田舎都会からの便り

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小谷石 矢越小学校

2012年09月25日 03時30分00秒 | 山登り・散策の話

      田舎都会通信 inakaのブログ

 

 小谷石・矢越小学校

民謡 道南口説にでてくる矢越の岬

この岬を越えると 昨日紹介した福島町岩部です

計画のあった道路建設は 険しい岩場のため実現は消失

海から眺める岩場は 

洞窟など自然豊かな環境がそのまま保護されている

北海道知内町市街地から約10kmの小谷石地区

廃校になった矢越小学校が残っています

恩師が校長をしていた平成8年5月の運動会に行き 手打ち蕎麦を振舞ったことがあり 再び訪ねることにしました

当時は 児童7人 教職員8人の学校でした

しかし人口減少により 平成12年度で廃校になりました

維持管理が行き届き 開校当時と同じ雰囲気です

校舎・運動場・教員住宅・遊具・・・そのまま残っています

維持管理は大変なのでしょうが 

傷むことなく卒業生などのお客さんを待っているように映ります

 歓声の上がった頃の象徴

 知内丸山登山口

船が交通手段の頃 学校も僻地校だった

道路も漁港も立派に整備され 僻地の面影は見当たらない

小谷石は 海の青さが周りを輝かせ 色彩豊かです 

名前の付けられた岩もあります

知名度が上がれば 自然を求めてやってくる人は多そう 

岩礁が多く 昔は船の通行が難所だったよう

自然景勝地は良好な漁場

北海道新幹線が開業すると 訪問者は急増しそう

魅力ある民宿やペンションがあり 来客を待っている

昭和48年の集中豪雨被災が原因で 

ふるさとを去った人も多いという

平野に住む私には 危険だなあと思う場所もあります

住めば都 

代々つながる土地を大事にすることの意味 勉強になります

平成8年に訪問した時 この漁師の作業場でPTAの方たちが豪快なチャンチャンをご馳走してくれたことは 一生の思い出です

流木は土砂を安定させる働きがありますが 

倒木の危険も考えられる

両刃の剣にも思える環境の中で定住することは 

覚悟と度胸が要るように映ります

平成8年に見た小谷石の街並みは あまり変化がないように映ります

生活環境がよく住み心地満点 これが伝わってきます 

街を歩くと 潮風が強いのでしょうが 

花の植えられている家が多い 

冬場の燃料の薪を乾燥させている光景も目にする

いろんなものが ふるさとの暮らしの知恵を教えてくれる

訪ねて見ましょう 小谷石を

自らの目で見てみましょう 昔の僻地を 

 


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