メディカル・ヘルスケア☆いのべーしょん

医療と健康(ヘルスケア)融合領域におけるイノベーションを考察するブログ

頑張れ東北!頑張ろう日本!

2011-03-19 08:56:58 | 日記
未曾有の大災害である。

特に福島の人は地震のみならず、津波、放射能漏れの3重苦。
どこぞの外務大臣が献金問題で辞任に追い込まれた、平和ボケしていた頃が嘘のようである。

東北の方々は大変な状況のさなかでも多くの人が感謝を口にしている。
夫の亡骸が見つかった或る夫人は、
「見つけていただいて有り難かった。見つからなかったら一生悔いが残るので幸せです」

涙が出てくる。

いま何がほしいかの問いに対して彼らは言う。
「温かいごはんと普通の生活がほしいです」

普通の生活。
この生活をかみしめようと思う。

自身も震災にあわれて肉親も不明な介護士は、「今やれることをやっている」と笑顔で語り、必死に他人の世話をして皆を元気づけている。

助けてあげなければならない東北の方々に逆に元気づけられている。
彼らに大切なものは何かを教えられている。

アメリカのメディア等でも大特集を組んで日本の大震災を報道しているとのことだが、
災害時につきものの略奪が起こることなく、総じて、日本人の忍耐強さ、大災害に直面した際の秩序感覚、黙々とやるべき事に立ち向かう姿、被災者同士がより高齢な方に食料を譲り合う他人への思いやり等々、「日本人の美徳」を賞賛する報道が多いとのこと。

被災された人に対して不謹慎かもしれないけれど、災害によってよかったことがあるとするならば、日本人としての矜持をもてたこと。普通の生活のありがたみを再認識できたこと。そして忘れてはならないのが電気やガソリンの大切さを改めて思い知らされたことである。

停電してしまうと何もできない。
テレビをみることはおろか、暖房や給湯といった生活の隅々に至るまで電気がないと無力であった。

電気を空気のように考えてたかもしれない。
そして無尽蔵に石油や電気があるかのごとく振舞いすぎていた。
’常識的な感覚’をとりもどし、考えや行動を改めようと思う。

原発はまだまだ予断を許さない状況が続くが、
亡くなられた多くの人のご冥福と非難されている人の笑顔が取り戻せる一日も早い復興を祈ります。

合掌。