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田舎都会からの便り

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旧開拓使函館支庁書籍庫⑦夜の函ぶら探訪・中尾仁彦案内人 

2023年09月04日 03時55分52秒 | 山登り・散策の話

更新は 私が「元気で自遊人」している写真記録の便りです

 

行雲流水旧開拓使函館支庁書籍庫夜の函ぶら探訪中尾仁彦案内人      

函館市・箱館歴史散歩の会・主宰 中尾仁彦さん案内の「西部地区ライトアップ建造物巡り」

中尾案内人は80歳を超えてますが健脚です

毎回2時間30分の案内で話されることは 活字にすると膨大な字数です

説明と同時に写真や図などを使用するので見比べでき とても分かりやすいです

この資料集めは一朝一夕にできるものではない

この作成労苦にも参加者として頭が下がります

中尾案内人の探訪主旨

函館山からの夜景は 香港 ナポリとともに「世界三大夜景」のひとつとされています 函館山からの夜景の素晴らしさは必見ですが 麓の西部地区の元町教会群や函館ベイエリアのライトアップされた歴史的建造物のナイトウォッチングも昼間とは違った幻想的な魅力にあふれ もう一つの函館の顔をのぞかせます やさしく照らし出される「灯」に誘われてロマンチックな風景を間近に見る散策に出かけて見ませんか

コロナ前は130人を超えた参加者でしたが 今は30~40人ほどに制限しての気遣い案内です

連載 第206回西部地区ライトアップ建造物巡り

連載 旧開拓使函館支庁書籍庫

 旧北海道庁函館支庁庁舎のすぐ前にある旧開拓使函館支庁書籍庫は、函館のレンガ建築の中でも古参の部類に入ります。本体は遅くとも明治 13 (1880)年には完成していたと推定され、それに後年、扉の ある突き出た部分が増築されていることから、明治期の函館の「レンガ事情」を知る上で貴重な存在でもあります。

ラビスタ函館ベイに再利用されたレンガと同様、「明治七年函館製造」「明治八年函館製造」などの刻印のあるレンガが見られ、これらが開拓使茂辺地煉瓦石製造所で作られたことを示していますが、この建物ではレンガの積み方も2種類あり、工法の変遷を物語っています。本体は各列とも長手(レンガの長い方の面)と小口(短い方の面)を交互に外側にして積むというフランス積みで、増築部分は長手ばかりを外側にした横1列と、小口ばかりを外側した横1列を交互に積むというイギリス積みになっています。
当初の函館のレンガ建築はフランス積みが主流でしたが、やがて手間のかかるフランス積みよりイギリス積みの方が合理的であるということから、およそ明治 20 年以降、イギリス積みが主流となります。
元町公園界隈は明治 40 年の大火で焼き尽くされますが、レンガ造り が幸いしてこの書籍庫は焼け落ちませんでした。それでも、さらに見舞われた際の用心のため、当初の主流であったフランス積みで造られた本体の入口に、そのころ主流となったイギリス積みで二重の扉を付け足したのです。
なお「フランス積み」は、「フランドル積み」の誤用であり、フランドルとはフランス東北部からベルギーにかけての地名のことです。また書籍庫の壁面に見られるL字型のフックは、防水や防寒のために板や菰で建物を覆う際の支持具として使用されます
 
中尾案内人・苦笑い説明・・・ライトアップ巡りなのに 真っ暗闇
事前の下調べの時は点灯されていたという
 
 
1週間後 私が確認に出向きました
中尾案内人の教えの通り 点灯されてました
「点灯」されてないと「転倒」が・・・
 
 
 
 

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