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田舎都会からの便り

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鐘の音・受難の時代

2007年03月07日 00時14分30秒 | その他

 

 ギヤラリー村岡さんのホームページ「村岡武司の店番日記」に、鐘の音というコラムが載った。

 「日曜の朝10時、ハリストス正教会の鐘がなる。他の二つの教会とは異なりここの鐘突きは昔ながらの手作業だ。

いくつもある大小の鐘を、両手両足に結んだ綱を巧みに操って鳴り響かせるのである。」

 綱を操って鐘を鳴らすことを初めて知った。村岡さんの話では、この綱の操作が難しいらしい。そして鳴らす人の個性や気分が聞き取れるとも。このほど鐘突き役の後継者が誕生したようだということであり、鐘の音は楽しめそうですね。

 この教会のすぐ近くのカトリック元町教会の鐘は正午に鳴る。私はこの鐘の音は時々聞くが、こちらは自動装置だという。

 村岡さんの話では、近くの和尚さんが、お寺の鐘の音に苦情が出るとも。この話を聞いて「やっぱりな」、との思いが蘇った。

 松下幸之助氏が、私財の拠出金を投じて基金をつくり、昭和54年に松下政経塾を創設した。

そこには、高さ36mの「黎明の塔」が建てられ、鐘が据付られた。

「悪心が良心に変わる。心が洗い清められるような澄んだ音色にしてほしい。日本を立て直すため、襟を正すような清らかな音を」、と命じて作らせた。

 世界中の教会の「鐘の音」を集め研究して作ったという。どんな音色がするのか、神奈川県にある松下政経塾に行ったのが去年の夏。3日間施設に宿泊したが、毎日「鳴らず」の日々。

 松下政経塾の朝会は、午前8時45分に鳴る「鐘の音」から始まる、というのは???。

塾生に聞いたところ、「建ててすぐ、うるさいという苦情」で鳴らすことを断念したという。
英知を集めて作られた「電子音」が、「公害音」になるとは残念ですね。

 田舎でも、消防署の正午に鳴らすサイレンのテスト音でさえ、「うるさい」という苦情で鳴らせない現実もある。近所迷惑回避の「休止音」、全国では多くなりつつあるのでは。

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