2018年の記録
更新は 私が「元気で自遊人」している写真記録の便りです
行雲流水 江差姥神大神宮2010年渡御祭の記録・後編
北海道三大祭りのひとつ 姥神(うばがみ)大神宮渡御祭
豪華な山車13台が昼夜練り歩く 後編
山車の高さは3~4mもあり不安定
一歩誤まれば 人身事故に繋がる心配がある
坂が多い街なので 舵取りは責任が重いが
やりがいのある役目なので山車の花形任務
この山車だけは舵車がなく 方向転換には力が必要
引き手の子供は 危険防止のため先頭集団
引き手予備軍の子供に 事故があっては大変
付き添う姿が家族制度の大事さを教える
子供は手抜きをせず ガンバル
子供は元気 疲れ知らず
祭りは親子ふれあいの場でもある
伝統ある祭り囃子を学ぶことは 社会教育
小さな子供も 太鼓 笛を教わりながら 成長する
礼儀作法や辛い練習など
祭りを通して生きた教育のできる江差は 恵まれている
江差の街は 昭和35年頃には15000人を超えていた
桧山郡の行政の中心地として発展してきたが
働く場が少なく 人口減は止まらないようです
祭りを守る人々の労苦に応えるためにも
国や道庁に頼らず生き残る道を見つけることが課題に思う
写真は橋本町の山車 「聖武山(しょうむざん)」
老朽化が進み 車輪や台車などを補修したという
費用は400万円
助成金もあるというが 60戸で負担する姿勢はすごい
聖武山の高さは約6m
地域の小路に入ると電線を避けるのが大変だという
この電線の線取りを 台車の高い場所で中高校生が担当している
写真の通りは 電線地中化整備地帯
役員の指示を守ることが山車行列の見栄えをよくする
たばこを吸いながらの行動は 中年の男性に目立ったなあ
「結構なお祭りです 〇〇山です」
ご祝儀はお酒だったりお金だったり いろいろ
田舎は付き合いが大変そう
お盆で山車の由来を記した領収書替わりの名刺を受け取る
先日説明した切り声(網起こし音頭)
家の中に入らず 路上でも披露する
切り声は ひいき筋の家の中で披露する
一年に一回?奮発料理
うに あわび つぶ 刺身やオードブルがズラリと並ぶ
遠慮せず 食べて 飲んで 楽しんでが合言葉
出費も大変だろうなあ
祭りが終るとお盆という日程が 帰省の心を増幅
この時期 街の人口は大幅増
山車と街並みとの調和も 観光の魅力のひとつ
会社での 切り声 披露
商売繁盛 お墨付き
社員が集まり酒盛り
祭りは社員の交流と教育の場 ストレス吹っ飛びそう
山車の寿命は50年ほどだという
改築する経費は1000万円を超える高額
戸数少ない町内会で負担するには大きすぎる感じがする
祭りへの参加は 小さな子供からお年寄りまで分担があり
社会教育の場としての効果は計り知れなく大きく 素晴らしい行事です
行政の支援は 憲法の宗教問題と輻輳し難題
祭りを未来永劫続けるには 課題が多そうにも感じる
なつかしいねえ
花の友は 二級酒とひょうたんのビンを思い出す
山車行列は いろんな知恵を教えてくれる
家族で見物に出かけ 先祖代々の知恵を探そう
とんち名人 江差の繁次郎でも有名
武者人形 能楽人形 歌舞伎人形などの山車が
吹流しや錦の御旗を靡かせて進み
祇園囃子の音色が 祭りの雰囲気を一層高める
お囃子は 全部で39曲あるという
祭りの盛り上がりは 10日と11日の夜
光と音と人の波が交錯し 最高潮の見せ場を演じるという
来年の話をすると・・・が笑うというが
来年は夜の賑わいを紹介します
高台に見える洋風建築は
明治を語り継ぐ群役所庁舎
江差には 貴重な建造物が たくさん残っている
見応えのある豪華絢爛の山車行列ですが
昼の部は見物客が少ない
山車行列の継続は町内会の役割でしょうが
これを文化的観光に結びつける努力は 公的機関の役割
経済効果のある「一歩前への知恵」を期待したい
ニシンの大漁がもたらした 蝦夷地一番の繁栄地 江差
贅を尽くした建物が残る 江差
繁栄した歴史ある江差町には財源難の風が強く吹いている
この祭りを契機に
景気上昇のたば風に変わってほしいと願う
う~ん やっぱり寂しい光景だなあ
巡行先に向かっているときは 「行山」
各戸に止まった時は 「立山」
自町内に帰るときは 「帰山」
江差の繁栄を語り継ぐ山車行列 来年のカウントダウンは始まった