花子が、友達と花火大会へ行くという。
しかも、浴衣で・・。
え~っと・・。私、帯結べないんですけど・・。
4年前の花火大会では、ネットで調べて、どうにかこうにか結んで仕上げたが、仕上がりは散々でした。
なので、あの時の悪夢が再び~。
しかも、以前の浴衣はサイズアウト??
私が持っている義母からもらった浴衣は、ちょっと地味・・。
そこで、頼るのが実家~。
花子を連れて、母に泣きつく。
すると、実家には2~3枚ほど、花子に合う浴衣があった。
しかも、帯を結べない私のために???作り帯があった~。
帯を結んで、飾りを差し込むだけの簡単バージョン。
それを作った母、すごい。
そして、浴衣のおはしょりも、ろくにできない私の為に、花子サイズに合わせて、おはしょりを作ってミシンで縫い付けてもらった~。
ありがとう~。
ついでに、浴衣用のきんちゃくも出してもらい、準備万端!!
私の手を汚さずに(おっと失礼)、浴衣セットが完成。
「ばあば、すごいね~」という花子に・・。
「花子や、お母さんは、ばあばみたいに浴衣のし直しや帯を作ったりすることはできないからね。あなたの娘には、自分でなんとかしなさいよ。お母さんを頼っても無駄よ!」と釘を刺しておいた。
娘を生むかもわからないし、結婚するかもわからないが、念のため、私に泣きついても無駄だとわからせておかないと・・。
「うん、そうだね・・」と、引き気味の花子。
でも、私も昔はこうではなかった。
洋服も作っていたし、セーターも作っていたし、刺繍もできたし、バッグなどの小物もたくさん作っていた。
ついでに言わせてもらえば、手の込んだお菓子も、これでもかっていうくらい、作っていた。
ばあばが、花子に昔の私の功績を伝える度に、「お母さんも昔は器用だったんだね・・」と言う。
昔は・・・???
いや、今も多分器用だと思う。
でも、なんだかな~。気分が乗らないのよ。
生活に疲れてるのかしら・・。
何で、あんな面倒なことを、ちまちまやっていたのか、私自信、信じられない~。
なので、今、花子が凝ったお菓子や料理を作ると、ほとほと感心してしまう。
よく、そんな手の込んだもの、作れるね・・って。
あ~、私は、そんなの面倒くさ~い・・・って。
完全にやる気ベクトルが下を向いている。
私は、いつからこんなぐうたらな奴になってしまったのだ???
結婚してから、夫や子供たちにエネルギーを吸いつくされたのかもしれない。
そろそろ、純粋に自分の楽しみを見つけないと。
そういう意味では、今も洋裁を楽しんでいる母は、洋裁が好きなんだろうな~。
私は洋裁が好きではなかったんだ・・と納得。
最近、私の「好き」が見つからなくて、困ってます。
P.S
雨で倒れたパプリカたち。
それだけ、雨がすごかった。
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