猫専科

猫、そしてその他も愛する人へ

若草の萌えるころ

2011-05-19 16:58:13 | 映画
高校生の頃から気になってる映画があるんだ。 ジョアンナ・シムカスの「若草の萌えるころ」。高校一年の時にTVでみたんだけど、よく分からなかったの。話の展開は確かに散漫だけど、女優の魅力と画像の美しさが素晴しいのと、気になった台詞があったから気になってた。主人公は女子大生なんだけど、子供の頃から仲良しでママと三人で同居しているジータ伯母さんがある日心臓発作で倒れて、もう長くないと言う。危篤になった時に主人公は耐えられなくて家を飛び出して夜の街を彷徨うんだ。酒場でもめたり、警官に政治的な事で喰ってかかってもめたり、音楽家にナンパされたりといろいろあるのその夜は。途中に出て来る回想で、ジータ伯母さんの、おじいちゃんが出征して行く時に(背景はスペイン戦争後のパリ)伯母さんも家族も止めたけれど、「人間はいつも多くの一部だ」と言って出征して行ったという話なのよね。これは大切な言葉のように思えたの。なんでかは分からないけど…。一見中身のないお洒落な、長い金髪とトレンチコートばかりが印象に残るお洒落な映画の振りしてホントは、すごく堅い映画なんじゃないかと思って。震災から少し経って、私そんなことを思いました。

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