メディカル・ヘルスケア☆いのべーしょん

医療と健康(ヘルスケア)融合領域におけるイノベーションを考察するブログ

ヴィンテージチノ

2011-01-15 19:07:09 | 日記
本日は趣向を変えて、、、

ヴィンテージという言葉に弱い。

比較的古い年代のものを指す言葉として用いられ、ワインやジーンズによく見られる
あるいは古い年代のものを復元したレプリカにも用いられる。

ユニクロの’ヴィンテージチノ’に目がとまった。
U.S.ARMYのM-41を復刻したもののようだが、ボタンフライはジッパーに、シルエットは現代風にアレンジしている。ヴィンテージと名がつくだけあり、フォルムは再現され品質は高いが、その他のメーカの類似レプリカに比し驚くほどの低価格で販売されている。サイトで調べると現在販売されているモノは6thのようである。

1st,2ndでは東洋紡のDIA5500という高級繊維を用いていたが、徐々に簡素化されていっている。3rd以降、そっくりな繊維であるもののDIA5500は用いられていない。並べてみるとDIA5500の方が色が濃く、そしてゴワゴワ感やムラ糸感(ジーンズでいうところの縦落ち感)があって、よりヴィンテージ色が強い。

6thの脇に5thが併売されていた。
5thと6thを比較すると、フォルムが幾分細くなったほか、目につくのは、ドーナッツボタンとジッパーがヴィンテージ感たっぷりだった金色から、銀色に変わっている。裏地のヘリンボーンに印刷されていたORIGINAL WASHの文字が無くなっている。また真後ろのベルトループが、他のループよりも少し長く上にはみ出していた(1stからずっと)が、6thではそれもなくなっている。
明らかに簡素化し原価率UPを図っているように思える。1stから見ればなおのことかもしれない。これも企業の利益率改善戦略なのか。

数が残り少なくなっている5thを迷わず購入した。

まだ歴史の浅いユニクロだが、同じ商品名でも年式や型番によって違いがあって、リーバイス501のような歴史的なヴィンテージジーンズにウンチクがあるように、それなりに面白い。

医療のネットワーク化

2011-01-15 13:16:23 | 医療
 小売業の世界では個人商店の売り上げははかばかしくなく、統合型の大規模なショッピングセンターなどが勢力を増している。特に地方都市においてその傾向は顕著であり、昔ながらの商店が並んだ商店街は近くの大型のショッピングセンターに客を奪われ閑散としている。個人レベルの営業が大規模資本に屈する形となっている。
 また、統合型であっても百貨店は勢力を失っている一方で、専門店、特にその店ならではという店は小規模であっても好調のようである。さらに実際に店舗をもたなくてもインターネットを有効に利用した販売形態で業績を伸ばしているショップもある。

 翻って、総合病院、大学病院では、病院勤務医が続々辞めることで診療科の休診が相次いでいる一方で、開業医(診療所)や小規模の専門病院に流れているケースがある。

 この状況は上記小売業の状況とは逆の現象のように感じる。この状況が進むと、どういう事態となるか。

 医療サービスの利用者からすれば、一次的な診療は診療所で行うとしても、詳細な検査や複合的な治療は、有床で様々な診療科を有する総合病院の方が都合がよい。診療所ではレントゲンを撮ったり、各種の様々な診察をしたり、複合的、多角的な診療が不可能である。
 利用者が診療所に行って、疾患の種類が判って、また個人で精密検査をするための総合病院を探して、というのは非常に不都合である。
 
 不都合を埋めるべく、それぞれの診療所や専門病院のネットワーク化が進み、インターネットのポータルサイトのようなトリアージ機能を有する、総合病院や複数の診療所等様々な医療機関と契約を結んでディレクトしたり医療機関同士をコーディネートする機関が出てくるかもしれない。そこでは簡易的なスクリーニング機構も選択先の一つであるか、あるいはこのスクリーニング機構そのものがディレクト機能を果たしてもよい。フリーの看護師や薬剤師がディレクト機関の指示に従い、普段勤務している医療機関とは別の診療所などに出張する営業形態もでてくるかもしれない。