タイトルは、知っていました。
でも、なぜか、タイトルだけ見ると、重く暗い物語のような気がして、全く手に取ることがありませんでした。
でも、先日、この本の紹介がしてあり、「孫とおばあちゃんの田舎暮らしの様子が・・。」のような事が書いてありました。
な~んだ。魔女・・って、おばあちゃんなのね・・。
と、重苦しい本ではないと判断して、借りてきたのでした。
あっという間に読んでしまいました。児童書なので、薄い・・。
中学校で不登校となった、主人公のまいが、しばらくの間、おばあちゃんの住む田舎で暮らし、その後転校して、新しい生活が始まる。そして、おばあちゃんが死ぬ・・という内容です。
主人公まいの気持ちが、よくわかり、共感できました。
学校で、女子の輪に入るのは、大変だ・・の気持ちもよくわかりました。
ほんと、女子は、どうしてグループになるのでしょうね~。どのグループに入るかで、その後の中学生活がかかってきますからね~。
怖い怖い・・。
「トイレに一緒に行く。」「おもしろくない話でも、笑って話を合わせる。」等も、よくわかります。
そういった内容は、別にしても、おばあちゃんとの田舎暮らしの様子が、生き生きと描かれていました。
野いちごのジャムを作ったり、畑でハーブを摘んできたり、にわとりの卵をとってきたり・・と、なんだか理想の田舎暮らしです。
でも、朝から晩まで働くんだろうな~。
虫がたくさんいるんだろうな~。
やはり、物語の世界だから、いいんでしょうね・・。
読み終わって、じわっと感動する・・そんな感じの本です。
読書の秋に、おすすめします・・。