性セブン(2013/04/25)
雅子さまオランダご訪問「極限決断」に外務省の冷眼
:皇太子、雅子妃、オランダ新国王即位式、宮内庁、外務省

■週刊新潮(2013/04/18)
「オランダ王宮」ご招待を<放置1カ月>「雅子さま」の昼夜逆転
:オランダ国王即位式、雅子妃、宮内庁、小町恭士東宮大夫

■ 女性自身(2013/04/23)
雅子さま、負けないで。さあ今こそ、希望の第一歩を!
:雅子妃、オランダ新国王即位式、宮内庁、愛子内親王、皇太子

■女性セブン(2013/04/18)
雅子さま・愛子さま、東京駅改札口で凍りついた罵声 スキー旅行出発の朝に…。
オランダご訪問にも暗雲」
:雅子妃、愛子内親王、天皇、美智子皇后、皇太子、宮廷費他

■週刊新潮(2013/04/04)
散らない女の物語/賛否両論が渦巻いた雅子さまオランダ訪問はどうなった?
:雅子妃、皇太子、宮内庁、オランダ・ベアトリック女王

■女性自身(2013/03/19)
雅子さま「宮内庁は私の敵!」不満<爆発>長官と「面会拒否3カ月」
:雅子妃、宮内庁、皇室ジャーナリスト・松崎敏弥、天皇

■女性セブン(2013/03/07)
雅子さま-実現へ動き加速「オランダ訪問で状況は変わる」
:雅子妃、オランダ・ベアトリックス女王、ウィレム皇太子

■週刊新潮2月28日号
雅子さまのオランダ訪問に美智子さまの深い憂慮
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19 コメント

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Unknown (dianthus)
2013-04-20 08:56:03
まず、一つ目の検証項目ですね。

気づいたこと。

①雑誌の発売日を書いた方が。また、古い→新しい、の方がわかりやすいと思います。

2月21日(木)  週刊新潮、女性セブン
3月5日(火)   女性自身
→3月6日 皇太子殿下、ニューヨーク国連本部で演説。ウィレム蘭王太子殿下と会う。
3月28日(木)  週刊新潮
→3月29日 東宮大夫、まだ正式な招待状はないと回答(皇室ウィークリー272)
4月4日(木)   女性セブン
→4月5日  東宮大夫、週初め(4月1日ごろ?)正式な招待状が来たと回答(皇室ウィークリー273)
4月9日(火)   女性自身
→4月9日  宮内庁次官より回答をとの苦言
4月11日(木)  女性セブン、週刊新潮、週刊文春
→4月11日 宮内庁長官より回答をとの苦言
→4月18日 東宮大夫より、オランダ側に事情を説明してある、週明け正式決定と明かす
4月16日(火)  女性自身
→4月17日(水)皇太子ご夫妻オランダ訪問決定
4月18日(木)  女性セブン、週刊新潮、週刊文春

こんな感じの流れですね。



②そもそも、オランダの譲位戴冠式があるらしい、と説明があったのは?
1月29日付け、ロイター通信からかな。

オランダ女王が皇太子に譲位、約1世紀ぶり国王誕生へ
2013年 01月 29日 09:20 JST
[アムステルダム 28日 ロイター] オランダのベアトリックス女王は28日、国民向けテレビ演説を行い、4月30日に退位し、王位をウィレム・アレクサンダー皇太子(45)に譲渡すると表明した。国王の誕生は約1世紀ぶり。
→国王の誕生、を強調するところがイヤな感じですが。

ここから、「誰がオランダへ?」になったわけですが、雑誌で観測気球が出るのは、ちょいと遅いですね。


雑誌や会見で「明かす」「報じる」こと自体が意味がある上に、そこで遡ってどう説明しているかも検証しないと、ですが。
でも、いつから喧しくなってきたか、駆け引きが何となく見えてきそうですね。

返信する
小町さんのこと (うずらちゃん)
2013-04-20 09:01:07
今回の「オランダ訪問実現」には、小町さんの手腕も大きかったと思います。
昨年だったか、小町さんと雅子さまが上手くいっていないような記事が出て、小町さんが会見の中で否定していましたね。今思えば、東宮ご夫妻の力になりそうな人を、早めに潰してしまおうという画策だったのではないでしょうか。
返信する
Unknown (auxilia)
2013-04-20 09:12:19
新聞記事によると、雅子さまの体調を考慮して行事に出席されない事もありえるとか。

雅子さまが闘病中なのは、オランダ王室、オランダ国民だけでなく、他国の王室も知っています。
皇太子さまが「他国の王族から、雅子の心配をして下さった」と話していますから。

雅子さまが体調不良だと難癖つけるなら、宮内庁や外務省はオランダと相談して、行事は無理でしょうが、往復の日程に余裕を入れるべきですし、それはできるはずです。

美智子皇后は東宮妃だった時の訪米中、明仁皇太子が外出している時に美智子妃はホテルで休んでいるし、次の外遊では、たっぷり休憩時間を取り入れた日程にすると当時の宮内庁は言っています。

昭和の宮内庁ができて、平成の宮内庁が出来ないはずありません。
だって前例があるのですから。

これは当時の新聞記事として残っているそうなので、こういう事実も検証として使用してみてはどうでしょうか。
返信する
時系列の検証その① (Dianthus)
2013-04-21 12:10:07
1月29日、
オランダ新国王戴冠式が4月末に行われることが明かされる。

(この間、秋篠宮家あげの記事=ゆうゆう帝王学とか、秋篠宮殿下と天皇陛下の極秘会談とか、と山折氏ご退位なさいませ記事が出る)

2月21日発売
■女性セブン(2013/03/07)
雅子さま-実現へ動き加速「オランダ訪問で状況は変わる」
オランダ王室と皇太子ご一家の交流の深さを説明、小町東宮大夫と雅子妃の齟齬もと言いつつ、小町氏はだからこそオランダご訪問に向けて積極的に動いている。
「少しでも良い方向に向かうのであれば、それを進めてみようという考えも深くなっているんです」(宮内庁関係者)
※この「宮内庁関係者」は、「オランダご静養では雅子妃の笑顔が良かった」「小町氏は雅子さまとの信頼関係をより強固なものにするため、懸命に動いている」といった内容の証言もしている。

■週刊新潮2月28日号
雅子さまのオランダ訪問に美智子さまの深い憂慮
雅子妃ばかり心配して、皇太子殿下は公務量が少ないという話、両陛下はご自分たちの在り方が受け継がれないのに憂慮、の流れの後
「国内の公務は控えてこられた」のに「一足飛び」に「海外御公務」は「理屈が通らない」。これまで断られてきた関係者は「おかしいと思うでしょう」(宮内庁関係幹部は嘆く)
「公務の公平性を重視されてきた天皇皇后両陛下にすれば理解しがたく、深い憂慮の念を抱かれています」


<感想>
オランダ王室と皇太子ご一家の仲の深さを思えば、皇太子殿下のオランダ訪問という話を女性誌がとりあげるまで3週間もかかるのか、という印象が強い。

女性セブンの取材源は東宮に近い「宮内庁関係者」
週刊新潮の取材源は両陛下に近い「宮内庁幹部」

うがった見方をすれば、秋篠宮あげ、ご退位なさいませ蒸し返し等の流れとも関係なく、着々とオランダご訪問に向けて東宮職が動いており、そこを取材した女性セブンが上記の記事を書き
一方その流れを好まない宮内庁幹部が、新潮に上記の記事を書かせたか。
(山折氏の再燃記事は新潮45に掲載)
返信する
auxilia様へ (INDEX)
2013-04-22 01:35:56
温かいコメントをいただき、ありがとうございます。
一部、私信かもしれない内容が含まれていましたので、非公開として、
ここでレスさせてください。

検証作業についてですが、メーリングリストではなく、このブログのコメント欄で行うのが良いと考え、
いま、実際に始まっているという認識でおります。

auxilia様は、上のほうのコメントで、このように書いてくださっています。
>美智子皇后は東宮妃だった時の訪米中、明仁皇太子が外出している時に美智子妃はホテルで休んでいるし、次の外遊では、たっぷり休憩時間を取り入れた日程にすると当時の宮内庁は言っています。

>昭和の宮内庁ができて、平成の宮内庁が出来ないはずありません。だって前例があるのですから。

>これは当時の新聞記事として残っているそうなので、こういう事実も検証として使用してみてはどうでしょうか。

このコメントも検証のヒントになりますし、「当時の新聞記事」を探して転記することができれば、
すごい検証になるものと思います。
そのような形で、ぜひコメント欄を活用して、検証作業にご協力いただければ、大変ありがたいです。

また、auxilia様が「これを検証したい」というテーマがありましたら、それをコメント欄で連絡いただければ、ブログの記事として独立して立てて、それをauxilia様を中心に皆で検証していく(コメント欄を使って)、ということもできます。

どうか、これからもご参加のほど、よろしくお願いします。
返信する
海外王室の報道にみられるマスメディアの偏向 (INDEX)
2013-04-23 00:36:33
●ranteijo様

非公開希望でコメントをいただきましたが、書かれていることに全面賛成です。
また、貴重な情報、ありがとうございました。

海外王室のニュースを報じる日本のマスメディアの偏向姿勢は、
今からでも検証の対象になりえると思います。

今週中をめどに、「海外王室の報道にみられるマスメディアの偏向」というトピ(ブログ記事)を、立てたいと思います。
このトピ(ブログ記事)が立ちましたら、コメント欄への投稿の形で、ranteijo様も検証にご参加くださいませんか。

どうぞよろしく、ご検討ください。
返信する
オランダご訪問憶測記事登場の背景 (Dianthus)
2013-04-25 15:25:02
なぜ、オランダご訪問の憶測記事が出るまで、3週間もかかったのか。例えば初夏のスペインご訪問の憶測記事は
週刊女性 1月29日号(1月15日発売)
皇太子ご夫妻6月スペインご訪問?の憶測記事。和田秀樹氏のコメントで、ぜひ実現をの締めくくり。
週刊新潮 2月7日号(1月31日発売)
皇太子ご夫妻スペインご訪問?の憶測記事。国内公務もできないのに海外はダメという論調。
のように、相当早くから出ています。オランダ訪問は、その必要性が明らかになったのは1月末と遅いにしても、日程的にはスペインご訪問より前、4月末の話になります。もっと早く憶測記事が出ても良かったのではないでしょうか。
 最初の憶測記事が、訪問を期待する女性誌先行、訪問の足を引っ張る週刊新潮が後追い、という同じ構図になっている意味も含めて、オランダご訪問憶測記事が出るまでの、今年の週刊誌が何を報じてきたかを振り返りたいと思います。

振り返ってみると、2013年初頭は「皇太子殿下、ご退位」キャンペーン続きでした。

2013年は皇太子同妃殿下ご成婚20年の節目の年でもあり、お二人のあゆみを「療養生活ももう10年」という形批判的に振り返る記事が相次ぎました。
 女性セブン 1月10・17日号
 ・雅子様は適応障害ではない、と言う形で治療内容を叩き、完全ご回復に疑問を投げかけるもの。例によって、適応障害についてのミスリードを感じさせる内容。
適応障害とは、「皇室に適応できない障害」という意味ではない。あまりにストレスが過大な環境に身を置いたために、周囲の環境にあわせる調節機能(適応するための調節機能)が一時的に壊れてしまった、という意味。つまり、皇室という環境が過大なストレス環境だということ。それはそうだ。男子しか後継者として価値を認めない皇室に於いて、男子をもてない皇太子妃のストレスの大きさは想像を絶する。現代には受精卵段階での性別選択という便利な方法があるという向きもあるが、法的にはもちろん認められていない、倫理的に大きな問題のある行為を、「個人の判断として」受け入れることを強いられること自体、多大なストレスであろう。(いっそのこと、皇室典範に、「男子をもうけるために、皇室に限っては受精卵段階での性別選択を可とする」と書けば良い)
 とはいえ、治療の道のりのうち、敬宮さまのいじめ問題にからんで「担当記者が愛子さま優先を不安視」「いい加減いつ直るんだと宮内庁担当記者が罵声」、あるいは金澤医務主管の行為などが書いてあるのについては、読む人が読めば、わかるものがあるかも
 週刊文春 1月3・10日号
 ・雅子様、この10年はお幸せでしたかという形でさまざまな人が寄稿。どうも心配したフリながら針を隠してチクチクと。
 週刊朝日 2月1日号(1月22日発売)
 ・今年の歌会始めの雅子様の歌はまた愛子さま、と短く叩く
 女性セブン 2月7日号(1月24日発売)
 ・歌会始めの、雅子妃の御歌の8割が愛子さま絡みの衝撃!、と叩く記事

一方で前年度の政権交替を受け、「女性宮家」創設がほぼ見直しとなりました。(本当は、この女性宮家問題について、誰がどのように観測気球をあげ、流れを作ろうとしたのか、検証しても面白いと思いますが、今回は時間もないのでやめます)その未練タラタラの記事も少し。
 女性セブン 1月31日号(1月17日発売)
 ・女性宮家白紙に両陛下困惑! 宮内庁長官安倍総理に直談判、だそうです。

そして、こうした流れの中、はっきりと皇太子殿下に向けてのバッシング報道が忍び込んできたのです。それは、悠仁殿下が皇位継承者というのを強調する記事も伴っていました。
週刊文春 1月31日号(1月24日発売)
・天皇「秋篠はわかっている」の衝撃  宮内庁関係者がついに漏らした「お言葉」 皇位継承問題   公務が少なすぎるとか雅子様を気遣いすぎとか
週刊女性  2月12日号(1月29日発売)
・ゆうゆう帝王学
女性セブン 2月14日号(1月31日発売)
・天皇陛下がついに言葉にされた「懸念」  公務が少なすぎるとか雅子様を気遣いすぎとか

 先のスペインご訪問憶測記事は、1月15日に週刊女性。これはご成婚20周年に向けて、針チクチクながら皇太子ご夫妻を振り返る、その流れの中に出てきたもの。ご訪問を期待する、皇太子ご夫妻よりの内容。まあ、女性誌も華やかなネタがなくて(あとは皇后陛下の求愛ハプニングとか、イノリの何とかになってしまいます)、その願望もこめてということでしょう。
 でも全体を見て感じるのは、節目20周年で皇太子ご夫妻よりの記事を書かせてはなるものかとばかりに、女性宮家が頓挫したなか、皇太子殿下の皇太子としての「鼎の軽重を問う」記事がちらちらとまじっている、それは節目20周年の論調にも影を落としているようです。そして、スペインご訪問の憶測記事も、後追い記事は週刊新潮が1月31日発売のもので書き、内容的にも20周年の流れを振り返りながら、いかに妃殿下のスペインご訪問は無理そうか、国内公務もしないのに海外はあり得ないという流れを作ろうとするものです。
 そして、この流れの中に、オランダ女王譲位、新国王戴冠式挙行のニュースが1月30日に飛び込んできたわけです。

 このあと、週刊誌は、小ネタ報道にいそしんでいく。オランダ訪問という大変美味しい話題があるのですが、不思議なくらいそれは無視して
 女性自身 2月19日号(2月5日発売)
 ・ろうあ者のための美智子皇后から紀子妃への「慈愛のリレー」
 週刊女性 2月19日号(2月5日発売)
 ・海を渡る蝶を知っている敬宮様、国連大学に行く雅子様=皇太子殿下の国連会議出席と関わって
 週刊新潮 2月14日号(2月7日発売)
 ・雅子様銀座松屋でショッピングの衝撃!  →毎度おなじみショッピングねたバッシング
 週刊文春 2月14日号(2月7日発売)
 ・小町東宮大夫と雅子妃の齟齬!  →これも毎度おなじみ。東宮大夫で真正面から否定されました
 あと、紀子様のご配慮が雅子様を動かした(女性セブン)とか、美智子様命がけのテニス(女性自身)とか、悠仁様たくましき真冬のびしょぬれ(女性セブン。ぼーっとしてるようにしか見えない写真つき)とか。やっぱり小ネタという感じですね。

そして、ついにという感じで、2月18日発売「新潮45 3月号」で山折氏が、皇太子殿下退位論をぶつのです(これについては、「皇居の落書き」で縷々西田氏が述べておられます)。これと歩調を合わせた形で、2月19日発売「女性自身」が『「雅子さまの今後」「皇室の未来」 皇太子さま 満身の極秘3者頂上会議20回』と言う記事をのせます。この頂上会議なるものは、皇太子殿下のお誕生日会見(2月23日)あたりできな臭く宮内庁記者クラブが意図的なまとめを行った「三者会議」の存在を、先行的に明かすものでした。

 結論。2月21日になってようやく訪蘭記事が出てきたのは、マスコミ全体の雰囲気として、皇太子殿下ご退位という記事を書かせようという流れがあったからではないか。その決定形として、山折氏の退位論が、皇太子殿下の誕生日会見に先立って投じられた。しかし女性セブンは華やかな妃殿下記事の彩りが欲しくて、この流れに棹さす、皇太子ご夫妻の訪蘭に向けての動きを報じてしまう(週刊女性のスペイン記事憶測と同じ)。その動きをつかんだ週刊新潮は、同じ2月21日発売号のなかに、訪蘭は無理という流れを作るべく、記事を押し込む。同じ発売日ですが、女性セブンと週刊新潮の記事の量、周辺取材の内容が全然違うのは、そのせいではないか。
 オランダ訪問は、最初からきな臭い流れのなかに、突如飛び込んできた外交日程だったようです。
返信する
オランダ訪問がもちあがったとき (Dianthus)
2013-04-25 21:40:09
上記、検証対象と考察が交互になっていて、わかりにくいと思ったので、観点を整理します。

2013年は、
a皇太子同妃両殿下のご成婚20周年の節目、
b一代限り女性宮家創設が頓挫 
というふたつの前提条件とともに、年が明けました。

aについては、通常、ご成婚当時の華やかなお写真、お子様の愛らしいお小さい時の写真と共に、対象となる両殿下に好意的な記事が相次ぐのが通例です(結婚式のスピーチみたいなものですね)。
今年、なぜか美智子様ご成婚54周年などという女性誌報道もありましたが、当然、美智子様のうつくしいお写真と共に好意的に振り返る記事内容だったと思います。

ところが今回は、なるべく皇太子同妃両殿下に好意的に見せかけながらも、
「お幸せでしたか」「病気が治らないのは医者が悪い」「病気はこのまま治らないのではないか」「なぜ私的外出はできるのか」「ショッピングを楽しむ雅子様」「愛子さまのことにかまけすぎ」「公務ができないことを人々は疑問視」と、
延々とこれまでと同様の論調が続きます。せっかくの節目なのに。

ですが、この論調を見ていれば、逆にわかることがあります。
決して、「なぜ雅子様は病に倒れられたのか」を正面から書かない、ということです。
そこから目を背けて、病に倒れられた日々を、敬宮様の登校に苦しんだ日々を支えたことを、「いかがなものか」「疑問視」と書く。

理由は
①正面から問われて、「男系男子プレッシャーゆえに雅子妃は病まれた」と書くのがまずい。
*これを書いてしまうと、平成皇室の在り方、両陛下の姿勢を正面から問うことになります。日本国憲法下の象徴天皇制が、男系男子を金科玉条にまもって、人を追い詰めるのは、是か非か。追い詰めることを判断した両陛下は是か非か。
国民の7~8割が「非」と思っているだろうことがわかっているので、こちらに論議がいっては困るのです。

②正面から問い、「非」となることで、苦しむ皇太子ご一家への好感、共感が高まっては困る。
※好感・共感が高まれば、皇太子ご一家のお立場は盤石なものとなり、敬宮様立太子をのぞむ流れも生まれてくる。皇太子殿下が即位されたあかつきには、その流れをとめることはできないだろう。

そして、この②と深く関わっているのが、bの女性宮家頓挫という状況です。

一代限り女性宮家創設に安倍首相が反対したのは、これによって女性天皇女系天皇が実現する道筋を怖れたからのようですが、
「一代限り女性宮家創設」とは、けっきょくのところ、「秋篠宮家の女性皇族の女性天皇女系天皇を実現させるための法案」です。

なぜなら、再三説明されているように、「悠仁さまのご即位までは決まっている、だから一代限り女性宮家創設」「悠仁様が即位されたあとは、その世代の人々に判断を委ねよう」というのが趣旨の中心なのですから。

その意味では一代限り女性宮家創設は、秋篠宮殿下、悠仁殿下即位の流れを強める、確定にもちこむための法案でしょう。
なぜそれを急いだのか。

皇太子殿下が即位された以降に女性宮家創設が問題となれば、そのころには否応なしに敬宮さまにも光が当たり、敬宮様立太子の呼び声が高くなっていて、一気に敬宮様立太子、となるかもしれない。

だから、2012年のうちから、一代限り女性宮家創設が持ち上がったのです。しかし、頓挫した。


bの状況は、aの②の思惑とも絡み、皇太子殿下、皇太子ご一家の尊厳を傷つけ、あわよくば皇太子殿下が即位なさらないように、という論調を求めました。

そう考えると、1月半ばぐらいまでの、これまでの皇太子ご夫妻を振り返りながら、決して同情的ではなく、むしろチクチクと針を隠しながら、核心をはずした「国民は」「宮内庁記者は」の話が繰り返される理由がわかる。
1月後半~は、陛下のご懸念、三者会談という見出しで、皇太子殿下を疑問視するような流れになる。
女性誌がついうっかりスペイン訪問を期待するような記事を飛ばすと、国内公務もなさらないのに無理だろう、の記事を咬ませるのを忘れない。

こうやってせっせと1月後半から皇太子殿下を貶める記事を、忍び込ませていたところに、オランダの譲位と戴冠式のニュースが飛び込んできたのでした。

当然のことながら訪蘭の話は出さない。皇太子ご一家とオランダ王室ご一家との仲睦まじい姿は、そうとは知らず、1月前半のときに振り返ってしまいました。
ここで訪蘭について書けば、当然皇太子ご一家訪蘭?とかになってしまう。だから沈黙。
けれども、この先の話題をとりあげながら、訪蘭に触れないのもヘン。ゆえにどうも昔聞いたことがあるようなことの焼き直しの小ネタが続出、東宮大夫に会見で「事実無根」と明言されるような、うそとわかっていても、のネタが何度も出てきたのは、ほとぼりがさめるのを、そして皇太子殿下の誕生日会見までの日々を待っていたのでしょう。

そして皇太子殿下の誕生日会見の直前、満を持した形で、2月18日、皇太子ご退位を、という記事が出る。

この記事の流れに気づかず、ついうっかり「訪蘭」期待をにじませてしまった女性誌に、かぶせるように、同日発売の週刊新潮は、「国内公務もなさらないのに訪蘭は無理」と宮内庁幹部のことばを浴びせかけました。

このあと、しばらく訪蘭憶測記事は下火になりますが、その代わり、山折氏の皇太子退位論の反芻、
くわえて皇太子殿下誕生日会見を宮内庁記者クラブがゆがめたまとめによる「三者頂上会見」憶測報道が続きます。

訪蘭の可能性も、また国連本部でのスピーチの話からも、目を遠ざけさせる報道が続くわけです。
返信する
Unknown (auxilia)
2013-04-25 22:56:39
INDEXさんへ


お役に立てるか分かりませんが、昔の新聞記事を、一部抜粋して、書き写します。




昭和35年10月5日 読売新聞

皇太子と美智子さまは3日シカゴに到着されたが、皇太子は有名なシエド水族館を一時間余り熱心にご見学。4種類のアメリカ産の魚をプレゼントされた。
この間、美智子さまはホテルでお休みされた。


昭和35年10月5日 毎日新聞

宮内庁でも日程に無理があったことを認め、ご帰国後の休養プランを練るとともに、11月12日から12月10日まで予定されているイラン、エチオピア、インド、ネパール訪問旅行には、かなり休憩時間を練り込み、ゆっくりしたご旅程にする方針を決めた。


昭和35年10月7日 朝日新聞

羽田空港には、天皇皇后両陛下のお使いとして三谷侍従長が出向くほか、各皇族、ご親戚や正田英三郎夫妻、池田首相以下閣僚、外交団代表など約100人がお出迎えされる。

いちばんお二人が楽しそうだったのは、やはりニューヨークでの3日間。
浩宮さまへのおみやげの買い物、遊覧船での島めぐり、美智子さまは同窓会へ、皇太子は動物園へとお気軽に出かけられ、ワシントンまでのお疲れをいやされた。




この記事で考えてゆけば、宮内庁は療養中の雅子さまの為に、ゆっくりした余裕ある日程にできるはずです。
検証の一つに利用して下されば幸いです。

返信する
昭和35年の皇太子夫妻外遊>ゆっくりしたご旅程 (INDEX)
2013-04-25 23:24:48
auxilia様

50年以上も前の古い新聞記事の書き写し、ありがとうございます。

>この記事で考えてゆけば、宮内庁は療養中の雅子さまの為に、ゆっくりした余裕ある日程にできるはずです。

ほんとうに、その通りですね。
今回の雅子様のオランダ公務についての宮内庁の役人の言葉は、驚くほど冷たいものでした。

これまで諸外国から東宮ご夫妻に来ていたというお招きも、
「公務なのだから(体調に配慮したゆったりした日程など)許されない」という理由で、
潰されてきたようです。

書き写してくださった記事は、その理由がとってつけたものであることを示していますね。
ご病気であることを承知で、「どうぞ、ごゆっくり」と招待してくださった国の厚意、それに応じなかった外交上の損失を考えたら、
許されるものではないと思います。
いろいろな意味で、国益を損じていたことになります。

貴重な資料、ありがとうございました。
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