母恋

2005.3.5にすい臓がんにより天国へ旅立った母の手記や看病の記録、その後の生活などを書いてます。

2005-03-21 23:00:01 | 母の居ない生活
朝方、夢を見た。
母が旅立ってから、初めての母の夢だ。

母は床に座り、ソファーにもたれ掛かり、とても優しい微笑みを浮かべていた。
私は母に、「触らせてぇー。」と、言い、おでこ、ほっぺ、鼻、耳たぶ、手…とにかく触れたくて、触れたくて…。
最後に母に抱きつくと、母はとても綺麗な顔で、永遠の眠りについた。
母は温かかった。

最近、母の遺影に向かって、「触りたいの。」と、よく言っていたので、こんな夢を見てしまった様だ。

母が病気になってから、出かける時は必ず握手をしていた。
あの母の手が懐かしい。
抱きついてきた、母の温かい体が懐かしい。