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24日は「ラルロ」のセミナーへ行ってきました!

2014-03-27 09:25:59 | ワイン屋の店長日記
おはようございます。店長の田口好明です。
◆24日は「ラルロ」のセミナーへ行ってきました!

今や、人気と実力を共に兼ね備えた「ドメーヌ・ド・ラルロ」。そのラルロを2011年から運営を任されてりる”ジャック・ドゥヴォージュ氏”が初来日。青学会館で彼と通訳に”堀 晶代さん”を迎えてセミナーが開催されました。

▼懇切丁寧に説明されるジャック・ドゥヴォージュ氏と通訳の堀 晶代さん▼

蔵の歴史から始まり、気候による葡萄の出来・不出来、テイステイングによるワインの違い・特徴などを順に解説していただきました。やはりこうして、細かに説明を受けるとぐっと生産者と近づいたように感じます。思い入れも湧いてきますね。

▼白:2種類、赤:4種類をテイスティング▼

(左から)
・ジェルボット・ブラン2011
・クロ・ド・ラルロ・ブラン2011
・プティ・プレ2011
・クロ・ド・ラルロ・ルージュ2011
・クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュ2011
・クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュ2007

以上を順にテイスティング。ジェルボットはトロピカルなニュアンスとミネラル感が特徴。クロ・ド・ラルロ・ブランはフレッシュ感と丸みを帯びた味わいとの複雑さがいい。プティ・プレは赤黒果実系の甘味を感じ、非常に親しみやすくイキイキとしています。クロ・ド・ラルロ・ルージュは力強さとエレガントさを合わせもち、やはりクオリティ高い。クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュ11はクロ・ド・ラルロ・ルージュより色調もやや濃い目。さらに奥深さとバランスのよさ、複雑さがあります。07はやや熟成感が色調に見られます。飲むとやはり11より柔らかなニュアンスが伝わり、今飲んで美味しく楽しめます。07は早熟タイプ。やはり長く寝かせることなく、今から5年以内ぐらいに飲んだほうがよさそう。

やはりこのような生産者から直接聞けるセミナーは貴重ですね。本当に我々との距離も縮まりました。終始、笑顔で且つスムーズに説明されるドゥヴォージュ氏に好感を持ちました。セミナー中の畑の説明も興味深かったです。特にクロ・デ・フォレの縦に伸びる高低差のある畑から3つのキャラクターの葡萄が出来、瓶詰めの段階で融合され、より複雑さとコク・豊かさが感じられるのだそうです。

2012年は収穫が45%減ったそうです。厳しいですね。円安もあって価格も上昇。ちょっと仕入れる側もエンドユーザーの方も躊躇します。でも出来は良さそう。テロワールが表現され、エレガンスであり、タンニンもシルキー、コクもあります。量は少ないですが品質は報われていますよ!と締めくくってくれました。

とっても勉強になりました。今後もこのようなセミナーを逃すことのないように参加しようと思っています。そして、お客さんに細かにお伝えしたいと思っています。

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