山形大学庄内地域文化研究会

新たな研究会(会長:農学部渡辺理絵准教授、会員:岩鼻通明山形大学名誉教授・農学部前田直己客員教授)のブログに変更します。

文久三年 月山湯殿山羽黒山道中日記(山形大学農学部図書館所蔵)

2015年09月13日 | 日記
文久三年 月山湯殿山羽黒山道中日記(山形大学農学部図書館所蔵)

出羽三山の旅日記の画像をアップしました。
 文久三年(1863)の出羽三山道中日記です。群馬県の福地書店より購入した古文書です。この史料の写真を論文などに引用される場合には、必ず所蔵先を明記いただき、私宛に、ご一報ください(imichiaki@mail.goo.ne.jp)。
 この史料の作者と居住地は不明であるが、冒頭に栃木県の壬生、終わりに群馬県の太田という地名がみえるので、おそらくは栃木・群馬県境付近の可能性が大きい。
 途中、八溝山を経て、奥州街道を北上し、仙台城下町から松島を見て、石巻から金華山に渡り、古川から銀山温泉、尾花沢を経て、古口から最上川の川舟で清川で下船して羽黒山へ至る。
 羽黒山御本坊(山頂の御本社)に詣り、月山に登り、湯殿山へ下って、仙人沢から田麦俣、大網を経て、金峯山(きんぼうさん)に詣り、湯田川温泉を経て、帰路は日本海に沿って、村上から新潟を経由して、柏崎から高田を経て、柏原から戸隠へ詣り、長野善光寺を経て、中之条から伊勢崎を経て、帰路についている。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画をめぐる現代民俗-日韓... | トップ | 江田先生の学問と私(「山形... »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事