母恋

2005.3.5にすい臓がんにより天国へ旅立った母の手記や看病の記録、その後の生活などを書いてます。

仕事復帰

2005-03-17 23:01:00 | 母の居ない生活
すごく気が重かったけど、会社に行った。

行く前まで、あんまり人と話したくないと思っていたので、もしかして嫌な奴になってしまうのでは…と、自分で心配だった。
でも、話してみると、案外あっさり話ができた。
隣の席のSさんは、「話したくなかったら、無理して話さなくてもいいですからね。」と気遣ってくれた。
「お母さんの好きなモノでも買ってあげて。」とか「元気出してね。」と言って、お香典をくれた方もいる。
ありがたいことです。
しかも、残業が4時間。…ありがたいことです。
久々の残業だったので、かなり疲れました。

会社からの帰り道、また、急に寂しくなった。

母が家に居た時は、駅に着くと、「何か買い物ある?」と電話をかけるのが常だった。
電話をかけても出ない時は、買い物してるんだなという事で、近くのスーパーに足をむけ、母を捜索。
見つけ次第、「あら、こんにちは~。」と、他人行儀に挨拶をしたりした。
入院中は、急いでうめ吉の散歩を済ませ、食事の支度を済ませて、母のもとへ。
そこにはいつも母が居た。
「おかえり~。」と、言ってくれた。

そんな事を思い出してしまい、もうダメだった。
泣きながら家に到着。
母の祭壇の前で大泣き。

暫く、この状態が続く模様です。